2017年05月23日
ポール・モーリア 異国の風景がなぜか日本人に懐かしい
ポール・モーリアをイージー・リスニングと軽く扱うことにはやや抵抗を感じる。いや、もちろん聴きやすい音楽ではあるんだけれど。どうしてこんなに日本人の心を捉えるんだろうか。こうも的確に。
「オリーブの首飾り」「シェルブールの雨傘」「イエスタデイ」「明日に架ける橋」「恋はみずいろ」「エーゲ海の真珠」「イエスタデイ・ワンス・モア」等々。アレンジした作品も含めて、ただ単にメロディから感じるだけのものではない懐かしさ、そして憐れみが胸をくいと締める。ギューッと締めつけるのではないところがポール・モーリアで、感傷に浸る直前のぎりぎりのラインに心を留め、どこにいても心地よい風の音を立ててくれる。オーケストラ・ヴァイオリン、チェンバロ、ドラムスといった、普段すべて一緒に耳にすることがほとんどない楽器同士がきれいに曲に溶け込んでいて、こういうのは他ではちょっと聴けない。
一人きりで聴くのがいい。できるだけ穏やかな休日に。ぼうっとしながらポール・モーリアをかけているだけで、何もない時間は自然と満たされていく。どこで聴いていたとしても、目の前に広がる風景はきっと澄んだ空に包まれ、日の光がまんべんなく降り注ぎ、緑に染まり、海の音が聞こえる。
なお、蛇足だが「恋はみずいろ」はBillboard Hot 100で5週も1位に滞在したことがある(1968年)。
「オリーブの首飾り」「シェルブールの雨傘」「イエスタデイ」「明日に架ける橋」「恋はみずいろ」「エーゲ海の真珠」「イエスタデイ・ワンス・モア」等々。アレンジした作品も含めて、ただ単にメロディから感じるだけのものではない懐かしさ、そして憐れみが胸をくいと締める。ギューッと締めつけるのではないところがポール・モーリアで、感傷に浸る直前のぎりぎりのラインに心を留め、どこにいても心地よい風の音を立ててくれる。オーケストラ・ヴァイオリン、チェンバロ、ドラムスといった、普段すべて一緒に耳にすることがほとんどない楽器同士がきれいに曲に溶け込んでいて、こういうのは他ではちょっと聴けない。
一人きりで聴くのがいい。できるだけ穏やかな休日に。ぼうっとしながらポール・モーリアをかけているだけで、何もない時間は自然と満たされていく。どこで聴いていたとしても、目の前に広がる風景はきっと澄んだ空に包まれ、日の光がまんべんなく降り注ぎ、緑に染まり、海の音が聞こえる。
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なお、蛇足だが「恋はみずいろ」はBillboard Hot 100で5週も1位に滞在したことがある(1968年)。
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