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2015年10月23日

フランチャイズ

最近では全国各地に、同一のマークやイメージ、品揃えでチェーン形式で営業するお店が増えてきました。
フランチャイズチェーンもそのようなチェーンの一つの形式です。
フランチャイズチェーンの業種は多岐にわたっています。
たとえば、コンビニエンスストア、カー用品や洋菓子店、ベーカリーショップなどの小売業、また、ハンバーガーショップ、牛丼店、レストランなどの外食業、さらにDPEショップや、清掃などのクリーンサービス、学習塾や住宅建築などのサービス業も近年増加しています。
これらを「フランチャイズチェーン」と呼びますが、その店舗数の合計は約23万店を数え、売上高は約20兆円となっており、「フランチャイズビジネス」というひとつの産業分野を形成しています。

それでは、「フランチャイズ」という言葉の意味からご案内いたしましょう。

フランチャイズという言葉は英語の[franchise]という単語がそのまま日本語として使用されております。
その意味は「〈人・会社などに〉特権[一手販売権]を与える.」で、日本ではプロ野球やサッカーチームの本拠地や興行権といった意味でも利用されます。
なお、フランチャイズビジネスはアメリカで開発され、日本にも普及したもので、フランチャイズビジネスの用語も英語が多用されています。

さて、フランチャイズビジネスでは特権を与える者を [franchisor](フランチャイザー)といい、日本ではフランチャイズビジネスを運営する企業を指し、本部・本部企業などと呼ばれます。
さらに、特権を与えられる者を[franchisee](フランチャイジー)といい、加盟店・加盟者(社)などと呼ばれます。

では、特権(特別な権利)の内容とは、どのようなものでしょうか。
それは、フランチャイザーがフランチャイズビジネスを運営するために開発した商品や仕組みのことです。
一般的には次の内容で構成されております。
フランチャイザーの商標、サービスマーク、チェーン名称を使用する権利
フランチャイザーが開発した商品やサービス、情報など、経営上のノウハウを利用する権利
フランチャイザーがフランチャイジーに継続的に行なう指導や援助を受ける権利

通常これらの特権は、ひとまとまりのパックとしてフランチャイジーに提供されるので、フランチャイズバッケージ[franchise package] と呼ばれます。
posted by bbr at 23:41| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス
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