五山送り火の概要
五山送り火では、京都市内の五つの山で大きな火が灯されます。五つの山とは次の通りです:
東山如意ヶ嶽の「大文字」
最も有名で、山に「大」という字が形取られて点火されます。
松ヶ崎西山と東山の「妙法」
ここでは、「妙」と「法」という二つの文字がそれぞれの山で燃やされます。
西賀茂船山の「船形」
船の形をした火が灯されます。
大北山の「左大文字」
東山の「大文字」と区別するため、「左大文字」と呼ばれます。
嵯峨曼荼羅山の「鳥居形」
鳥居の形をした火が灯されます。
起源と意味
五山送り火の起源については、諸説ありますが、
平安時代に始まったと言われています。
お盆の終わりに、先祖の霊を送り出すためにこの火を灯し、
霊が迷うことなくあの世へ帰ることを願って行われるものです。
また、送り火の火を見たり、その火を近くで採火したりすることで、
無病息災や家内安全が祈願されます。
当日の流れ
五山送り火は、午後8時ごろに東山の「大文字」から始まり、
順次他の山でも点火されていきます。
これらの火は、約30分から1時間ほど灯され、京都市内の多くの場所から
見ることができます。
五山送り火は、京都の夏を締めくくる風物詩として、
毎年多くの観光客や地元の人々を引き寄せています。
お盆は今日まで。
ご先祖の霊は今夜帰ります。
それまでの時間を大切になさってください。
亡き人を偲ぶのもいいものだと思います。
![IMG_20231111_183351.jpg](/jh9tox/file/IMG_20231111_183351-thumbnail2.jpg)
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image