2014年08月29日
宮崎駿監督にアカデミー名誉賞
アメリカ映画界最高の栄誉とされるアカデミー賞を選考する、映画芸術科学アカデミーは、28日、世界で高い評価を受けるアニメーション作品を制作した宮崎駿監督に、長年の業績などをたたえ、アカデミー名誉賞を授与すると発表しました。日本人がアカデミー名誉賞を受賞するのは1990年の黒澤明監督以来、2人目です。
アメリカの映画芸術科学アカデミーは、28日、アカデミー名誉賞を、去年、長編映画の制作からの引退を表明した世界的なアニメーション映画の巨匠、宮崎駿監督など3人に授与すると発表しました。アカデミー名誉賞は、映画界における長年の業績や貢献をたたえるもので、日本人が受賞するのは1990年の黒澤明監督以来、2人目です。
宮崎監督は、数多くのアニメーション映画を手がけ、緻密で繊細な映像表現と独特の世界観が海外でも高く評価されています。アカデミー賞を巡っては、宮崎監督の作品のうち「千と千尋の神隠し」が、2003年に長編アニメーション賞を受賞したほか、2006年には、「ハウルの動く城」が、そして、ことしも「風立ちぬ」がそれぞれ同じ長編アニメーション賞にノミネートされました。
今回、発表されたアカデミー名誉賞の授賞式は、ことし11月8日、アメリカのロサンゼルスで行われる予定です。
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「リタイアした人間に賞なんかいらないのに」
日本人で2人目となるアカデミー名誉賞の受賞について宮崎駿さんは「リタイアした人間に賞なんかいらないのにと本当はおもっています。でも光栄です。名誉なことだと思います」というコメントを出しました。宮崎さんは、ことし11月にアメリカのロサンゼルスで行われる授賞式に出席する予定だということです。
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