2016年11月02日
老舗洋食レストラン「ほてい家」閉店 思い出の味惜しみ長蛇の列 千葉
歌手の美空ひばりさんら多くの著名人が訪れた老舗洋食レストラン「ほてい家」(千葉市中央区)が31日閉店し、87年の歴史に幕を下ろした。創業以来、エリアを超えて多くの県民に愛されていたが、建物設備の老朽化などのために閉店を決断。「家族のお祝い事に通った思い出の味だった」「食べられなくなるのは寂しい」。最終営業日の同日は開店前から長蛇の列ができ、多くの人が閉店を惜しんだ。
ほてい家は昭和4年創業。20年の千葉空襲で建物は焼失したが、再建され、47年には現在の建物が完成した。市中心部の高級レストランとして人気を誇り、人気歌手の美空ひばりさんが訪れたこともあった。
だが、配管や空調機などの不調のため閉店を決断。9月上旬からなじみの顧客らに閉店を知らせるはがきを送り、10月は閉店を知った顧客たちが大勢訪れた。
営業最終日のこの日、昭和45年ごろから数年間、調理師としてこの店で修行したという千葉市の赤澤誠二さん(67)は「基礎的なことを学んだ」。当時はフライパンを専門に洗う人がいたほど人が豊富で、あたたかい家族のような良い職場だっだという。「なくなるのはいやだ」と話した。
また、家族で食事に訪れた、千葉市の主婦の峯島美紀さん(39)は「10年前から家族のお祝い事で、ほてい家を使った」と話し、「昔ながらのナポリタンの味が好き。雰囲気も品があって良い」と懐かしみ、長女の愛佳さん(11)は「どうしても来たかった。閉店は残念」と感慨深そうに話した。東京都杉並区から訪れた、会社員の黒崎潤一さん(52)は「もう一度食べようと来た。洋食屋なので何でも好き。閉まるのは残念」と名残惜しそうにしていた。
この日夜、閉店時刻を迎えると、従業員らが最後の客を見送り、千葉市のシンボルがまた一つ消えた。
ほてい家は昭和4年創業。20年の千葉空襲で建物は焼失したが、再建され、47年には現在の建物が完成した。市中心部の高級レストランとして人気を誇り、人気歌手の美空ひばりさんが訪れたこともあった。
だが、配管や空調機などの不調のため閉店を決断。9月上旬からなじみの顧客らに閉店を知らせるはがきを送り、10月は閉店を知った顧客たちが大勢訪れた。
営業最終日のこの日、昭和45年ごろから数年間、調理師としてこの店で修行したという千葉市の赤澤誠二さん(67)は「基礎的なことを学んだ」。当時はフライパンを専門に洗う人がいたほど人が豊富で、あたたかい家族のような良い職場だっだという。「なくなるのはいやだ」と話した。
また、家族で食事に訪れた、千葉市の主婦の峯島美紀さん(39)は「10年前から家族のお祝い事で、ほてい家を使った」と話し、「昔ながらのナポリタンの味が好き。雰囲気も品があって良い」と懐かしみ、長女の愛佳さん(11)は「どうしても来たかった。閉店は残念」と感慨深そうに話した。東京都杉並区から訪れた、会社員の黒崎潤一さん(52)は「もう一度食べようと来た。洋食屋なので何でも好き。閉まるのは残念」と名残惜しそうにしていた。
この日夜、閉店時刻を迎えると、従業員らが最後の客を見送り、千葉市のシンボルがまた一つ消えた。
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