2014年09月15日
「HERO」第3期の可能性を探る…社長期待、大多常務「続けたい」
13年ぶりに復活し、今年の連続ドラマNo.1の注目を集めるフジテレビ「HERO」(月曜後9・00)。東京地検城西支部を舞台に、SMAPの木村拓哉(41)演じる型破りな検事・久利生公平らの活躍を描く話題作も残すところ2話。ファンの期待も高まるシリーズ第3期はあるのか。可能性を探るべく、編成制作担当の大多亮常務取締役(56)を直撃。現状、願望の域は出ないものの、大多氏は「ずっと続けたいです」とシリーズ継続を熱望した。亀山千広社長(58)も定例会見で「(スタッフの)顔を見たら『次もあるよね』と言うと思います」と期待を隠さなかった。
プロデューサー時代にトレンディードラマを確立。「東京ラブストーリー」「101回目のプロポーズ」など数々の大ヒット作を世に送り出した大多氏。
「HERO」の第3弾について「パート2の放送も終わっていない状況の中で、飛べないんですよ、そこ(第3期の話)まで。だから社長の言うように『できたらいいな』としか言えない」とクギを刺した。その上で「『できたらいいな』はもちろんですよ。それは思っています」と明言した。
続けて役者論を展開しながら、続編への希望を口にした。
「役者さんと役というものの巡り合いは、なかなか重要で。極端な例で言うと、渥美清さんと寅さん、田村正和さんと古畑任三郎。その人が生涯に何回かしか向き合えない当たり役があると思うんです。そういう意味で、久利生公平は木村拓哉さんだからこそできる、木村拓哉さんが十八番を一番演じられる1つだと思うんですね。全部じゃないですよ、木村さんは幅があるので。久利生公平という役が、われわれとしてはハマったと思ったわけですから、続けたいです。ずっと続けたいです。木村さんもすごくこの役を気に入ってもらっているようですし、やりたいですね」
亀山千広社長(58)も12日の定例会見で第3期シリーズに関する質問に応じた。「社長としては、なんぼでも作れるだろうと言いたいですよね」と笑いを含みながら、自らも「ロングバケーション」「踊る大捜査線」など数々の大ヒット作を生み出したプロデューサー出身。「でも自分も(プロデューサー時代に)そうやって言われて、つらかった立場なんで。悩むところですが、当然(スタッフの)顔を見たら『次もあるよね』と廊下ですれ違ったら言うと思います」と語った。
13年の歳月が流れても色あせなかった「HERO」。亀山社長はコンテンツとしての魅力をこう分析する。
「ともすると、思い切り硬派にいこうと思えばいけるドラマなんですが、そこをスタッフがいいさじ加減で親しみやすく、ファミリーに分かるコメディーの要素も入れつつ作っている。前回からもそうですが、久利生君は常に大事件を扱うわけではない。目の前の窃盗犯だったりを調べていくうちに、たまたまその奥底にある大事件との接点に結び付いた時の痛快さ。事件に大きいも小さいもない、目の前にある真実を一生懸命探すのがテーマ。そういう意味ではスーパー検事ではない。それがこのドラマの真髄だと思いますので、家族揃って見てほしい。ものすごく硬派なサスペンスを作ろうとしている感じではないことが、ちゃんと13年経っても行われていることに非常に好感が持てる。自分の会社の作品として誇れると思いました」
さらに「13年ぶりで不安もあったでしょうけど、チーム一丸となって、変えるべきところは変えていったところが潔い。見ていて楽しいですし、その楽しさは(13年経っても)失われていない気がします。久利生公平は彼しかできない。よくぞやってくれたということで感謝しています」と木村の奮闘も称えた。
その木村が今月6日付のスポニチ本紙のインタビューで“重大発言”したのも見逃せない。シリーズがさらに続くかについて「久利生公平は、なかなかくたばらなさそうなキャラクターではありますよね」と含みを持たせた。
今シリーズは初回(7月14日)に今年放送されたドラマのうちトップの視聴率26・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。その後、平均20%台の高水準をキープ。結果も残している。
「HERO」はフジ、木村双方にとって“伝家の宝刀”と言えようか。フジがシリーズ継続を望むのは確か。ただ再び13年後というのは、現実的とは思えない。機が熟した時、その刀は抜かれる。ファンもその時を待ち望んでいるに違いない。
プロデューサー時代にトレンディードラマを確立。「東京ラブストーリー」「101回目のプロポーズ」など数々の大ヒット作を世に送り出した大多氏。
「HERO」の第3弾について「パート2の放送も終わっていない状況の中で、飛べないんですよ、そこ(第3期の話)まで。だから社長の言うように『できたらいいな』としか言えない」とクギを刺した。その上で「『できたらいいな』はもちろんですよ。それは思っています」と明言した。
続けて役者論を展開しながら、続編への希望を口にした。
「役者さんと役というものの巡り合いは、なかなか重要で。極端な例で言うと、渥美清さんと寅さん、田村正和さんと古畑任三郎。その人が生涯に何回かしか向き合えない当たり役があると思うんです。そういう意味で、久利生公平は木村拓哉さんだからこそできる、木村拓哉さんが十八番を一番演じられる1つだと思うんですね。全部じゃないですよ、木村さんは幅があるので。久利生公平という役が、われわれとしてはハマったと思ったわけですから、続けたいです。ずっと続けたいです。木村さんもすごくこの役を気に入ってもらっているようですし、やりたいですね」
亀山千広社長(58)も12日の定例会見で第3期シリーズに関する質問に応じた。「社長としては、なんぼでも作れるだろうと言いたいですよね」と笑いを含みながら、自らも「ロングバケーション」「踊る大捜査線」など数々の大ヒット作を生み出したプロデューサー出身。「でも自分も(プロデューサー時代に)そうやって言われて、つらかった立場なんで。悩むところですが、当然(スタッフの)顔を見たら『次もあるよね』と廊下ですれ違ったら言うと思います」と語った。
13年の歳月が流れても色あせなかった「HERO」。亀山社長はコンテンツとしての魅力をこう分析する。
「ともすると、思い切り硬派にいこうと思えばいけるドラマなんですが、そこをスタッフがいいさじ加減で親しみやすく、ファミリーに分かるコメディーの要素も入れつつ作っている。前回からもそうですが、久利生君は常に大事件を扱うわけではない。目の前の窃盗犯だったりを調べていくうちに、たまたまその奥底にある大事件との接点に結び付いた時の痛快さ。事件に大きいも小さいもない、目の前にある真実を一生懸命探すのがテーマ。そういう意味ではスーパー検事ではない。それがこのドラマの真髄だと思いますので、家族揃って見てほしい。ものすごく硬派なサスペンスを作ろうとしている感じではないことが、ちゃんと13年経っても行われていることに非常に好感が持てる。自分の会社の作品として誇れると思いました」
さらに「13年ぶりで不安もあったでしょうけど、チーム一丸となって、変えるべきところは変えていったところが潔い。見ていて楽しいですし、その楽しさは(13年経っても)失われていない気がします。久利生公平は彼しかできない。よくぞやってくれたということで感謝しています」と木村の奮闘も称えた。
その木村が今月6日付のスポニチ本紙のインタビューで“重大発言”したのも見逃せない。シリーズがさらに続くかについて「久利生公平は、なかなかくたばらなさそうなキャラクターではありますよね」と含みを持たせた。
今シリーズは初回(7月14日)に今年放送されたドラマのうちトップの視聴率26・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。その後、平均20%台の高水準をキープ。結果も残している。
「HERO」はフジ、木村双方にとって“伝家の宝刀”と言えようか。フジがシリーズ継続を望むのは確か。ただ再び13年後というのは、現実的とは思えない。機が熟した時、その刀は抜かれる。ファンもその時を待ち望んでいるに違いない。
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