2014年10月09日
アスベスト被害、国の責任認める初判決…最高裁
大阪・泉南地域にあったアスベスト(石綿)紡織工場の元従業員と遺族計89人が、安全規制の遅れで肺がんや石綿肺などを発症したとして、国に計約12億円の損害賠償を求めた2件の訴訟の上告審で、最高裁第1小法廷(白木勇裁判長)は9日、石綿被害で国の責任を認める初の判決を言い渡した。
一部の原告について国に賠償を命じる判決が確定した。
今回の訴訟は、2審・大阪高裁で原告の勝訴と敗訴に結論が分かれており、最高裁が統一の判断を示した。
原告側は上告審で、1950年代には石綿の危険性が明らかになっていたにもかかわらず、国の事業者に対する規制が遅れたのは違法と主張。国側は「最新の科学的知見を踏まえつつ、適切に対策を講じていた」と反論していた。
一部の原告について国に賠償を命じる判決が確定した。
今回の訴訟は、2審・大阪高裁で原告の勝訴と敗訴に結論が分かれており、最高裁が統一の判断を示した。
原告側は上告審で、1950年代には石綿の危険性が明らかになっていたにもかかわらず、国の事業者に対する規制が遅れたのは違法と主張。国側は「最新の科学的知見を踏まえつつ、適切に対策を講じていた」と反論していた。
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