日々の出来事

イギリス北部のスコットランド独立の賛否を問う住民投票は日本時間の１９日朝から開票作業が続いていて、３２の自治体のうち７つで開票が終わり、これまでのところ独立反対と賛成がきっ抗しています。

イギリス北部のスコットランドの住民投票は、１８日、投票が終わり、３２の自治体ごとに開票作業が行われています。
イギリスの公共放送ＢＢＣによりますと日本時間の午前１１時５５分現在で、スコットランド中部のクラックマナンシャーや北部のウエスタンアイルズ、それに中部のダンディーなど７つの自治体で開票が終わり、独立賛成が１７万２４２６票で得票率にして４９．０９％、反対が１７万８８１１票で、得票率にして５０．９１％と反対と賛成がきっ抗しています。
このうちクラックマナンシャーとウエスタンアイルズは事前の予想で、独立賛成が優勢とみられていましたがいずれも反対が賛成を上回りました。
一方、賛成派の地盤とされているダンディーでは賛成の得票率が５７％、反対が４３％となってこれまで開票が終わった自治体の中では初めて賛成が反対を上回りました。
投票率は、人口が６０万人近い最大都市グラスゴーで７５％のほか９０％を超える自治体もあり、有権者の関心の高さを示しています。
今回の住民投票は独立への賛成が反対を１票でも上回れば、投票率に関係なくスコットランドの独立が決まります。
大勢が判明するのは日本時間の１９日午後になる見通しで、このあと開票作業が進むグラスゴーや中心都市のエディンバラなどでの結果が注目されています。

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