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2017年07月16日
最も影響を受けた自己啓発本について
自己啓発というジャンルについて。
「人生が前向きになる××つの法則」
「必ず議論に勝てるようになる××つのコツ」
「××、この言葉があなたの人生をダメにする理由」
「まず相手の××を見なさい」
「95%は××で決まる」
正直、この手の書籍には本当にハズレが多い。
書いてあることは間違っていないのだけれど、机上の理屈であったり、
その人の経験を押し付けているだけだったり、
どこかで聞いたことのあるようなありきたりなフレーズの切り貼りだったり。
そういうのが何十万部売れようと、
それはタイトルに乗せられて買ってしまった人が多いんじゃないかと邪推してしまう。
実は、石井裕之氏の「心のブレーキの外し方」とて例外じゃない。
自分が切羽詰まっていたから買ったものの、今発見したなら手に取ることすらしないだろう。
「心のブレーキの外し方」といういかにも自己啓発なタイトル
「累計××万部突破!!」の帯
出版社はフォレスト出版(自己啓発系多い)
付属CDに著者の講演収録
「ダイナマイトモチベーション」「コールドリーディング」なる特殊用語
著者の他の出版書籍が似通った内容
・・・うん。今なら絶対買わない要素が満載過ぎる。
でも、当時は必死だったから買った。
そして、本は読まずにCDだけをひたすら聞いた。
「CDは一回じゃなくて何回も聞いてください」という著者の言いつけに従って。
そして、結果、当たりだったことを理解した。
この書籍のレビューを見ると「すごく役に立った!」という意見と「書いてある内容に目新しいものはなかった」という意見に分かれる(これも自己啓発系では珍しいことではない)。「すごく役に立った!」という感想を持つ側から言わせてもらうと、「書いてある内容に目新しいものはなかった」と言っている人は実践していないだけだ(一回読んだだけ)。
この書籍の価値は、成功体験からハウツーを導き出すのではなく、「なぜ成功したのか」というところを科学的に研究し、理論として積み上げたところにある。歯がゆいのだが、残念ながら導き出される答えは確かに目新しいものではない。「積み重ねが大事」とか「塵も積もれば山となる」とか「千里の道も一歩から」とかそういうことになってしまう。いや、違うんだけど・・・と言いたいけれど、「どう違うの?」ときかれたらうまく答えられない。
強いて言えば「読書百遍、意自ずから通ず」だよ!四の五の言わずとにかくCDを聞いて!(本を読めじゃない)ということになるだろうか。CDの講演内容は、まだ市民権を得ていない理論に熱弁を奮う著者の想いが詰まっている。そこには、人にどうやったら理解してもらえるだろうかという工夫とか、苦悩とか、努力とかそういうのが表れていて、押しつけがましいところがない。だから、聞いているこっちも「それはどういうことなんだろうか?」と理解しようとしてしまう(繰り返しになるが、買った当時は切羽詰まっていたからこそ余計にそうなった)。
自分は何かの信者になるタイプではない。だから、石井裕之氏のファンでもない。
この「心のブレーキの外し方」以外の石井裕之氏の書籍もいくつか買ったけれど、
2冊ほどを除いて、あとのものは自分の心にはまったく響かなかった。
「ダイナマイトモチベーション」なる高価なCDと教材?のセットは特に欲しいと思わない。
「コールドリーディング」は正直どうでもいい。
だから、勧めるのは「心のブレーキの外し方」一冊のみで、他は気になった人が買えばいいと思う。
CDを何度も聞いて、本はそのおさらいで読めばいい。
著者が研究した内容、特にその科学的なアプローチの部分がすっと心に入ってくるようになれば、
あとはそれを自分の目的に合わせて応用するだけだ。
自分は、環境への順応にもっぱら応用している。
仕事の環境は社内情勢や業界の情勢、国内情勢、世界情勢等ありとあらゆる情勢によって突然方向を変えてしまう。変わってしまったことに対し、古いやり方に安心感と価値を覚え、固執してしまうのが人間だけれど、そうならないように自分の心を持っていく方法を身につけたと言っていい。
また、部下に何かを教える際にもこの考え方は大いに活用できる。
何か新しいことを教わる者は、「面倒」「不安」から拒絶反応を示しがちだ。それを「仕事だから」と押しつけるのではなく、「面倒」「不安」を理解し、どのようにその心理から解放してあげることができるのか。解放とまでは行かなくとも、「面倒」「不安」をもってなお引き受けてもらえる態勢に持っていけるのか。
なお、この書籍は、なんでもできるようになるためのものではない。自分の潜在能力を最大限に発揮するためのツールと言える。潜在能力にフタをするのが「心のブレーキ」で、それの外し方を身につけることができる。
「人生が前向きになる××つの法則」
「必ず議論に勝てるようになる××つのコツ」
「××、この言葉があなたの人生をダメにする理由」
「まず相手の××を見なさい」
「95%は××で決まる」
正直、この手の書籍には本当にハズレが多い。
書いてあることは間違っていないのだけれど、机上の理屈であったり、
その人の経験を押し付けているだけだったり、
どこかで聞いたことのあるようなありきたりなフレーズの切り貼りだったり。
そういうのが何十万部売れようと、
それはタイトルに乗せられて買ってしまった人が多いんじゃないかと邪推してしまう。
実は、石井裕之氏の「心のブレーキの外し方」とて例外じゃない。
自分が切羽詰まっていたから買ったものの、今発見したなら手に取ることすらしないだろう。
「心のブレーキの外し方」といういかにも自己啓発なタイトル
「累計××万部突破!!」の帯
出版社はフォレスト出版(自己啓発系多い)
付属CDに著者の講演収録
「ダイナマイトモチベーション」「コールドリーディング」なる特殊用語
著者の他の出版書籍が似通った内容
・・・うん。今なら絶対買わない要素が満載過ぎる。
でも、当時は必死だったから買った。
そして、本は読まずにCDだけをひたすら聞いた。
「CDは一回じゃなくて何回も聞いてください」という著者の言いつけに従って。
そして、結果、当たりだったことを理解した。
この書籍のレビューを見ると「すごく役に立った!」という意見と「書いてある内容に目新しいものはなかった」という意見に分かれる(これも自己啓発系では珍しいことではない)。「すごく役に立った!」という感想を持つ側から言わせてもらうと、「書いてある内容に目新しいものはなかった」と言っている人は実践していないだけだ(一回読んだだけ)。
この書籍の価値は、成功体験からハウツーを導き出すのではなく、「なぜ成功したのか」というところを科学的に研究し、理論として積み上げたところにある。歯がゆいのだが、残念ながら導き出される答えは確かに目新しいものではない。「積み重ねが大事」とか「塵も積もれば山となる」とか「千里の道も一歩から」とかそういうことになってしまう。いや、違うんだけど・・・と言いたいけれど、「どう違うの?」ときかれたらうまく答えられない。
強いて言えば「読書百遍、意自ずから通ず」だよ!四の五の言わずとにかくCDを聞いて!(本を読めじゃない)ということになるだろうか。CDの講演内容は、まだ市民権を得ていない理論に熱弁を奮う著者の想いが詰まっている。そこには、人にどうやったら理解してもらえるだろうかという工夫とか、苦悩とか、努力とかそういうのが表れていて、押しつけがましいところがない。だから、聞いているこっちも「それはどういうことなんだろうか?」と理解しようとしてしまう(繰り返しになるが、買った当時は切羽詰まっていたからこそ余計にそうなった)。
自分は何かの信者になるタイプではない。だから、石井裕之氏のファンでもない。
この「心のブレーキの外し方」以外の石井裕之氏の書籍もいくつか買ったけれど、
2冊ほどを除いて、あとのものは自分の心にはまったく響かなかった。
「ダイナマイトモチベーション」なる高価なCDと教材?のセットは特に欲しいと思わない。
「コールドリーディング」は正直どうでもいい。
だから、勧めるのは「心のブレーキの外し方」一冊のみで、他は気になった人が買えばいいと思う。
CDを何度も聞いて、本はそのおさらいで読めばいい。
著者が研究した内容、特にその科学的なアプローチの部分がすっと心に入ってくるようになれば、
あとはそれを自分の目的に合わせて応用するだけだ。
自分は、環境への順応にもっぱら応用している。
仕事の環境は社内情勢や業界の情勢、国内情勢、世界情勢等ありとあらゆる情勢によって突然方向を変えてしまう。変わってしまったことに対し、古いやり方に安心感と価値を覚え、固執してしまうのが人間だけれど、そうならないように自分の心を持っていく方法を身につけたと言っていい。
また、部下に何かを教える際にもこの考え方は大いに活用できる。
何か新しいことを教わる者は、「面倒」「不安」から拒絶反応を示しがちだ。それを「仕事だから」と押しつけるのではなく、「面倒」「不安」を理解し、どのようにその心理から解放してあげることができるのか。解放とまでは行かなくとも、「面倒」「不安」をもってなお引き受けてもらえる態勢に持っていけるのか。
価格:1,404円 |
なお、この書籍は、なんでもできるようになるためのものではない。自分の潜在能力を最大限に発揮するためのツールと言える。潜在能力にフタをするのが「心のブレーキ」で、それの外し方を身につけることができる。