2013年04月09日
春ですね。
この前、前の会社の同期の子と飲みに行ってきました。
同期といっても、まぁ派遣だったのでリアル同期ではないのですが
お誕生日が4日違いの、同級生だったので
話もあうし、あの会社で唯一の本音トークができる相手でした。
実は、一時期つきあったことあり・・・笑
でも、お互い友達としての方がしっくりと
くるということで、話し合って別れました。
それから、普通に友達!
もう、4年くらい?
この4月から、転職する事にしたらしく
そのお話とか、近況報告とか、、、
6時間話しっぱなしでした。
彼は、すごく責任感があって
嘘のつけないまじめタイプ。
私は、責任感はある程度あるけど
責任とりたくないなぁ、できたら逃げたいなぁ、
嘘はつかないけど、イヤなことからは
笑顔で逃亡しようとするのらりくらりタイプ。
だいぶ、私のことがうらやましかったらしい。
お酒入るたび、てっぱんでいつも言われる。笑
実は、跡取り息子で、お父さんの期待とか
一身に背負っていて、会社でも、社外での風当たりも
よくなくて、私的に(奴も自分でいってたけど)仕事内容も向いてなくて
かわいそうだなぁ・・・と思ってた。
しかも、別れてから仕事が全然うまくいってない感MAXで、
私にふられて、傷心なんだとか色々言われてて、
申し訳なかった。
正確には、ふってないけど!!
がんばっているのに、私と付き合ったことで
仕事に真面目に向き合ってないとか言われてて
すっごく、腹がたった!
会社の人たちは、知らなくて当然だし
説明もしなかったけど、
彼とは、会社に入る前に会ったことがあって
私の女友達の、彼氏候補の男の子の知り合いだったので
ご飯にいったことあった。ので、
会社の人っていうより、知り合いで
知っている人に会社の内情を探るのは
当たり前の流れで、そりゃ仲良くなるでしょ!って思った。
派遣会社の指定した派遣先が
たまたま彼の会社だったのには
本当にびっくりしたけど、、
お互い、大人だし公私混合はしてなかったし
攻められる事なんて何もなかったのに
他人の好奇の目は怖いなって思った。
小さい会社だったので、
付きあって別れた事はほとんどの人が
知っていたし、役員のおじいちゃんたちには
どうにか元サヤれないか、打診されたり
してたけど、お互い付き合っている人もいたし
笑ってごまかしていた。
彼は、すごく誠実な人で
継ぐという運命を、精一杯受け止めようとしていたし、
努力もしていた。
本当に頑張っている相手に
「頑張ってね」なんて、死んでも言えないな。
と、思った。
そんな子だった。
別れてから、半年後、ある朝メールがきた。
そのとき、会社は震災の影響で帰休をしていて
平日休みなんて新鮮だなぁ・・・とダラダラしてた。
『心が限界を迎えました』
胸が、締め付けられるくらいぎゅうって痛くなって
おそるおそる電話した。
何回目かの発信音で
電話にでた彼は
声にはりがなくて、
私のしってる彼じゃないみたいで
メールみたよ。っていったら、
ただ、「うん。」って答えた。
1人にしていたらダメだ。
直感的に思ったから、
会いに行こうか?って聞いたら
「実家にいるから、大丈夫」って、
ほっとした。
結構前から、会社で会うたび
顔色も悪くて、元気もなくて、
病院いきなさい!
と母親みたいなことを言って、
○×病院は先生がいいよ!
と勧めていたのだけど
忙しいから、、、大丈夫だから、、、と行かなくて、
そうゆう頑固なところ嫌い!っていうと笑ってた。
「言ってた病院、行ったよ」
って、うん。っていうと
「それで、いっぱい検査して、うちの病院では治せません。
心療内科にいってみてはどうですか?って言われた」
って、そっかぁ、行った?って聞いたら
「うん。若年性そううつ病と、パニック障害と
ストレス性睡眠障害だろうって、薬もらった」
なんでなんだろう、
3年も経っているのに
このやりとりだけは
忘れることができなくて
色あせなくて、
私の贖罪なのかもしれない。
友達甲斐のない奴だった私。
引っ張ってでも病院に連れて行くことも
できたのに、しなかった。
堪えてるのわかってたのに
彼氏が嫌がるから、ご飯にも誘わなかった。
そのうえ、彼女さんにも悪いしとかいいわけしてた。
あの会社で、唯一本音が言えるのは
お互い様だったのに。
別れてからも、いい友達だよね。って
二人で笑っていたのに
全然いい友達じゃなかった。
自分にむかついた。
去年の夏くらいに話したときに
すっかりよくなって薬も少なくなったし
発作もでてないって言っていたし
顔色もよくて、出会った頃の彼そのものだったので
安心していたのだけど、
今年の2月くらいに悪化して
まったく会社にいけなくなったらしい、
会社の経営状態や、今後の展望
自分自身の年齢や、将来のこと
彼に大きく乗りかかって
動けなくなったらしい。
私は、去年退社していたので
全然知らなくて、
そう話す彼の顔には
以前のような陰りはなかった。
あぁ、この人は乗り越えたんだなって
思った。
この年齢になって
同い年の人の成長を垣間見た。
自分で乗り越えれた事実は
自信に繋がる。
今年の春は、すばらしい春だ。
そんな、彼のスタートを
祝福したい。
おめでとう。
また、もう少し時間がたったら
一緒に飲みに行こう。
私も、たくさん話すネタを仕入れておくから。
愚痴だっていいし、うまくいってなくてもいい
くだらない話でも、しょうもなくてもいい。
ビールで乾杯して、いっぱい笑おう!!!
親愛なるMへ。