2010年09月05日
エホバの証人が間違っている点―おまけ
こんにちは。
一応、エホバの証人の重箱の隅をつつくシリーズはその3で終わりの予定だったのですが、
どうしても引っかかる言葉があり、もう1個追加で書きます。
それは・・・
「政治的中立」です。(一応公式サイトにも書かれてる)
というのも、これでも私人生のんびりは大学の政治学科卒であります。
(韓国語ばかり勉強してたけど)
一応曲がりなりにも政治学を勉強した自分の前で、
エホバは政治的中立だと自慢げに言われると、どうしても我慢できないんですよねー。。
まー、こう○○党とか
こう○○○○○○党とかを持ってる団体と
差別化したい意図は分からないでもないのですが・・・
まず、「政治」の意味なんですが、
いわゆる政治と、政治学の中での政治ってのがあるんです、実は。
いわゆる政治というのは、
永田町とか自治体の議会とか、
特定の領域を統治しているもの(国家、自治体など)の意思決定の仕組みとか機関とかいう意味になります。
それに対して、政治学の中で政治と言うと、上のいわゆる政治の時もありますが、
複数(2人以上)の人がいて、それぞれが別々の意思を持ち、好き勝手にやってると問題が発生する場合に、
それをどのように解決しみんなが納得するようにするか、ということになります。(以下、専門用語の政治と書きます)
統治するものがなくても成り立ちますし、複数人がいればよいので、家族とかクラブとかにも政治があります。
またワイワイガヤガヤ議論して決めるのも政治だし、長老の言うことに従うのも政治です。
彼らはここまで知ってて言ってんのかなぁ・・
本題に戻りますと、エホバの証人の言う政治的中立って、どっちで考えてもうまくいかないのです。。
まず、いわゆる政治のほうから。
彼らの、政治に対する教えを簡単に説明しますと、
現在の国連を中心とした諸国家政府による体制は、もうすぐ大患難と呼ばれる大災害によって滅び、代わってキリストの統治する神の王国が誕生する。
王国で暮らすにはどうすればいいかというと、彼らがエホバと呼んでいる神の忠実なるしもべとなる、その忠誠の証として、現在の体制には関わらないし、投票もしない、というわけです。
つまり、世界全体を既存の政治対神の王国という対立軸を持ち、神の王国の側についているわけで、世界中のいかなる体制や政治団体に反対しているわけです。
これは中立ではありません。
対して専門用語の政治として考えてみると、複数人の間で何か決めごとをしたりするとそれは全て政治となります。
教えによって、それに関わらないとなると、他の人とともに暮らし、活動する意思を捨てているということになります。
自治会に参加しないとか、学級委員選挙で投票しないということで冷たい視線を浴びた信者の方がいるようですが、冷たい視線を向ける気持ちも分からなくもないです。(勝手な推測ですが、エホバの証人は自治会とか学級委員を、既存体制の末端だという理屈で関わらないんだと思いますが、信者でない人から見たら、専門用語の政治を拒否しているように見えます)
こっちの解釈でみると、そもそも中立以前の問題になります。。
ただね、
専門用語の政治という観点で考えると、
ここまでチマチマ書いてきた話を
根っこからぶっ飛ばしてしまう話になってしまうんです。
というのも・・
あくまで理念上の話ではありますが、
そもそもエホバの証人には政治がないのです。
というのも、彼らは「神の忠実なるしもべ」になるわけで、
生活のすべてを聖書の通りに決めます。
なのでエホバの証人同士ならそもそも意見がわかれることもなく、
利害調整することもないのです。
(こういう風に仕向けていること自体が政治的なのですが)
分かりやすく言うと全体主義ってことなんですけどね。
吹くはずのない神風を信じ続けた戦時中の日本と瓜二つ。。
ではではまたー。
一応、エホバの証人の重箱の隅をつつくシリーズはその3で終わりの予定だったのですが、
どうしても引っかかる言葉があり、もう1個追加で書きます。
それは・・・
「政治的中立」です。(一応公式サイトにも書かれてる)
というのも、これでも私人生のんびりは大学の政治学科卒であります。
(韓国語ばかり勉強してたけど)
一応曲がりなりにも政治学を勉強した自分の前で、
エホバは政治的中立だと自慢げに言われると、どうしても我慢できないんですよねー。。
まー、こう○○党とか
こう○○○○○○党とかを持ってる団体と
差別化したい意図は分からないでもないのですが・・・
まず、「政治」の意味なんですが、
いわゆる政治と、政治学の中での政治ってのがあるんです、実は。
いわゆる政治というのは、
永田町とか自治体の議会とか、
特定の領域を統治しているもの(国家、自治体など)の意思決定の仕組みとか機関とかいう意味になります。
それに対して、政治学の中で政治と言うと、上のいわゆる政治の時もありますが、
複数(2人以上)の人がいて、それぞれが別々の意思を持ち、好き勝手にやってると問題が発生する場合に、
それをどのように解決しみんなが納得するようにするか、ということになります。(以下、専門用語の政治と書きます)
統治するものがなくても成り立ちますし、複数人がいればよいので、家族とかクラブとかにも政治があります。
またワイワイガヤガヤ議論して決めるのも政治だし、長老の言うことに従うのも政治です。
彼らはここまで知ってて言ってんのかなぁ・・
本題に戻りますと、エホバの証人の言う政治的中立って、どっちで考えてもうまくいかないのです。。
まず、いわゆる政治のほうから。
彼らの、政治に対する教えを簡単に説明しますと、
現在の国連を中心とした諸国家政府による体制は、もうすぐ大患難と呼ばれる大災害によって滅び、代わってキリストの統治する神の王国が誕生する。
王国で暮らすにはどうすればいいかというと、彼らがエホバと呼んでいる神の忠実なるしもべとなる、その忠誠の証として、現在の体制には関わらないし、投票もしない、というわけです。
つまり、世界全体を既存の政治対神の王国という対立軸を持ち、神の王国の側についているわけで、世界中のいかなる体制や政治団体に反対しているわけです。
これは中立ではありません。
対して専門用語の政治として考えてみると、複数人の間で何か決めごとをしたりするとそれは全て政治となります。
教えによって、それに関わらないとなると、他の人とともに暮らし、活動する意思を捨てているということになります。
自治会に参加しないとか、学級委員選挙で投票しないということで冷たい視線を浴びた信者の方がいるようですが、冷たい視線を向ける気持ちも分からなくもないです。(勝手な推測ですが、エホバの証人は自治会とか学級委員を、既存体制の末端だという理屈で関わらないんだと思いますが、信者でない人から見たら、専門用語の政治を拒否しているように見えます)
こっちの解釈でみると、そもそも中立以前の問題になります。。
ただね、
専門用語の政治という観点で考えると、
ここまでチマチマ書いてきた話を
根っこからぶっ飛ばしてしまう話になってしまうんです。
というのも・・
あくまで理念上の話ではありますが、
そもそもエホバの証人には政治がないのです。
というのも、彼らは「神の忠実なるしもべ」になるわけで、
生活のすべてを聖書の通りに決めます。
なのでエホバの証人同士ならそもそも意見がわかれることもなく、
利害調整することもないのです。
(こういう風に仕向けていること自体が政治的なのですが)
分かりやすく言うと全体主義ってことなんですけどね。
吹くはずのない神風を信じ続けた戦時中の日本と瓜二つ。。
ではではまたー。