3日目は「はやわざ御免」を休ませていただき申し訳ありません。
実は孫娘2人が相撲見物に来て、夕飯を共にしたので休ませてもらった次第です。
コロナ禍で3年ぶりに会いましたが、子どもの成長の早さには驚きの連続です。
私に似ず口が達者でうるさいことうるさいこと。
すっかり疲れてしまいました。
本当のことを言えば、今日も休みたいくらいでした。
しかし、そこは新聞屋さんの勘とでもいうのでしょう。
テレビを終え、帰宅するとすかさず電話が入り「今日はよろしく」とのダメ押し。
さすがです。嫌とは言えません。
それでは簡単に、とお断りして今、しぶしぶとペンを取った次第です。
それでは2、3番、見応えのあった相撲を見てみます。
阿武咲は巧者の遠藤を一気に押し出して4連勝。
今場所の阿武咲は絶好調。
立ち合いの当たりといい、理にかなった押し相撲で非の打ちどころなし。
向正面解説の錣山親方も絶賛していた。
台風の目になるだろう、とも語っています。私も同感です。
阿炎も、やや苦手とする正代を厳しい突き押しで何もさせなかった。
2日目の若元春との一戦は危ない場面を見せたが、他の3番は前に出る積極的な相撲で全勝を守った。
私は先場所の阿炎より今場所の方が充実しているとみている。
台風の目どころか本命といっても良いくらいである。
貴景勝は2日目の負けを引きずることなく、重い御嶽海を見事に押し切った。
錣山さんは立ち合いにピョンと両足で立ったことを指摘していたが、その通りで今後はその辺は注意した方が良い。
阿炎や豊昇龍が自信と力をつけてきているので、これ以上は負けは許されない。
その豊昇龍だが、この日も強かった。
玉鷲の重い当たりに負けずにぶちかまし、すぐに右で前まわしを引いた。
これで玉鷲の出足が止まる。
すかさず左も取って引きつけ、一呼吸もおかずに一気に寄り切った。
思わず「うむ」とうなりたくなるほどの強さである。
「心技体」とよく言うが、既に豊昇龍はその奥義に迫りつつあるようだ。
それはほめすぎと言われそうだが、「心技体」の完成はもう間近にきていると感じているのは私だけかな?
負け力士の中では、若隆景は大栄翔の突き押しになすすべなしの完敗。
どうも序盤戦の若隆景はよく負ける。
これ以上は負けてはいけない。
立ち合いに踏み込め、前に出よ。
集中力を忘れるな。
もう一人、気になる力士は霧馬山。
相撲もうまくなったが、それ以上に強くなっている。
面白い存在だ。
ああ、疲れました。
これが限界です。
今日は納豆飯を食っておしまい。
では、お休みなさい。(元横綱)
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