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2018年07月14日

ビットコインを貸して年利100%も 儲かる仮想通貨版“定期預金”の実態




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昨年、バブルを起こした仮想通貨。今年1月には全体の時価総額が80兆円超へと膨れ上がったが、直後に大手交換業者コインチェックのハッキング事件が直撃。
仮想通貨の代表格であるビットコイン(BTC)価格は1カ月弱で高値から4分の1にまで下落してしまった。
今では全体の時価総額も30兆円前後。そのため「バブルは崩壊した」という声も聞こえてくる。


しかし、BTC価格が最安値近辺にあるからこそ、注目を集め始めた仮想通貨投資法もある。
仮想通貨を貸して、金利収入を得る「レンディング」だ。


「3月に開始を発表して、5月からサービスを開始しました。1カ月の募集期間で、円換算にして数十億円の申し込みがあり、6月には100億円を超える勢いです」

こう話すのは、国内大手交換業者の一つ「ビットバンク」の三原弘之COO。もともと国内ではコインチェックだけがレンディングサービスを提供していたが、ハッキング事件を受けてサービスを停止。
その間隙を縫ってビットバンクが参入した。
「仮想通貨がフィアット(法定通貨)のように普及していくには、フィアットと同等以上のサービスが不可欠と考えていたので、“定期預金感覚”で利用できるものにしようと考えた」(三原さん)という。


仕組みは単純。
自分で保有しているBTCをビットバンクに預ければ1年後に利子を上乗せして受け取ることができる。
利率は1BTCの預け入れで年利3%。10BTC以上なら最高利率の5%となる。


同じく国内交換業者のGMOコインも「貸仮想通貨」の名で同様のサービスを提供しているが、こちらの最少預入額は10BTC。
年利は5%で、ビットバンクとほぼ条件は一緒だが、満期が90日間と短いうえに、イーサリアムやビットコインキャッシュ、ライトコイン、リップルという主なアルトコイン(BTC以外の仮想通貨)のレンディングも可能になっている。
これらの交換業者は借り入れた仮想通貨を運用することで、収益を上げている。


ただし、海外に目を向ければ、より高利回りのレンディングサービスもあるという。
仮想通貨で2億円の資産を築いてシンガポールに移住した投資家のYouKさんが話す。

「海外の仮想通貨交換業者では、個人対個人でさまざまな仮想通貨を貸し借りできるサービスを提供しています。
借り手が提示する希望利率を確認して、貸し先を選べるので、BTCが急騰した局面では『借りてきて売り仕掛けをしたい』というニーズが発生して、一時的に年利100%を超える利率を提示する人も現れる」


YouKさんは自動で高い利率の貸し先を選択してくれる有料bot(自動化プログラム)を利用して、レンディング運用だけで「コンスタントに年利50%以上を稼いでいる」という。海外交換業者のサービスはハードルが高いと感じるようであれば、まずは国内でお試しを。





引用元:AERA dot.
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180705-00000033-sasahi-life




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