2016年10月21日
幸せを取り戻した代償・・・映画『ザ・ドア 交差する世界』
日本公開日:2014年2月1日
閑静な住宅街に住む画家のダヴィッドは愛する娘レオニーと住んでいた。ある日、レオニーは青い蝶を見つけ、捕網を持って追いかけていた。ダヴィッドは蝶採取に夢中になっている娘を自宅に残して近所に住む愛人の元へと行き、愛し合う。
ダヴィッドは帰宅するとレオニーの姿が無いことに気付く。そして、庭のプールに捕網が浮いているのを見つけると一目散にプールへ飛び込み、水中に沈んでいるレオニーを引き上げようとするが、彼女の靴ひもがプールの底にある排水溝に絡まって引き上げることができず、ダヴィッドは水中で絶叫し、レオニーを抱きしめた。
その出来事から5年後の冬、ダヴィッドは別れた妻マヤの住むマンションに娘を死なせてしまったことへの謝罪を死に向かうが、同棲している男性に引き止められてしまう。しかし、奥から出てきた妻に謝罪を入れるが、冷たくあしらわれて追い返されてしまうのだった。
全てを失ったダヴィッドは自宅のプールに身を投じて自殺を図る。意識が薄れていく中でダヴィッドは白い砂浜が広がる海岸でレオニーの姿を観るが、様子を見に来た友人のマックスに救助され、現実に引き戻された。ダヴィッドはそのままマックスにバーに飲みにつれて行かれる。その帰り道、ダヴィッドは雪で足を滑らせて転んでしまうと、目の前に横たわる青い蝶を見つけて手に取る。すると、青い蝶は飛び立ち、ダヴィッドをドアで閉ざされたトンネルに導いた。その先には・・・。
過去に縛られている人も多いんじゃないでしょうか。「なんで、あそこで〜したんだろう」とか、「ああしとけば良かった」など後悔することがあると思います。もし、その後の人生を左右する重大な出来事が起きた日に戻れるとしたら?そんなことを思わせてくれる映画です。ダヴィッド(マッツ・ミケルセン)はもう一度、悲劇の日に戻るチャンスを手に入れます。
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