キミハカルマ～美しい思い出と引き換えてももう僕はかまわない～: ひび割れたビー玉の心

2022年02月07日

キミハカルマ～美しい思い出と引き換えてももう僕はかまわない～

2022.02.06

今回は…
"キミハカルマ"

伝説的な、あるいは運命的な「愛」について歌われているこの曲。

2005年11月16日に発売された「H album -H・A・N・D-」に収録されているこの曲は、"99% LIBERTY"や"Black Joke"などの作詞も手がけている前田たかひろさん、作曲はSMAPなどのアルバム曲も手がける大智さん、編曲は"SNOW!SNOW!SNOW!"なども手がける家原正樹さんという布陣での楽曲。

どうしてこの曲は曲名がカタカナなんだろう。
そもそもカルマとは…
karma
名
《ヒンドゥー教・仏教》カルマ、業、宿命、因縁
〔善い・悪い行いに対する〕報い
〔人・場所・物などから発する特徴的な〕雰囲気

https://eow.alc.co.jp/search?q=karma

らしい。
どこか輪廻と強い結びつきがあるイメージですが、"キミハカルマ"ってどういう意味なんだろうか。

アコースティックな雰囲気と、綺麗なコーラスが耳に心地良く、イントロから引き込まれます。

1番のAメロとBメロのつなぎ、「帰らない」と「愛の気持ち」が被っているのが印象的だよね
愛するふたりの気持ちが重なり切らない表現なんだと勝手に解釈しています。

サビは聴いていて心地良い歌詞の並びで、頭に残って離れない。
何回生まれ変わっても「君」に巡り合ってしまう。そして「最初の恋をする」
「最初の恋」ってことはどんなに忘れてしまってももう一度愛を育みなおすってことなのかな。
「何度でも生まれて何度死んでも」「君」のことは覚えているのかな。

ラスサビの前のBメロの歌詞がこの曲の最大の「愛」だと感じています。剛くんの「もうはなさない」が細い声で、でも力強くて、大きな愛情を感じるんだよね。
こんなに直接的な歌詞はKinKiっぽくないっていうか…らしくない…って思うけど
アイドルが歌いそうな歌詞なのにメロディーが相当切なくて、そこだけはKinKiらしさが詰まっています。
KinKiのふたりが歌うとそれだけで切ない雰囲気がでるよね。

生死とか運命とか時間軸とかいろんなものに縋った「僕」の
悲しくも前向きな歌詞がこころに刺さるよね。

"キミハカルマ"が収録されている「H album -H・A・N・D-」はこちら↓