新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2014年12月11日
新春を郷愁の浪漫・和洋の名歌をどうぞ♪
2014年11月11日
リスニングコラム 純正律音楽をおススメします♪
NPO純正律音楽研究会がお勧めするCD&演奏会
それと演奏団体をご紹介していきます。
☆リスニングコラム/Pelecis 《FROM MY HOME》
Pelecis 《FROM MY HOME》より "Neveretheress"
(TELDEC0630-14654-2)
その第1回目に登場するのはPelecisという作曲家の
作〈Neveretheress〉です。
私は自分のホームページ上でPelecisを紹介しながら
ラトビア人だから読み方は分からないと書いたら
東大大学院生から
「ペレ―ツィス」と読むんだとのMailを頂きました。
さて私がペレ―ツィスを知ったきっかけは、後々に
紹介する予定のポーランドの作曲家でやはり純正律に
拘った作品「悲歌のシンフォニー」で300万枚のCDを
売り切ったグレツキのピアノ協奏曲の入ったCDを買った
おかげです。
グレツキの曲は退屈でしたが、最後におまけのように
入っていたペレ―ツィスの「コンチェルティーノ・ブランカ」に
私は大衝撃を受け、夜も眠れないほどの興奮の毎日が
続きました。
この曲は題名通り、ピアノの白鍵だけと弦楽合奏による
3楽章構成の全くハ長調だけで一切転調のない、
開き直った潔い曲です。
ところで〈Neveretheress〉は、モスクワ留学時代の
ルームメイトだったヴァイオリニストのクレーメルのために
書かれたソロヴァイオリンとピアノと弦楽合奏のための
協奏曲で、30分近く延々とD-Major,D-Minor,
つまりニ長調とニ短調だけで構成されます。
冒頭から5分くらいから始まるピアノのフレーズはまさに
日本人にピッタリのマイナームードで、まさに「ヤラレタ―」と
いうショックが尾を引きつつ感動にひたるという
とても個性の強い曲です。
おっとっと、ピアノはもちろん純正律に調律されていることは、
私のシンセとコンピュータで確認ずみです。
(故 玉木宏樹氏)
☆純正律音楽を知ることの機会を得たのですが、
多くのフィーリングミュージックを好み作業中も就寝前も
聞くことが日常でした。
その中で知識もないままですが、
心地良さは、ある場所の居心地の良さと同様に
自然な感触と言いますか、生命に受け入れやすい音律でした。
玉木宏樹氏には生前にお会いしていませんが演奏を
通して出会いと良き縁を感じています。
by 心とからだのカウンセラー石井 寛
続きは次回に・・・♪
NPO法人 純正律音楽研究会 【転載承認】
2014年10月05日
癒しのハーモニー純正律音楽を聞こう♪
純正律とは?(最終回)
ただし僕達の特徴は、古楽ではなく、あくまでも現代の
音楽を提供していこうと いうことです。
純正律の響きを十分に活かした音楽をやるためには、
1オクターヴ を更に細かく分けたスーパーテンペラメントを
開発する必要があります。
昔におい ても1オクターヴに50いくつも鍵盤がある楽器が
夢想されたことはあり、現にヘル ムホルツなどは
1オクターヴを32に分けた楽器を作ってはいますが、
おそらく人の指が10本だからでしょう。
弾きこなすなど不可能でありました。
しかし、現在では コンピューターの発展により
スーパーテンペラメント実用の可能性が見え始めてきたのです。
難解な音楽をごり押しするつもりはありません。
心地よい音環境を提供したいのです。
(終わり)
黒木朋興氏より
『ドビュッシーやシェーンベルグなどの音楽や
ジャズなども平均律を前提にしています』とありましたが、
純正律を実際に聞いてみると表現しがたい深い音色を
感じます。と同時に心身にやすらぎを覚えることも知りました。
このたびは、平均律や自然倍音を知りえたことは、
これまでは音楽が好きでも音律の差異が演奏家や楽器等を
経て調べが異なることになるとは思いませんでしたので
新たな心境で音律を楽しめる機会を得たと思います。
有難うございました。
心とからだのカウンセラー石井 寛も及ばずながら支援します。
NPO 純正律音楽研究会 【転載承認】
2014年10月01日
純正律音楽の自然倍音とは何でしょうか?
純正律音楽の自然倍音とは何でしょうか?
自然倍音とは何でしょうか?
純正律とは?(3)
現在では平均律が当たり前の音階として扱われ、
古典整律がそれでも守ってきた純正律の響きは
無視されています。
正確に言うと実は上手い合唱団や弦楽団はきちんとした
響きを出せるのですが、日本ではきれいにハモるための
教育が十分でないために、和音感覚ではひけを
とってしまいます。
ドビュッシーやシェーンベルグなどの音楽やジャズなども
平均律を前提にしていますから、平均律がまったくだめだと
言うつもりはありませんし、やはりプラスの面もあったのです。
それでも平均律の専横ぶりは目に余るものがあると
僕達は考えています。
平均律でやる必然性のない音楽までが、
何の疑いもなく平均律で演奏されるのははっきり言って
文化の貧困以外の何物でもありません。
最近では古楽の領域を中心にようやくきれいな和音に
目を向けようという動きが徐々に出てきましたが、
僕達もその一派です。
黒木朋興氏より
素養のない私にはあまり聞きなれないことがあるのですが、
和音の美しさを多くの歌声を通して幸せを感じていますので
学ばせて頂きたいと思います。
by 心とからだのカウンセラー
NPO法人 純正律音楽研究会 【転載承認】
タグ:心身を癒す効果 健康寿命
2014年09月06日
21世紀は平均律から純正律へ♪
●21世紀は平均律から純正律へ●
純正律音楽研究会代表/作曲家・ヴァイオリニスト 玉木宏樹
最近、ポップス界でもクラシック界でもイギリスものが大はやりである。
ポップ スではエンヤとかアディエマスに特徴的な、透明感あふれる
シンプルなメロディと ハーモニー。またクラシックでも、
ヒリヤード・アンサンブルは、ノルウェーの サックス奏者、ヤン・ガルバレクとの
共演『オフィチウム』が全世界で300万枚出 たといううわさがある。
ヒリヤードのコーラスでうたう曲は、16世紀のドイツの尼 僧ビンゲンの作品で、
その上に現代ジャズのアドリブが乗るという、意表をつくサ ウンドである。
この、エンヤをはじめとするケルト系ポップス、そしてヒリヤード・アンサンブ ルや
キングズ・シンガーズ等のクラシック・コーラスがくりひろげる天国的な透明 感のある
ハーモニーの世界、これが純正律(純正調ともいう)という、古代から伝 えられている
最もよくハモる調律の世界なのである。この分野の響きは、ヒーリン グ・ミュージックの
コーナーでもよく取り上げられている。
純正律などというと、むずかしそうだが、そんなことはない。単純によくハモる
ことであって、ウィーン少年合唱団の天使の歌声を思い出してみればよく分かる。
彼らの音程の訓練は絶対にピアノではやらない。今のピアノやオルガン、ギター、
シンセサイザー等、音程を固定させる楽器はオクターヴを単純に12に平均分割した
調律であり、平均律というが、この本来の意味は、平均的に音を狂わせてあるとい
う意味である。
次回に続きます。
NPO法人 純正律音楽研究会 【転載承認】
心とからだのカウンセラー石井 寛も支援しています。