2014年09月13日
なんで安くて珍しい味ばかりなの? 500ml紙パック飲料のヒミツ
■500ml紙パック飲料とペットボトル飲料の違いは?
勉強や仕事の合間のお供にする飲み物といえば、現在は500mlペットボトル飲料が主流だが、コンビニエンスストアでよく見かける500ml紙パック飲料も根強い人気を誇っている。この500ml紙パック飲料、100円〜120円と価格帯がペットボトルよりも安いのが特徴。さらに「はちみつ柚子かりん」や「ゴクつぶ ナタデココパイン」といったペットボトル飲料ではなかなか見かけないフレーバーや、「飲む氷いちご」、「山形県産佐藤錦」、「メロンクリームソーダ風味」(全てエルビー)といった、すごく変わった(?)フレーバーが多いことにも気づく。どうして、ペットボトルよりも安く、珍しいフレーバーが多いのだろうか? 気になる疑問をメーカーの方に訊いてみた。
■紙パック飲料が安い理由
今回お話を伺ったのは、エルビーと日清ヨークの2社。いずれも、紙パック飲料では多くのシェアを誇り、誰もが一度は飲んだことのある商品を扱っているメーカーだ。
エルビー営業企画部の西村拓哉さんによると紙パックとペットボトルでは、常温保存(ドライ)と、冷蔵保存(チルド)の違いが大きいそうだ。紙パックの場合は、加熱殺菌の温度を低く、素早い殺菌をすること、保管から流通まで冷蔵保存をすることによって、飲料自体の鮮度を保っているという。そうすることで、ペットボトルでは難しいさまざまなフレーバーを再現することができるとか。でも冷蔵していたらその分コストもかかって、逆に値段が高くなるのでは?
「加熱殺菌の時間が短いので、賞味期限も短くなっています。ですから長期保存の必要がなく、その分のコストが削減できるんですよ。とはいえ、本当に薄利多売でやっていますけどね(苦笑)。ドライの商品ばかりだと、フレーバーに面白みがなくなってしまうじゃないですか。これからも、チルドでしかできない新鮮な風味をどんどん生かしたいと思っています」とのこと。ちなみに、エルビーはアサヒグループの傘下で、カルピス社もグループ会社。この3月にはそのカルピスと業務提携で作った新商品「味わいカルピス 練乳仕立て」も搭乗している。この「カルピス」に代表される、乳酸菌飲料のラインナップが豊富なのも紙パック飲料の大きな特徴である。
■紙パック飲料は鮮度が命
では、なぜ、乳酸菌飲料は紙パックが多いのか? という疑問にお答え頂いたのは、日清ヨーク マーケティング部の佐藤秀樹さん。同社は紙パック飲料の定番ともいえる「ピルクル」をはじめ、「十勝のむヨーグルト」といった乳酸菌飲料、発酵乳を多く手掛けるメーカーだ。
「生きた乳酸菌を美味しいままご提供するには、長期保存が向いていません。チルド商品の賞味期限が短めなのも、新鮮な状態でご提供するためです」
佐藤さんによると、同社もやはりチルド商品には鮮度と季節感を大切にしているそうで、現在発売中の「春便りももとさくらんぼ」といった季節ごとの新商品の開発や、200mlパックではあるが「ピルクルカロリー55%off」や、「フルーツ&ビタミンのむヨーグルト」といったお腹や体の健康に役立つ商品が多いのも特徴的。やはりこういった商品でも紙パックならではの鮮度が生きてくるそうだ。
「鮮度」を大切にするからこそ、ペットボトルにはないちょっと変わったフレーバーを実現できる紙パック飲料。学校やアルバイト先で、ずっと、紙パック飲料を飲んでいれば「飲み物の鮮度にもこだわる自分」がアピールできるかも!? 今後も新しい味が生まれることをお楽しみに!
勉強や仕事の合間のお供にする飲み物といえば、現在は500mlペットボトル飲料が主流だが、コンビニエンスストアでよく見かける500ml紙パック飲料も根強い人気を誇っている。この500ml紙パック飲料、100円〜120円と価格帯がペットボトルよりも安いのが特徴。さらに「はちみつ柚子かりん」や「ゴクつぶ ナタデココパイン」といったペットボトル飲料ではなかなか見かけないフレーバーや、「飲む氷いちご」、「山形県産佐藤錦」、「メロンクリームソーダ風味」(全てエルビー)といった、すごく変わった(?)フレーバーが多いことにも気づく。どうして、ペットボトルよりも安く、珍しいフレーバーが多いのだろうか? 気になる疑問をメーカーの方に訊いてみた。
■紙パック飲料が安い理由
今回お話を伺ったのは、エルビーと日清ヨークの2社。いずれも、紙パック飲料では多くのシェアを誇り、誰もが一度は飲んだことのある商品を扱っているメーカーだ。
エルビー営業企画部の西村拓哉さんによると紙パックとペットボトルでは、常温保存(ドライ)と、冷蔵保存(チルド)の違いが大きいそうだ。紙パックの場合は、加熱殺菌の温度を低く、素早い殺菌をすること、保管から流通まで冷蔵保存をすることによって、飲料自体の鮮度を保っているという。そうすることで、ペットボトルでは難しいさまざまなフレーバーを再現することができるとか。でも冷蔵していたらその分コストもかかって、逆に値段が高くなるのでは?
「加熱殺菌の時間が短いので、賞味期限も短くなっています。ですから長期保存の必要がなく、その分のコストが削減できるんですよ。とはいえ、本当に薄利多売でやっていますけどね(苦笑)。ドライの商品ばかりだと、フレーバーに面白みがなくなってしまうじゃないですか。これからも、チルドでしかできない新鮮な風味をどんどん生かしたいと思っています」とのこと。ちなみに、エルビーはアサヒグループの傘下で、カルピス社もグループ会社。この3月にはそのカルピスと業務提携で作った新商品「味わいカルピス 練乳仕立て」も搭乗している。この「カルピス」に代表される、乳酸菌飲料のラインナップが豊富なのも紙パック飲料の大きな特徴である。
■紙パック飲料は鮮度が命
では、なぜ、乳酸菌飲料は紙パックが多いのか? という疑問にお答え頂いたのは、日清ヨーク マーケティング部の佐藤秀樹さん。同社は紙パック飲料の定番ともいえる「ピルクル」をはじめ、「十勝のむヨーグルト」といった乳酸菌飲料、発酵乳を多く手掛けるメーカーだ。
「生きた乳酸菌を美味しいままご提供するには、長期保存が向いていません。チルド商品の賞味期限が短めなのも、新鮮な状態でご提供するためです」
佐藤さんによると、同社もやはりチルド商品には鮮度と季節感を大切にしているそうで、現在発売中の「春便りももとさくらんぼ」といった季節ごとの新商品の開発や、200mlパックではあるが「ピルクルカロリー55%off」や、「フルーツ&ビタミンのむヨーグルト」といったお腹や体の健康に役立つ商品が多いのも特徴的。やはりこういった商品でも紙パックならではの鮮度が生きてくるそうだ。
「鮮度」を大切にするからこそ、ペットボトルにはないちょっと変わったフレーバーを実現できる紙パック飲料。学校やアルバイト先で、ずっと、紙パック飲料を飲んでいれば「飲み物の鮮度にもこだわる自分」がアピールできるかも!? 今後も新しい味が生まれることをお楽しみに!
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