2014年09月10日
「『白い巨塔』は苦痛だった!」と語る唐沢寿明の俳優としての信念
現在公開中の主演映画『イン・ザ・ヒーロー』(東映)の番宣を引っ提げて、バラエティーやトーク番組に出演しまくっている唐沢寿明。サービス精神が旺盛なせいか、どの番組でもボケ&ツッコミを巧みに使いこなし、お笑い芸人ではないのに共演者や視聴者にたくさんの笑いを提供してくれている。
そんな唐沢さんが9月3日に放送された『TOKIOカケル』(フジテレビ系)にゲスト出演していた。番組冒頭から早速いくつかの小ボケをかまして、スタジオを沸かせるのがま〜早いこと! 松岡昌宏の素早いツッコミを始め、TOKIOメンバーとの相性はバッチリで唐沢さんのトークはいつもに増して絶好調のようであった。
今年で芸能生活34年目とすっかりベテラン俳優となった唐沢さんだが、実は苦手なものが多いという情報を番組がキャッチしており、いくつかの苦手疑惑について○×形式で回答してもらうことになった。
Q1.ひとりで飲むことが苦手?A1.◯
唐沢さんは「そりゃ〜、苦手じゃないですか。なんでひとりで飲まなきゃいけないの?」と若干キレ気味に回答。「ひとりで飲んでると煮詰まる」とのことで、ひとり飲みはしないらしい。飲みたい時はいつも自分から仲間を誘って、自らお店を予約するそうだ。
相当お酒好きな唐沢さんだが、国分太一から「唐沢さんが(お酒の席で)ぶっ壊れたっていう話を聞かないですよね〜」と振られると、「それは絶対ないない。全部覚えてるから最後まで」と、お酒を楽しみながらも決して飲まれることはない酒に強い一面を覗かせた。
先輩と飲む時以外は基本的に飲み代を全て奢るという唐沢さんだが、自分の誕生日パーティーでさえも全部自腹を切るらしい。よっ! 太っ腹〜♪
Q2.幽霊が苦手?A2.◯
「幽霊が得意な人なんていないでしょ〜!」「目に見えないのに、こっちに嫌な思いだけさせるって最悪じゃね!?」
と、本当に嫌そうな顔で憎々しく発言した唐沢さん。以前、金縛りにあったことがあるそうだが、
「気力で『おりゃああ〜っ!!』とかやって(金縛りを)解放したからね!」
と驚きの突破法を明かしてくれた。凄いっすね〜♪ さすが唐沢兄貴! TOKIOメンバーたちはそんな兄貴のマンガみたいな荒業に大爆笑であった。
Q3.『白い巨塔』が苦手A3.◯
かつて唐沢さんが主演し、高視聴率を稼いだ同局の名作ドラマだというのに、苦笑いしながらもハッキリと「◯」の札を挙げていた。あらら〜? そんなことカミングアウトして大丈夫かしら?
唐沢さんいわく、当時撮影現場に本物の外科医の先生が二名、医療監修として参加していたそうだ。いざ撮影が始まると「すいません! ちょっと待って下さい!」とリアル医師からストップがかかり、唐沢さんの医療手袋のはめ方について物言いが入ったとのこと。「僕らはこんなに汚くしない!」と手袋のシワなど細かい部分の指摘を何度もされたそうだ。
寝る間を惜しんで撮影に取り組んでいた唐沢さんにとって、その細かい指摘の数々はよっぽど苦痛だったらしい。
「ほんとねぇ、最後ヤバかったよ俺も。人相変わってて、吹き替えでも出来るんじゃないかって顔になってた」
と、相当大変な思いをした撮影を振り返っていた。医療ドラマって、専門用語だらけでセリフを覚えるのだけでも苦労しそうなのに、手袋を装着したシワ部分にまで気を配らなくちゃならないなんて! 素人が見てもちっともわからないけど、プロの方々は細部まで気になっちゃうものなんだなぁ。
しかし細か過ぎるダメ出しは、俳優にしてみればお芝居に集中できなくなりそうで、なんだかやや不憫である。唐沢さんは終いには、
「もう(丈の)短い手袋持ってきてもらって、あと(の袖部分)はCGで描いてくんないかな?ぐらいの勢いだった」
と、本音を漏らしていた。お金は掛かりそうだけれど、役者さんにとってはそっちのほうが役に集中できていいのかも!?
また、ハマり役だと評判になった役柄について聞かれると、唐沢さんは「社長や御曹司など、意外と自分とは違う(イメージの)役をやらされることが多い」と語った。しかも、
「嫌みのあるような役をやらせるんだよね〜。こんなに“いい人”なのに……」
と、自分をちょっとイタズラっぽく持ち上げてみたところ、TOKIOは誰ひとりとして先輩のおふざけに乗っかってあげないのだった。そんな仕打ちにちょっとしょんぼりしちゃう唐沢先輩が可愛らしかった。
役者にとって一番大切なこと
軽妙な「苦手なものトーク」が一通り終わったところで、一転、真面目顏になった唐沢先輩が俳優にとって一番大切なことについて熱く語り始めた。
「諦めないことじゃない?」「視聴率40%のドラマや社会現象になるようなドラマに出たいと思っても、まず無理じゃない? いろんなものが合わさってそうなるわけなんだから。偶然や宝クジみたいなもんなんだから9割以上は外れてる」「視聴率40%が成功ならば、残りの9割は失敗していることになる。だから、それに耐えられるだけの精神力がないと無理だろうね」
前半のおふざけモードがまるで嘘だったかのように、真剣な口調で話す唐沢先輩。そして、すっかり聞き入る後輩たち。
「視聴率が一桁で世の中に悪口言われたとして、そんなことよりももっと大事な“役をやり切るっていう使命”があるわけで。それでも見てるお客さんがいるわけだから、お客さんのことを考えなきゃダメ。自分がどうこうっていうのはまた二の次だから。少なくともそれを見ているお客さんはいるんだよっていうこと」
なるほど〜、感動した! 唐沢先輩はなんだかんだ言っても、役者というお仕事に対してとっても真摯に取り組んでいる、真面目なお方だった。冒頭から始まった小ボケ三昧に手を焼いていたTOKIOの面々であったが、唐沢先輩の熱い思いに胸を打たれた様子で、松岡くんが「勉強になります」と、しみじみ噛み締めていた。
今回の映画番宣を通してSMAP、TOKIO、嵐という大人気ジャニーズグループの冠番組を渡り歩いた唐沢先輩。どの現場でもたくさんの笑いを取って番組を盛り上げながら、時には先輩俳優としての熱い思いを語って、次の世代を担う後輩たちを鼓舞していたのかもしれない。
ちょっと小ボケが多くて扱いに困ることもあるけれど、唐沢先輩はジャンル問わず後輩思いの頼れる兄貴のようである。またいつか新たな作品の番宣のために各番組を訪れた時には、唐沢先輩はやっぱり小ボケをかましまくるだろうけど、後輩たちからの温かいツッコミが溢れることを願いたい。
そんな唐沢さんが9月3日に放送された『TOKIOカケル』(フジテレビ系)にゲスト出演していた。番組冒頭から早速いくつかの小ボケをかまして、スタジオを沸かせるのがま〜早いこと! 松岡昌宏の素早いツッコミを始め、TOKIOメンバーとの相性はバッチリで唐沢さんのトークはいつもに増して絶好調のようであった。
今年で芸能生活34年目とすっかりベテラン俳優となった唐沢さんだが、実は苦手なものが多いという情報を番組がキャッチしており、いくつかの苦手疑惑について○×形式で回答してもらうことになった。
Q1.ひとりで飲むことが苦手?A1.◯
唐沢さんは「そりゃ〜、苦手じゃないですか。なんでひとりで飲まなきゃいけないの?」と若干キレ気味に回答。「ひとりで飲んでると煮詰まる」とのことで、ひとり飲みはしないらしい。飲みたい時はいつも自分から仲間を誘って、自らお店を予約するそうだ。
相当お酒好きな唐沢さんだが、国分太一から「唐沢さんが(お酒の席で)ぶっ壊れたっていう話を聞かないですよね〜」と振られると、「それは絶対ないない。全部覚えてるから最後まで」と、お酒を楽しみながらも決して飲まれることはない酒に強い一面を覗かせた。
先輩と飲む時以外は基本的に飲み代を全て奢るという唐沢さんだが、自分の誕生日パーティーでさえも全部自腹を切るらしい。よっ! 太っ腹〜♪
Q2.幽霊が苦手?A2.◯
「幽霊が得意な人なんていないでしょ〜!」「目に見えないのに、こっちに嫌な思いだけさせるって最悪じゃね!?」
と、本当に嫌そうな顔で憎々しく発言した唐沢さん。以前、金縛りにあったことがあるそうだが、
「気力で『おりゃああ〜っ!!』とかやって(金縛りを)解放したからね!」
と驚きの突破法を明かしてくれた。凄いっすね〜♪ さすが唐沢兄貴! TOKIOメンバーたちはそんな兄貴のマンガみたいな荒業に大爆笑であった。
Q3.『白い巨塔』が苦手A3.◯
かつて唐沢さんが主演し、高視聴率を稼いだ同局の名作ドラマだというのに、苦笑いしながらもハッキリと「◯」の札を挙げていた。あらら〜? そんなことカミングアウトして大丈夫かしら?
唐沢さんいわく、当時撮影現場に本物の外科医の先生が二名、医療監修として参加していたそうだ。いざ撮影が始まると「すいません! ちょっと待って下さい!」とリアル医師からストップがかかり、唐沢さんの医療手袋のはめ方について物言いが入ったとのこと。「僕らはこんなに汚くしない!」と手袋のシワなど細かい部分の指摘を何度もされたそうだ。
寝る間を惜しんで撮影に取り組んでいた唐沢さんにとって、その細かい指摘の数々はよっぽど苦痛だったらしい。
「ほんとねぇ、最後ヤバかったよ俺も。人相変わってて、吹き替えでも出来るんじゃないかって顔になってた」
と、相当大変な思いをした撮影を振り返っていた。医療ドラマって、専門用語だらけでセリフを覚えるのだけでも苦労しそうなのに、手袋を装着したシワ部分にまで気を配らなくちゃならないなんて! 素人が見てもちっともわからないけど、プロの方々は細部まで気になっちゃうものなんだなぁ。
しかし細か過ぎるダメ出しは、俳優にしてみればお芝居に集中できなくなりそうで、なんだかやや不憫である。唐沢さんは終いには、
「もう(丈の)短い手袋持ってきてもらって、あと(の袖部分)はCGで描いてくんないかな?ぐらいの勢いだった」
と、本音を漏らしていた。お金は掛かりそうだけれど、役者さんにとってはそっちのほうが役に集中できていいのかも!?
また、ハマり役だと評判になった役柄について聞かれると、唐沢さんは「社長や御曹司など、意外と自分とは違う(イメージの)役をやらされることが多い」と語った。しかも、
「嫌みのあるような役をやらせるんだよね〜。こんなに“いい人”なのに……」
と、自分をちょっとイタズラっぽく持ち上げてみたところ、TOKIOは誰ひとりとして先輩のおふざけに乗っかってあげないのだった。そんな仕打ちにちょっとしょんぼりしちゃう唐沢先輩が可愛らしかった。
役者にとって一番大切なこと
軽妙な「苦手なものトーク」が一通り終わったところで、一転、真面目顏になった唐沢先輩が俳優にとって一番大切なことについて熱く語り始めた。
「諦めないことじゃない?」「視聴率40%のドラマや社会現象になるようなドラマに出たいと思っても、まず無理じゃない? いろんなものが合わさってそうなるわけなんだから。偶然や宝クジみたいなもんなんだから9割以上は外れてる」「視聴率40%が成功ならば、残りの9割は失敗していることになる。だから、それに耐えられるだけの精神力がないと無理だろうね」
前半のおふざけモードがまるで嘘だったかのように、真剣な口調で話す唐沢先輩。そして、すっかり聞き入る後輩たち。
「視聴率が一桁で世の中に悪口言われたとして、そんなことよりももっと大事な“役をやり切るっていう使命”があるわけで。それでも見てるお客さんがいるわけだから、お客さんのことを考えなきゃダメ。自分がどうこうっていうのはまた二の次だから。少なくともそれを見ているお客さんはいるんだよっていうこと」
なるほど〜、感動した! 唐沢先輩はなんだかんだ言っても、役者というお仕事に対してとっても真摯に取り組んでいる、真面目なお方だった。冒頭から始まった小ボケ三昧に手を焼いていたTOKIOの面々であったが、唐沢先輩の熱い思いに胸を打たれた様子で、松岡くんが「勉強になります」と、しみじみ噛み締めていた。
今回の映画番宣を通してSMAP、TOKIO、嵐という大人気ジャニーズグループの冠番組を渡り歩いた唐沢先輩。どの現場でもたくさんの笑いを取って番組を盛り上げながら、時には先輩俳優としての熱い思いを語って、次の世代を担う後輩たちを鼓舞していたのかもしれない。
ちょっと小ボケが多くて扱いに困ることもあるけれど、唐沢先輩はジャンル問わず後輩思いの頼れる兄貴のようである。またいつか新たな作品の番宣のために各番組を訪れた時には、唐沢先輩はやっぱり小ボケをかましまくるだろうけど、後輩たちからの温かいツッコミが溢れることを願いたい。
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