新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2017年09月11日
家庭菜園で出来る無農薬の安心安全の害虫防除法
害虫は家庭菜園にはつきものです。
いえ、家庭菜園に限らず、植物栽培とは切り離せないものになります。
出来ることなら、きれいな野菜を収穫したいものですが、そのためには害虫と戦わねばなりません。
我々人類はどのような対策を取ることが出来るのでしょうか。
まず、良い土作りと適切な肥料管理が大切
ウリハムシなどの一部の害虫は土が悪い場所で弱りながら育つ植物を食い荒らします。
そのため、土作りが大切です。
肥料も過不足なく与えることでアブラムシという害虫を予防出来ます。
ただし、土作りと肥料管理で予防出来るのは一部の害虫だけです。
害虫が孵化しやすいのは満月の夜
まず、害虫が孵化しやすいのは満月の夜だそう。
幼虫の内ならば、効果があるものもあるので、何かをまくのならこの時期です。
満月の翌日、葉裏にまでまくと潜んでいる害虫はきっと全滅に近いくらいに追いやられるでしょう。
害虫にまくと効果があるとされるもの
安価なものだと、木酢液があります。
木酢液にとうがらしやにんにくを漬けこむことで、対虫兵器としてパワーアップを測ることが出来ます。
キャベツは表面にワックスがあって木酢液などを薄めた水をはじくので、石鹸水を混ぜてくっつくようにしろとも言われます。
これは正しいのですが、管理人は石鹸水を一々作るのが面倒くさかったです。
このように農薬に頼らず、自然にあるもので害虫を寄せ付けないようにするものを自然農薬と言います。
たばこの吸い殻を水につけたものとかも虫に効果があるとされます。
個人的に、一度使いましたが、吸うなとか言われてるたばこのエキスをまくとか抵抗があって嫌でしたね。
自然農薬の中には害虫以外に人体に影響を与えるものもあるので、使う前にしっかりと調べて使いましょう。
被害がひどい場合は化学系の農薬の使用検討したほうがいいです。
天敵を増やす
天敵とは野菜を食べる虫のことで、カマキリやテントウムシがこれにあたります。
しかし、この天敵に頼るのは畑によっては出来ないです。
それというのも、天敵が畑の中で潜んだり生活が出来るように、畑の一部に草を生やしておかないといけないからです。
草を絶対に取らなくちゃいけないような場所では難しいです。
それと、天敵は気候や天気によって畑にいないこともあります。
防虫ネットを使う
虫が来ないように防虫ネットを使うという方法。
きれいなキャベツやカリフラワーが欲しいなら絶対必要です。
ただ、一部の害虫はキャベツやカリフラワーといったアブラナ科に狂気じみた執念を持っており、防虫ネットの隙間から入り込むことがあります。
絶対ではないので、時々、めくって虫を手で取ります。
植物を強くする
植物の表面を強くすると虫がかじり辛くなるという発想です。
石灰とかを追肥するというもの。
個人的にはやっていますが、そんな効果はなく気休め程度。
なお、石灰は土のペーハーを変えるので、追肥をする時は土の表面だけにしましょう。
土の表面のペーハーが変わっても土の中のペーハーが変わらなければ植物は成長します。
コンパニオンプランツを使う
コンパニオンプランツとは相性がいい植物同士を植え、虫を追っ払うというもの。
なお、相性がいい植物同士の中には虫を追っ払うのではなく成長を助けあうものもあります。
たとえば、キャベツとレタスを交互に植えるといいというもの。
キャベツの害虫をレタスが追い払うのだそうですが、管理人は効果を実感出来ませんでした。
効果を感じる人もいるので、やってみてもいいと思います。
害虫を倒すには地道さが大切
最終的には手か割りばしを持って、つまんで潰すというのが一番良い方法です。
番外・虫にも人にもヤベー奴
スギナという雑草があります。
それを大量に根っこごと収穫し、水につけて数日置きます。
そうすると、びっくりしますが、逃げ出したくなるくらい悪臭の液が出来上がり、後悔に何度も襲われます。
悪臭はたとえるなら、排泄物の臭いです。
その液をじゃぶじゃぶと家庭菜園にまいて下さい。
あまりの悪臭に、虫が見たこともないくらい激しい動きで、飛び立っていきます。
その時、たまたま居合わせた管理人の家族も逃げていきました。
スギナの主な成分はケイ素で、植物を強くする効果があるとか……。
ちなみに、同様の成分はもみ殻にも入っています。
どうしても改善したい場合は化学系の農薬の使用の検討をしましょう
化学系の農薬と聞いて、イメージが悪い人もいると思いますが、現代の農薬は昔のものとは違います。
日本国内の法律も厳しく、海外の農薬事件や大昔の事例を現代日本にあてはめてはいけません。
日本の使用基準では、
・晴天が続かなければ虫に効果がない。
・雨ですぐに落ちてしまうので、雨が降ると効果がない。
・収穫○日前には使えない。
・使用回数が決められている。
とかなり安全面では改善されています。
そのため、農家は翌日には雨が降らない曇りの日を選んで、まくことがほとんど。
日本産の野菜なら農薬を使っていても安全ということですし、野菜も害虫に襲われると、自分を守るために農薬と同じ成分を作り出すことがあります。
時には散布する農薬よりも多い量を体内に作り出す場合もあるのだそう。
勿論、自己防衛のためのものなので、長く野菜の中に残ります。
矛盾をしているようですが、徹底的に農薬が嫌ならば、農薬を使って野菜を作ることをおススメします。
それでも、ご長寿の人も多いというのが現実ですから、人間の体というものはすごく強いですし、悪い成分は排出するように出来ています。
あまり神経質にならず、虫の被害がどうしても酷くて改善したい場合は化学系の農薬を使うことも検討しましょう。
農薬のデメリットは希釈が面倒くさかったり、扱いが少々面倒くさいものがあるということ。
まとめ
家庭菜園で出来る害虫防除法は色々とありますが、確実なのは手で潰すです。
他には定期的に木酢液をまくなどです。
多少、値が張りますが、アブラムシにならHB-101という手もあります。
毛虫はHB-101では駄目でした。
キャベツとブロッコリー、カリフラワーなどのアブラナ科は防虫ネットも被せましょう。