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2014年09月28日

御嶽山噴火続く 気象庁が警戒を呼びかけ

27日に噴火した御嶽山では現在も噴火が続いているとみられ、気象庁は「入山規制」を示す「火口周辺警報」を発表して噴石などに警戒するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、長野と岐阜の県境にある御嶽山は27日昼前に山頂付近から噴火し、噴煙が南側の斜面を3キロ以上、流れ下っているのが確認されました。
このため、気象庁は「火口周辺警報」を発表し、噴火警戒レベルを「入山規制」を示すレベル3に引き上げました。
気象庁は、長野県王滝村と木曽町、岐阜県高山市、それに下呂市にまたがる火口から4キロ程度の範囲では噴石が落下する危険性があるため、入山規制を行うなどして警戒するよう呼びかけています。
27日午後、上空などから撮影された映像では、山頂の南側の複数の箇所から白っぽい噴煙や灰色がかった噴煙が噴き出ているのが分かります。
国土交通省によりますと、山頂の南側ではやや大きな噴火口が少なくとも3か所、確認されたということです。
また、気象庁が行った聞き取り調査の結果、火山灰が降った範囲はこれまでに山の西側の岐阜県下呂市から南東側の甲府市にかけての広い範囲に及んでいます。
気象庁によりますと、27日、御嶽山では噴火が始まる10分余り前から火山性の微動が観測され、午前0時現在、微動が続いていることから、噴火は今も続いているとみられるということです。
気象庁は「今後も今回と同じ程度の噴火はあると考えられ、火口から4キロ程度の範囲では大きな噴石が落下するおそれがあるので引き続き警戒が必要だ。風によって小さな噴石が遠くまで飛ばされることもあるので、周辺の地域では念のため注意してほしい」としています。
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