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2010年08月16日

二日目を終えて


とても勉強になり、収穫も多かった。
指導者の役割の時間、これからどういう指導と生徒にどう接するかを、改めて見直す事ができた。
私の性格上、ガミガミいうタイプではないので、このやり方はいいのか?
もう少し厳しい指導でもいいのでは?と迷いもあった。

練習内容は厳しくても、かける言葉まで厳しくする必要もない。
ほんとの頭にくることもないので、怒ったふりをし刺激を与える程度なものでOKなのだと思う。

子供や生徒が、気づいてくれるのが目的なのですから。

コーチ(coaching)は、馬車という意味。のing系。
馬車で人や荷物を目的の場所に導いて上げることなのです。
生徒の自発性を引き出す事が大事。
出口(目標)を明確にし、生徒それぞれが自分で、その出口(目標)に向う手助けをするのが、指導者なのだと学びました。
どこを通ろうと、時間がかかろうと、出口(目標)に近づけばいいのです。

ここで提案!この講習に参加したひとは、少なからず感じているだろうが…。

生徒、先生、学校、大学、実業団、すべての空手選手の目標を世界!に決めましょう!!

お前が何言ってるんだ!と言われそうですが、世界基準で物事と、行動を決めないと、日本は置いて行かれる。
足並みがそろってないと、どこに向かっていいんだか選手が迷うだけです。

上が動かないなら、町道場から世界を見据えないと!現にハワイの小高先生は、小さなハワイの島から世界を見ているし、世界を相手にしている。
出来ない事は無いのです。
そういうモデルケースを、有効に使わないと!

共通科目なので、他の日体協に登録している種目の先生方が多数!
異文化というか、他のスポーツの取り組みやJOCの考え・指針、日本としてもスポーツに対しての世界との取り組みなども聞けた。
空手はかなり遅れている。

日本は、学校に依存しているし、6・3・3・4で、チャンピオンを目指しているのが現状。
これに実業団がプラスされている感じかな?

海外は、長いスパンで世界を意識した指導をしている。

文部化学省が2001年だったかな?、スポーツ振興基本計画を発表しました。
「我が国の国際競技力の総合的な向上方策」
2005年までに、全競技団体が競技者育成プログラム策定!

こんな事、今回の講習に出ていないとわからなかったし。
2005年までに、空手も作っているはず。

作ってあるのなら、もう5年も大事に持っているだけ、有効に使っていない。
動くなら5年もたってないと思う。
ちゃんとトップダウンしてこない!
あるのかもわからないし。聞いた事なかった、

他の競技スポーツは、科学的な検知から、それに基づいて、指導を始めている。
今のナショナルチームも科学的なデータ、実績、情報に基づいて合宿しているとは思えない。気合いと根性と勘で世界に向かっていくのか?

Jr.指導の合宿や練習のノウハウがわからなければ、Jr.NIPPONの活動にリサーチしたり、聞けばいいし、餅は餅屋で、まかせて補助すればいいのに!

情報の共有化が出来ていない。

もったいない!やることいっぱいあるのに…。

全空連は、広報をおいて、もっとメディアに働きかければいい。

フェンシングでメダルを取った太田選手がいるおかげで、地方のフェンシング教室は、オリンピック後に、問い合わせや入会が増え、恩恵を受けている。

オリンピックの正式種目ではない空手は、そうした自然な広報が出来ないのだから、動かないと!世界が動くのを待っているんか?ルールも活動も考えも、政治、ロビー(笑)も、後手後手は否めない。

武道だ!スポーツだ!という議論は置いておいて、10年後、20年後のビジョンを地区、県、指導者、生徒に見せないと、どこに向かっていいのかわからない。今のままでいいの?みんなのベクトルを同じにしないと!

なにもしていない感を感じ不安を覚える気持ちと、講習内容の充実とで、有意義な一日となりました。

また明日頑張ります。



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飛田 暁(トビタ サトル)
空手家、格闘家 錬士六段 3級資格審査員 全国組手審判 日本スポーツ協会公認COACH W 空手が本業のレッスンプロ? 2017組手日本一!2019形3位! まだ現役で日本マスターズに参戦中!
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