薄毛・抜け毛・育毛119番　

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先日報告した

コスモ石油

が開発中の育毛剤だが、
誕生の経緯が面白い。

この育毛剤、実は、コスモ石油のエコプロジェクト（環境保全活動）が発端で生まれたものらしいのだ。

同社は、「（二酸化炭素を排出する）石油を売っている以上、
地球温暖化温暖化防止など環境保全は不可欠」とトップが考え、
長年、エコ活動に取り組んできた。

それは、コスモ石油のカード会員からの寄付やカードの売上げを原資に、
アジア・太平洋地域諸国の緑化や熱帯雨林保全を推進するもの。

そうした活動を会社全体で進める中、
研究室の研究員が「5-アミノレブリン酸」（ALA）という化学物質に注目。
薄めて使うと、植物の光合成の能力を増強し、成長を促進させることを
発見し、ALAを配合した液体肥料「ペンタキープシリーズ」を発売したのだ。

そして、さらに研究を進め、「鉄と結び付くことで人間の育毛効果もある」
ことが判明。育毛剤の研究開発にも着手したわけだ。

つまり、

エコプロジェクト開始
　　　　↓
緑化・環境保全の社内意識の高まり
　　　　↓
化学物質肥料化に成功
　　　　↓
育毛に応用し、研究開発

という一連の流れになる。

石油元売ながら、エコに着手することで、
肥料という全く畑違いのビジネスシーズが生まれ、
そこから、薄毛には最高のプレゼントとなる
「育毛剤」の開発につながったのだ。

頭皮はよく、畑に例えられる。
畑に十分な養分が行き渡らなければ、
そこにはえる植物も元気にならない。
同様に、頭皮にも充分な栄養＝肥料が必要。
今回、畑の肥料を育毛に応用できたことは、
何となく理にかなっている気がするし、
今までと全く違う発想で生まれたものだけに、
新たな期待ができるのである。

今後、業務用育毛剤として、
共同開発会社のミルボン（ヘアケア大手）が卸す
理美容室を通じて販売されることになる。

ぜひ、ドラッグストアなどにも並ぶように
検討してほしいものだ。

※基本的に毎週木曜日に更新していきます！

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