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2015年01月21日

【解読ができない謎の古文書】「ヴォイニッチ手稿」の不思議について


サンプル
出典: sogoods1.blog14.fc2.com


ヴォイニッチ手稿は、ほかのどの言語でも見られない謎の文字で記されている手稿。
1912年にイタリアのモンドラゴーネ寺院でアメリカの古書収集家によって発見された。
この手稿は230ページ以上の膨大なページ数からなり、本文と共に多数の見たことが無いような挿絵も描かれている。

その大半は植物系の挿絵であるが、他にも銀河や星雲に見える絵やプールや浴槽に浸かった女性の絵などの幻想的な絵もある。
今まで発見されてから多くの暗号解読の専門家や学者たちが解読を試みたが、その試みはことごとく失敗しており、今だに解読されていない。



「ヴォイニッチ手稿」についての解読


この手稿に対し、これまで様々な化学者や暗号解読者達が解読を試みたが、今だに完全な解読には至っていない。
しかし、その中には一定の解読まで達したものもあった。


【1921年】
初めの解読はペンシルヴァニア大学哲学教授ウィリアム・R・ニューボールド博士によって行われた。
彼は手稿の表面を拡大して調べ、そこに古代ギリシャで用いられていた種類の速記法の痕跡を発見した。
因みに速記法とは言葉を簡単な符号や記号にして人の発言などを書き記す方法で、よく議会や法廷の発言などで利用されています。
そしてその速記法の痕跡から研究を進めた結果、ヴォイニッチ手稿は13世紀、自然科学者のロジャー・ベーコンによって書かれたものであることが分かる。
彼が顕微鏡を発明し、それを用いて書いた暗号書であるという結論に達した。

しかし、ボールドが主張した筆跡の特徴はインクの自然なかすみである事が判明し、さらに説の中に様々な矛盾点もあったことから現在ではその説は否定されている。


【1940年代】
二人のアマチュア暗号家、ジョセフ・M・フィーリーとレオネル・C・ストロングがヴォイニッチが解釈を試みた。
フィーリーは換字式暗号の技術を用いてアルファベットをヴォイニッチ手稿の文字に割当てて解読を試みたが、文章は特に意味をなさず、その試みは失敗に終わった。

一方、ストロングは解読プロセスは不明であるが、手稿はイングランドの学者アンソニー・アスカムなる人物の手による薬草学の本であるという結論に達した。
そしてそれを元に実際に処方箋を作り、その効用も認められたのだが、解読プロセス方法を世間に公表しなかったため、広く受け入れられなかった。


【1945年】
日本帝国海軍の暗号を解読した米軍の天才暗号解読者ウィリアム・フリードマンが研究団を組織してヴォイニッチ手稿の解読に挑んだが、途中で研究を中断し、そのまま研究団も解散してしまった。彼はこの手稿に対し、いくらかの推測を持つ事は出来たらしいが解読に至ることはなかった。


【1887年】
アマチュアの文献学者ジョン・ストイコが手稿はウクライナ語から母音を除いたものであるという結論に達した。しかし彼の解読した文章は意味不明となり、それらは描かれている挿絵、あるいはウクライナの歴史と比べても一切関連性のないものであったことから失敗に終わっている。


【1987年】
レオ・レビトフという医師が手稿はカタリ派の信者によって書かれたものであると主張した。
彼の説によると、手稿は中世のフランスに存在した異端のセクトによって様々な国の言語を混合して書かれたものであるとしたが、解読された訳文はカタリ派の文章と明らかに反していることから失敗に終わっている。



「ヴォイニッチ手稿」についての様々な解釈


「ヴォイニッチ手稿」が発見されてからこれまでに、手稿に使われている単語や文章を解読する中でさまざまな解釈がされている。

  1. 未知の言語説
  2. ヴォイニッチ手稿の単語や文章には単なるデタラメとしては奇妙な規則性があることから、我々がまだ知らない地球外生命体や古代文明が使用していた未知の言語では?


  3. デタラメ説
  4. その異常なまでの難解さから手稿は暗号や未知の言語で書かれたものではなくデタラメでは?
    しかし、手稿が単なるデタラメだったとした場合、一体何の目的があって230ページにも及ぶ膨大な手稿を作成したのかが謎である。
    しかもそれは単語や文字に奇妙な規則性を兼ね備えている。
    結果、この説は否定できると思う。


  5. お金目的の巧妙なでっち上げ説
  6. この手稿は1582年にルドルフ2世が現在の貨幣価値にして5万ドル(約500万)相当で買い上げたと伝えられている。皇帝から金を詐取するため偽造では?


  7. 薬草学に関する何かの知識か見解が記された研究書説
  8. 挿し絵に植物が多いことから、薬草学に関する何かの知識か見解が記された研究書であり、宗教的迫害から守る為に独自の暗号を使ったのでは?



キール大学の科学者ゴードン・ラグによる近年になっての解釈



1.未知の言語説について


キール大学の科学者ゴードン・ラグがこの手稿の規則性を明らかにする為に、手稿に使われている文字をそれぞれ一旦ローマ字に置き換えて文章を比較した。

すると、「qokedy quokedy dal quokedy quokedy」といったような並びで言葉が書かれている事が分かった。
しかし、こうした単語の配列は既存のいかなる言語にも見られないパターンであることから、この言語がまだ我々の知らない未知言語である可能性は非常に低いと考えた。



2.デタラメ説について


彼はさらに手稿に使われている単語の文字の長さを統計的な視点でアプローチした。

手稿に現れる多くの単語は5個から6個の文字列から成り立っている。
一方、それよりも短い文字数の単語、長い文字数の単語は極端に少ない。

単語群を文字列の長さと出現数を基準にしてグラフとした場合、中央部分、すなわち文字数が5個か6個からなる単語をピークとし、ほぼ左右対称な山型の曲線を描く。

しかし、手稿の言語をグラフ化したものと既存言語を比較した場合、既存のあらゆる言語では5個か6個よりも短い単語かそれよりも長い単語が多く、グラフは左右非対称のグラフとなってしまう。
こうした理由からヴォイニッチ手稿が単なるデタラメである可能性が非常に低いと彼は考えた。



3.お金目的の巧妙なでっち上げ説について


16世紀に利用された単純な暗号化ツールを利用することで、ヴォイニッチ手稿に描かれたものに近い、曖昧な規則性を再現することが出来る事を彼は発見した。

その暗号化ツールは「カルダーノ・グリル」と呼ばれるもので、1枚のいくつか穴が開いたカードと桝目の中に文字や音節を書き込んだ表を使用する。

使い方は桝目の中に文字や音節が書き込んである表の上にいくつかの穴を開いたカードをかぶせ、カードの穴を通して見えた文字や音節をつなげて単語を合成するだけである。


ただ、この発見によりヴォイニッチ手稿が捏造であることの証明にはなっていないが、彼は「でっち上げ説」を強く指示している。

理由は、当時このツールを使用してこの膨大な書物を作り上げた人物がいたからである。

それは悪名高いウソつきにして魔術師・錬金術師と言われているエドワード・ケリーという人。
このヴォイニッチ手稿をでっち上げてルドルフ2世に現在の価格にして約500万円程度で売りつけたとゴードン・ラグは考えている。




最後に


これまで何十年と多くの暗号解読の専門家や学者たちが挑戦しても解けなかったヴォイニッチ手稿。
今でも確実に断定できる証拠は無く、真実は謎のままです。
僕はこれまで長年言われて来た仮説「でっち上げ説」が一番濃厚であると思います。
あなたはどう思いますか?

どう言う理由にしてもこういった謎多きものは想像力が刺激されていいですね。
それでは!







posted by かてきん at 22:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 不思議
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楽しいこととくだらない事が大好きな妄想大好き20代後半の男。 僕の脳内は中学生で止まってしまっています。 だから時々へんてこな妄想をブログに書くかもときもありますが、どうか暖かく見守ってやってください。 そしてこのブログのテーマは、僕が趣味にしていることや気になったニュース、普段の生活で感じたことや便利だと思ったものを紹介します。 それではどうぞよろしくお願い致します。
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