2017年05月21日
言葉を武器に・・・ 映画『グレート・ディベーター 栄光の教室』
初公開日:2007年12月25日
黒人差別がはびこる1935年 アメリカ・テキサス州の町には白人専用ベンチが設置されていた。黒人が通うワイリー大学の教師:トルソンは著名人の詩を冒頭に講義を始め、黒人の社会的待遇を皮肉り、生徒たちの笑いを取る。トルソンはディベート・クラスを立ち上げ、参加者を募っていた。
その結果、45人の候補者が集まる。最終的な4人を決めるため、トルソンは選考会を開き、候補者を集めて児童労働についての論題を出して1人目を肯定派として実際にディベートさせた。選考は進んでいき、このために転校して来たと言うブックという女性生徒に福祉についての論題を出した。
彼女のディベートにトルソンは三段論法を説き、大前提→小前提→結論が崩れていることを指摘し、ブックを座らせた。次に指名したロウには、与えたテーマから文学作品の引用をさせた。ロウは次々にトルソンの与えるテーマにスムーズに答えていく。
その時、ブックにこそこそ話しかけていたファーマーがトルソンに立たせられ、ベツレヘム鋼鉄会社という単語を皮肉らせられた。ファーマーの答えに満足したトルソンは彼を座らさせた。そうして・・・バージェス、ロウ、ブック、ファーマーの4人がディベート・チーム選ばれたのだった・・・。
黒人差別が横行している時代のアメリカでディベート(討論)で戦った黒人たちを実話に基づいて描いた映画。デンゼル・ワシントンはこの映画の監督兼生徒たちを支えたトルソン役で出演しています。差別の歴史は古いですが、まだまだ差別は無くなりませんね・・・
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