2016年04月25日
儲け方入門(100億稼ぐ思考法)
時代の寵児、堀江貴文氏の考え方は、これまでのわが国におけるビジネスの常識を変えてきた。彼の生き方には賛否両論ある。おそらく読者の中にも、今週紹介する「儲け方入門」の中身に嫌悪感を覚える方がいらっしゃるはずだ。なぜなら、この本には、怪物、堀江貴文が、ここまでやれることができた、彼なりの哲学、生き方のすべてが語られているからだ。
堀江氏はこの本の前文で語る。これまで、自分について、いろいろインタビューで聞かれことに対する答を、すべて書き残した。彼は、稼ぐために、自分の時間の密度を極限にまで高めようとしている。このため、二度も同じインタビューを受けないため、これまで答えてきた、堀江氏の考えをすべて、この本に書き記したという。つまり、堀江氏の考え方の全てで、さすがに、kougaiも、腰がひける内容も含まれる。
本の題名にあるように、この本の目的はあくまで儲け方なのだ。堀江氏は、どんなに才能がない者でも、努力をすれば、年間1千万は稼げるという。
堀江氏の考え方を、かいつまんでいうと、
○大学なんて行く必要はない(時間の無駄)
○字が読めて、簡単な計算ができれば十分儲けられる。
○下積みの苦労など必要ない。
となる。堀江氏によると、なんでみなさんが我慢してサラリーマンなんかやっているのか、わからないという。今の時代は、江戸時代のような身分制度もないし、関所もなく、全国を自由に活動して歩き回ることもできる。チャンスはごろごろ転がっている。それさえつかめば誰だって大金をつかむことができる。まさに現代は堀江氏に言わせるとゴールドラッシュなのだ。サラリーマンがそれでも起業しないのは、なにもしないところに心理的な壁をつくってしまっているのだという。
堀江氏に言わせると、
「自分に起業できるか」
という悩みはナンセンスそのものらしい。
「そんなこと考えているヒマがあれば、さっさと自分で商売を始めた方がいい、失敗しても、どうせゼロに戻るだけだし、お金なんてまた稼げばいい」
「今、勤めている会社が安定していると、思いこんでいるだけでないか」
と耳の痛くなる指摘が続く。
要は、「明日のために今日がまんするのは、よくない。チャンスとみれば、そのまま波に乗り、一気にかけのぼる覇気が必要なだけだ」ということらしい。
人生は、運気、バイオリズムのようなものがあって、チャンスが向こうから勝手にやってくることがある。そのチャンスを見抜けるかどうかで、人生は決まる。堀江氏はインターネットと出合ったときが、人生最大のチャンスであったと振り返る。
起業の原則は、元手をかけないことである。やってはいけないのが、フランチャイズ・チェーンのオーナー。その理由は、最初にコンサルティング・フィーやらなんかで1千万とられ、その後も本部にロイヤルティを支払い続けなければならず、利益率が低すぎるからだ。逆にいいのは、マッサージのような仕事だ。出張専門でやれば元手はかからないし、原価率は極めて低いそうだ。
ビジネスは、いかにニッチを探して、ニーズを掘り起こすかが勝負。プロ野球なんか、はじめは誰も振り向かなかったけど、最初に堀江氏が近鉄バッファローズの買収を表明したとき、そのチャンスに気づき、あわてて追っかけてきたところが、いくつもあったのが、その証拠だそうだ。
起業したての頃は、いくらよい商品、サービスを持っていても、自然に売れることはない。だから営業が必要だ。効率とか考えずに、しつこく電話して、アポイントを取り、売りたい商品をていねいに説明すること。
発想力も大事だが、それは直接お金にはならない。すごい大発明と思っても、世の中、3人は同じことを思いついている。それよりも、情報量が多く、情報処理の速度が速いほどお金になる。現代は、アイデアでなく付加価値がお金になるのだ。その付加価値を生み出すものは、豊富な情報量だ。
いまだに新聞の切り抜きをクリッピングすることが情報収集と思っている人がいる。情報のストックは意味がない。情報を取り込み、あとでレビューするなどのんびりしていては、世間について行けない。大事なのは、情報は片っ端から取り込んで、処理量も同様に増やすことだ。そうすれば、有用な情報に当たる確率も増えるし、処理能力も、分析力もつく。
決断が遅い人は、必要な情報が不足しているからだ。仕事に必要な数字や統計データは、ざっくりした数字でいいので、記憶しておくことだ。判断を迫られたとき、これらの情報があるとないでは、決断する時間に相当な開きを生む。
終身雇用、年功序列なんて、経済や人口が膨張していかないかぎり、必ずどこかで破綻が来るのは当たり前。こんなものを信じて大量のサラリーマンを生み出していった会社の形態はネズミ講と同じ。
採用基準は決めても意味がない。履歴書見て、東大卒と書いてあったら、「ああ、頭いいんだな」と思うくらいで、それ以上興味はわかない。それよりは、ネットで募集して、フォームに書き込んでもらった内容を見て、これはという人に会社に来てもらって、面接して、金儲けがうまそうだなと思えば、即採用。社会人と思えないような服装だろうが、社長にため口きこうが、会社に利益をもたらしてくれさえすればいい。
足の速いヤツだけ、ついてくればいい。教育はめんどくさい。OJTで十分。忙しそうにしているが空回りしている人には声もかけない。そうすると自然にいなくなる。足の遅い人といっしょに走っても、お互い不幸になるだけ。トレーニングすれば、それなりに足が速くなるのだろうけどめんどくさい。最初から足の速い奴を集めたほうが、手っ取り早い。
*以上の、内容には、堀江貴文氏の考えを正確にお伝えするため、kougaiの意見、感想は一切含まれていません。
面倒くさいことはしない。
「効率的な時間の使い方」を読むのではなく、ムダなことをしない方が手っ取り早い。たとえば、プレゼンで資料を端から読む人。「アホか」と言いたくなる。パワーポイントできれいにする時間も、もったいない。メールで「お世話になっています〜」は、毎日5千通も処理する自分には、イライラさせられる。
しがらみもつくらない。
やりたいことに、意識を集中すれば、モチベーションも下がらないものだ。集中力を下げるような友達とか、家族とかに邪魔されている人は多い。家族は役員にしない。経済団体にも入らない。お客や取引先をだましたり、裏でお金をやったりしない。裏でなにかすれば、弱みができ、面倒くさいことになるだけ。
いくら仕事でメリットがありそうでも、嫌いな人とはつき合わないようにする。人脈は自然にできる。いい人一人とつき合えば、その人をつてに、次から次にいい人に出会える。逆に悪い人とつき合ったら、その種のひとが、わんさか寄ってくる。
予定は、どんどん押し込めて、時間の密度を上げていく。仕事術の本などいらない。短時間で処理して、あとは美味しいものを食べに行く。寝るときは寝る。
若者からお金の使い方のアドバイスを頼まれたら、「ひたすら使いまくれ」と言う。財布の中身と相談しながら、食べ物を決めるようなことはしない。本当に食べたいものがあったら、お金を借りてでも食べる。借金があるくらいが、レバレッジ効果がでて、ちょうどいい。
入ってきたお金は、自分のところには止めずに循環させてやる。お金というのは使った分だけ、自分のところに戻ってくるようになっている。お金を「大事に使う」を「ちびちび使う」と勘違いしている日本人が多い。
シニア世代は、知恵でなく、お金を出せ。投資感覚のない人にお金を握らせておくのは、経済の発展にもつながらない。銀行なんかに預けても利子はゼロに近い。若者にどんどん貸してほしい。
プロ野球というのは、どんな不人気球団でも、キャッシュフローが見込める。たとえば、近鉄のホームゲームに70回、3万人動員して一人3千円払ってもらえば60億円を超えるキャッシュインが見込める。それ以内にキャッシュアウトを抑えれば黒字になる。近鉄球団が毎年40億円の赤字を出しているのが不思議でたまらない。
日本はファイナンスを知らない知識人が多すぎる。ファイナンスがわかると、時間を先取ったり、テコの原理(レバレッジ効果)を応用して資産を増やすことが簡単にできる。ハドソンの『桃太郎電鉄』をやってみたらファイナンス感覚を身につけることができる。
経済はゼロサムゲーム。誰かが得をすれば、その分誰が損をする。得をする側に回らなければだめ。レバレッジを株式市場にあてはめる。per(株価収益率)をみながら、自分の会社が株価の10倍ならこれを売って、経営効率が悪くperが2倍くらいの会社を買う。これを10倍に育て売れば、資産は5倍に増える。ゼロサムゲームを勝ち抜くには情報力がものをいう。額に汗するより、わらしべ長者を目指せ。
堀江氏はこの本の前文で語る。これまで、自分について、いろいろインタビューで聞かれことに対する答を、すべて書き残した。彼は、稼ぐために、自分の時間の密度を極限にまで高めようとしている。このため、二度も同じインタビューを受けないため、これまで答えてきた、堀江氏の考えをすべて、この本に書き記したという。つまり、堀江氏の考え方の全てで、さすがに、kougaiも、腰がひける内容も含まれる。
本の題名にあるように、この本の目的はあくまで儲け方なのだ。堀江氏は、どんなに才能がない者でも、努力をすれば、年間1千万は稼げるという。
堀江氏の考え方を、かいつまんでいうと、
○大学なんて行く必要はない(時間の無駄)
○字が読めて、簡単な計算ができれば十分儲けられる。
○下積みの苦労など必要ない。
となる。堀江氏によると、なんでみなさんが我慢してサラリーマンなんかやっているのか、わからないという。今の時代は、江戸時代のような身分制度もないし、関所もなく、全国を自由に活動して歩き回ることもできる。チャンスはごろごろ転がっている。それさえつかめば誰だって大金をつかむことができる。まさに現代は堀江氏に言わせるとゴールドラッシュなのだ。サラリーマンがそれでも起業しないのは、なにもしないところに心理的な壁をつくってしまっているのだという。
堀江氏に言わせると、
「自分に起業できるか」
という悩みはナンセンスそのものらしい。
「そんなこと考えているヒマがあれば、さっさと自分で商売を始めた方がいい、失敗しても、どうせゼロに戻るだけだし、お金なんてまた稼げばいい」
「今、勤めている会社が安定していると、思いこんでいるだけでないか」
と耳の痛くなる指摘が続く。
要は、「明日のために今日がまんするのは、よくない。チャンスとみれば、そのまま波に乗り、一気にかけのぼる覇気が必要なだけだ」ということらしい。
人生は、運気、バイオリズムのようなものがあって、チャンスが向こうから勝手にやってくることがある。そのチャンスを見抜けるかどうかで、人生は決まる。堀江氏はインターネットと出合ったときが、人生最大のチャンスであったと振り返る。
起業の原則は、元手をかけないことである。やってはいけないのが、フランチャイズ・チェーンのオーナー。その理由は、最初にコンサルティング・フィーやらなんかで1千万とられ、その後も本部にロイヤルティを支払い続けなければならず、利益率が低すぎるからだ。逆にいいのは、マッサージのような仕事だ。出張専門でやれば元手はかからないし、原価率は極めて低いそうだ。
ビジネスは、いかにニッチを探して、ニーズを掘り起こすかが勝負。プロ野球なんか、はじめは誰も振り向かなかったけど、最初に堀江氏が近鉄バッファローズの買収を表明したとき、そのチャンスに気づき、あわてて追っかけてきたところが、いくつもあったのが、その証拠だそうだ。
起業したての頃は、いくらよい商品、サービスを持っていても、自然に売れることはない。だから営業が必要だ。効率とか考えずに、しつこく電話して、アポイントを取り、売りたい商品をていねいに説明すること。
発想力も大事だが、それは直接お金にはならない。すごい大発明と思っても、世の中、3人は同じことを思いついている。それよりも、情報量が多く、情報処理の速度が速いほどお金になる。現代は、アイデアでなく付加価値がお金になるのだ。その付加価値を生み出すものは、豊富な情報量だ。
いまだに新聞の切り抜きをクリッピングすることが情報収集と思っている人がいる。情報のストックは意味がない。情報を取り込み、あとでレビューするなどのんびりしていては、世間について行けない。大事なのは、情報は片っ端から取り込んで、処理量も同様に増やすことだ。そうすれば、有用な情報に当たる確率も増えるし、処理能力も、分析力もつく。
決断が遅い人は、必要な情報が不足しているからだ。仕事に必要な数字や統計データは、ざっくりした数字でいいので、記憶しておくことだ。判断を迫られたとき、これらの情報があるとないでは、決断する時間に相当な開きを生む。
終身雇用、年功序列なんて、経済や人口が膨張していかないかぎり、必ずどこかで破綻が来るのは当たり前。こんなものを信じて大量のサラリーマンを生み出していった会社の形態はネズミ講と同じ。
採用基準は決めても意味がない。履歴書見て、東大卒と書いてあったら、「ああ、頭いいんだな」と思うくらいで、それ以上興味はわかない。それよりは、ネットで募集して、フォームに書き込んでもらった内容を見て、これはという人に会社に来てもらって、面接して、金儲けがうまそうだなと思えば、即採用。社会人と思えないような服装だろうが、社長にため口きこうが、会社に利益をもたらしてくれさえすればいい。
足の速いヤツだけ、ついてくればいい。教育はめんどくさい。OJTで十分。忙しそうにしているが空回りしている人には声もかけない。そうすると自然にいなくなる。足の遅い人といっしょに走っても、お互い不幸になるだけ。トレーニングすれば、それなりに足が速くなるのだろうけどめんどくさい。最初から足の速い奴を集めたほうが、手っ取り早い。
*以上の、内容には、堀江貴文氏の考えを正確にお伝えするため、kougaiの意見、感想は一切含まれていません。
面倒くさいことはしない。
「効率的な時間の使い方」を読むのではなく、ムダなことをしない方が手っ取り早い。たとえば、プレゼンで資料を端から読む人。「アホか」と言いたくなる。パワーポイントできれいにする時間も、もったいない。メールで「お世話になっています〜」は、毎日5千通も処理する自分には、イライラさせられる。
しがらみもつくらない。
やりたいことに、意識を集中すれば、モチベーションも下がらないものだ。集中力を下げるような友達とか、家族とかに邪魔されている人は多い。家族は役員にしない。経済団体にも入らない。お客や取引先をだましたり、裏でお金をやったりしない。裏でなにかすれば、弱みができ、面倒くさいことになるだけ。
いくら仕事でメリットがありそうでも、嫌いな人とはつき合わないようにする。人脈は自然にできる。いい人一人とつき合えば、その人をつてに、次から次にいい人に出会える。逆に悪い人とつき合ったら、その種のひとが、わんさか寄ってくる。
予定は、どんどん押し込めて、時間の密度を上げていく。仕事術の本などいらない。短時間で処理して、あとは美味しいものを食べに行く。寝るときは寝る。
若者からお金の使い方のアドバイスを頼まれたら、「ひたすら使いまくれ」と言う。財布の中身と相談しながら、食べ物を決めるようなことはしない。本当に食べたいものがあったら、お金を借りてでも食べる。借金があるくらいが、レバレッジ効果がでて、ちょうどいい。
入ってきたお金は、自分のところには止めずに循環させてやる。お金というのは使った分だけ、自分のところに戻ってくるようになっている。お金を「大事に使う」を「ちびちび使う」と勘違いしている日本人が多い。
シニア世代は、知恵でなく、お金を出せ。投資感覚のない人にお金を握らせておくのは、経済の発展にもつながらない。銀行なんかに預けても利子はゼロに近い。若者にどんどん貸してほしい。
プロ野球というのは、どんな不人気球団でも、キャッシュフローが見込める。たとえば、近鉄のホームゲームに70回、3万人動員して一人3千円払ってもらえば60億円を超えるキャッシュインが見込める。それ以内にキャッシュアウトを抑えれば黒字になる。近鉄球団が毎年40億円の赤字を出しているのが不思議でたまらない。
日本はファイナンスを知らない知識人が多すぎる。ファイナンスがわかると、時間を先取ったり、テコの原理(レバレッジ効果)を応用して資産を増やすことが簡単にできる。ハドソンの『桃太郎電鉄』をやってみたらファイナンス感覚を身につけることができる。
経済はゼロサムゲーム。誰かが得をすれば、その分誰が損をする。得をする側に回らなければだめ。レバレッジを株式市場にあてはめる。per(株価収益率)をみながら、自分の会社が株価の10倍ならこれを売って、経営効率が悪くperが2倍くらいの会社を買う。これを10倍に育て売れば、資産は5倍に増える。ゼロサムゲームを勝ち抜くには情報力がものをいう。額に汗するより、わらしべ長者を目指せ。
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