2019年02月21日
元力士を殴り、死亡させた元世界チャンピオンの井岡の愛弟子のパンチ力と転落人生
元横綱の日馬富士が元幕内の貴ノ岩を2017年、カラオケのリモコンなどで殴り、ケガを負わせた事件はまだ記憶に新しい。
橋詰容疑者がボクサー時代、ライバル視していたのは…あの選手!
今度は元プロボクサーが元力士の頭をカラオケのリモコンで殴り、死亡させ、逮捕されるという事件が大阪府松原市で2月18日に起きた。
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傷害容疑で大阪府警に逮捕されたのは、元プロボクサーの橋詰知明容疑者(30)。事件は大阪市松原市のラウンジで起こり、カラオケの最中に元力士・杉の山だった浅田宗祐さんに襲いかかり、カラオケのリモコンで頭部を殴打。浅田さんは救急搬送されたが死亡が確認された。
「事件は日付が変わる前、17日深夜1時前のこと。浅田さんが友人たち3人とカラオケなどで騒いでいた。そこに、橋詰容疑者らのグループが飲みに来た。浅田さんの友人のFさんがカラオケを歌っていて、体が当たった。すると、橋詰容疑者が『こらぁ、おまえ』などと激怒して顔面を殴った。その時、止めに入ったのが元相撲取りで112kgあった浅田さん。そこへ橋詰容疑者はリモコンを手にして頭部を1発、殴りつけた。浅田さんは膝からカクンという感じで崩れ落ち、意識がなくなり、店員が119番通報した」(捜査関係者)
リモコン1発で、元力士、浅田さんを死亡させた橋詰容疑者は元世界チャンピオン、井岡弘樹氏が主宰する井岡ボクシングジムの有力選手だった。2011年にデビュー。西日本新人王決定戦のスーパーバンタム級で勝ち、新人王とMVPを獲得。一緒にジムで汗を流していた知人はこう話す。
「ジャブとコンビネーションが抜群で、スピードが他の練習生とはケタ違い。井岡会長も世界チャンピオンになれる逸材だと期待していた。橋詰容疑者は亀田3兄弟と練習したこともあり、大毅とは同い年でライバル視して、負けへんとよく言っていた。連戦連勝で井岡会長も日本タイトル挑戦、世界ランク入りを想定していたほどです」
だが、2016年に入ると、橋詰容疑者はグラブを置いてしまう。
通算、16戦12勝2敗2引き分けという戦績だった。
「引退したのはボクシングと関係ないところで、警察のお世話になるようなことになり、切れてしまった。その後は改心してマジメに仕事をしていたと聞いていた。酒を飲むと些細なことでブチ切れ、殴りかかることがある。今回の事件を聞いてそこまでやってしまったのかと…。もう言葉がない」(前出の知人)
一方、リモコンのパンチ1発で死亡した浅田さんは、高田川部屋に所属し、平成5年初土俵。最高位は西幕下20枚目と関取まであと一歩だった。友人はこう話す。
「中学では柔道をやっていてそれを見込まれて相撲界に入った。三段目優勝して、幕下にあがった時は本当に関取になるぞと地元でも盛り上がった。お父さんが地元でスーパーをやっていて、場所になると『昨日は勝ったぞ』と大賑わいでした。ケガもあって引退したが、地元でマジメに仕事をしていた。止めに入ったところを殴られ、亡くなったと聞き、優しい浅田さんらしいなと思った」
大阪府警関係者によると、橋詰容疑者は犯行について「酔っていたので覚えていない」と供述しているという。今後は、傷害致死容疑で捜査を進めるという。
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