あれもこれも　なんでも　気になる

　広島に赴任してから、もうすぐ半年
子供の夏休みを利用して、広島市の平和記念公園へ行ってきました。

私も嫁も、初めて。

　テレビでは、何度も目にするのですが、来て見ると感じるものが、ありました。
最初に目にしたのが、原爆ドーム。

　上の子も、まだ小学校低学年。下の子なんて、幼稚園に行き始めたばかり。
まだ、早かったのかと感じながらも、原爆ドームを一周。

とても、静かに佇む原爆ドームに、正直、少し考えさせられました。


　それから、時間も遅かったものですから、原爆資料館へ急いでいきました。
中で目にするものの、重苦しさ。
感じるものや、考えさせられるもの、胸が苦しかった。

　上の子も、色々な展示物を食い入るように覗き込み、下の子は、親二人に、質問攻め。
小型車1台くらいの長さの物だったそうです。

　原爆ドームの丁度真上上空　６００メートル辺りでの爆発と書いてありました。

　上の子が、「あ！」って、駆け寄ったのが、少女の生きた証の年表。
「佐々木禎子さん」（ささき　さだこ）の年表でした。
2歳で被爆。12歳までの短い人生を、ずっと、年表にされていってました。
　娘に、なぜ知っているのか聞くと、禎子さんのお兄さんが、学校に来て、お話を聞かせてくれたようです。

　その様な内容かは、正直、聞く勇気がありませんでした。
胸が苦しかった。

　今年、オバマ大統領が、就任されている大統領で、初めて、広島を訪問礼拝されました。
資料館の最後に、その時の様子と、直筆の言葉、また、大統領が折られた折鶴が2羽ありました。

　閉館時間になった為、子供達の背中を押す様に、資料館を後にし、車へ。


　帰りの車の中で、下の子が、発した言葉が、重たかった。
「何で喧嘩したのかなぁ？（戦争を多くの大人の喧嘩と思っています）」
「爆弾が悪いんじゃないよね。喧嘩が悪いんだよね。」
「でも、喧嘩したら、先生にいつも、二人とも怒られるよ。」

　二人とも怒られる。

　そうですよね。誰がじゃないんですよね。
あの時代が、悪かったのかもしれません。

　書きながら、今も、思い出し胸が苦しいです。
明日は、8月6日・・・
　本当に、皆様のご冥福をお祈りいたします。