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2014年10月10日

<国立競技場>開会式から50年 聖火台を取り外し

◇東日本大震災復興の象徴として宮城県石巻市に貸与へ



 1964年東京五輪の開会式から50年に当たる10日、2020年東京五輪・パラリンピックに向けて建て替えられる国立競技場(東京都新宿区)から、聖火台が取り外された。64年大会でアジア初の五輪の炎がともされ、戦後復興のシンボルにもなった聖火台は、東日本大震災からの復興の象徴として宮城県石巻市に貸与される。



 聖火台は高さ2・1メートル、直径2・1メートル、重さ2・6トンの鋳物製。58年アジア大会に向けた同競技場建設に合わせ、「鋳物の町」として知られる埼玉県川口市の鋳物職人、故鈴木萬之助さん、故文吾さん親子らが製作した。



 取り外した聖火台は、管理する日本スポーツ振興センターが石巻市に貸与し、同市内で展示される予定。その後、19年3月の新競技場完成をめどに、再び国立競技場の敷地内に置かれるという
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