きみよblogーきみぶろー

お正月。
父を田舎に置いてきました。
「また2月に迎えに来るから」
「おーおー、こっちの事は気にせんでえーけんのー」
と見送ってくれた父は、そう言いながら涙ぐんでいました。

とても泣き虫な父は、私の子供たちが帰るたびに泣きます。

私は2月に父を迎えに行く新幹線のチケットをとっていました。
私の娘も「一緒に行こうか」と言っていました。
しかし息子から
「ちょっとまずいよ。今、帰ったらダメよ」
と新型コロナウイルスの事、そして説明を聞きました。

私が万が一、ウイルスの保菌者だった場合、父に感染してしまう。
そしてそれが地元で蔓延したらとんでも無いことになると。
だから行ってはいけないと止められました。

父は79歳。
膝が悪いだけでとても元気です。
でも、年齢から何があってもおかしくない。
父には頻繁に電話をかけているものの
いつ逢いに行けるかもわからない。
寂しくないだろうかと思うけど
お互いが電話口では明るく振る舞っています。

さっきニュースで、まだ1年は自粛と出ていました。
長いです。
新型コロナウイルスが憎いです。
せめて、もっと早く入国を止めていてくれたら・・
こんなに蔓延してなかったかもしれないと思うと悔しいです。
志村けんさんだって、命を落とさなくても大丈夫だったかもしれない。

沢山の命が新型肺炎で消えていっています。
私だってわかりません。

救えるのは誰ですか？
信じていいのは誰ですか？

私はまだまだ父に親孝行がしたいのです。
でも逢いにも行けません。

お正月の時点で知っていれば、私もすぐに迎えに行ったのに。。
前を向かなければいけないとわかっていても落ち込んでしまいます。