わたしをかたちづくるもの

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恩田 陸さんの「spring」を読みました！

構想・執筆10年ーー
稀代のストーリーテラーが辿り着いた最高到達点＝バレエ小説

「俺は世界を戦慄せしめているか？」


自らの名に無数の季節を抱く無二の舞踊家にして振付家の萬春(よろず・はる)。
少年は八歳でバレエに出会い、十五歳で海を渡った。
同時代に巡り合う、踊る者　作る者　見る者　奏でる者ーー
それぞれの情熱がぶつかりあい、交錯する中で彼の肖像が浮かび上がっていく。

舞踊の「神」を追い求めた一人の天才をめぐる傑作長編小説。

バレエの才能に恵まれた主人公をめぐる物語。

ライバル・叔父・幼馴染からの視点と
最後に主人公の視点から語られます。



他のみんなからは計り知れない
とらえどころのない、人間性を超えた
バレエのギフテッドのように思われている主人公が
本人の語りの章になって初めてそうではなかったんだと
人間臭い面をみせられて
いい意味で裏切られました。


本人の章の初っ端から衝撃でしたｗ




圧巻のバレエシーン。

実写ではいろいろと生々しいかな・・・
コミックまたはアニメで、見てみたい！

「ダンス：ダンス：ダンスール」 の感じに近いでしょうか。
生き生きと映像として頭の中で展開しました。


とってもおもしろかったです。

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