日々の出来事

８月に主な自動車メーカー８社が国内で生産した車の台数は、消費増税の影響などで前の年の同じ月をおよそ２％下回り、１１か月ぶりに減少に転じました。

主な自動車メーカー８社の発表によりますと、８月に各社が国内で生産した車の合計は、８４万２４３０台で、前の年の同じ月を２．２％下回りました。
自動車の国内生産は、去年９月から増加が続いていましたが、１１か月ぶりに減少に転じたことになります。
このうち、トヨタ自動車は、３０万７３５６台と３．７％減少しました。
これは、消費税率引き上げ前に予約された車の生産がほぼ終了したことや、駆け込み需要の反動が続いていることによります。
日産自動車も、一部の車種の生産を海外に移したことなどから、７万９２６７台と２２．４％も減少しました。
一方、ホンダ、スズキ、富士重工業、それに三菱自動車工業は、新車の販売が好調なことなどから、前の年の同じ月より増加しました。今後の見通しについて、「増税の影響から脱しつつある」とする会社がある一方で、「まだ様子をみる必要がある」という声もあり、見方が分かれています。

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