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2021年09月23日

『聖なる愚者の群れ - ホリーフール(Holy Fool)』#1

昨日は夏が戻った暑かった

エアコンにお別れをつげたのもつかの間昨日からまたつけはじめた

天はもっと夏したかったんだなきっと

『ああ、夏をもう1回』である

本日は 『聖なる愚者の群れ - ホリーフール(Holy Fool)』#1

『邪宗門』(高橋和巳さん)の3回目読了してふとこの続編を描いたらおもしろいのではないかと

思いかってに考えた物語はこんな話

題名は

『聖なる愚者の群れ - ホリーフール(Holy Fool)』

エピグラフ

「何も意志しない、何も持たない、何も知らない貧しき人となる」(マイスター・エックハルトより)



壊滅的な破壊を受けた神部の町は日常をとりもどしつつあった

「ひのもと救霊会」の名は人々から忘れされつつあった

神部の人たちはその名を口にするのさえおぞましさを覚えたのだった

焼け焦げた城址、教主殿は粉々となり裏の開祖の墓は崩れ苔でおおわれていた

ただなぜか一凛花が供えられていた

「ひのもと救霊会」継主行徳阿貴はあの神部の蜂起からしばらくして京都で釈放された

寄る辺なき身であったが元京都司祭のだった人の奥さんが現れその身を保護してくれたのだ

その女性は京都で宿を営んでいた女将だった

壊滅したひのもと救霊会から誰も訪ねてはこなかった

3代目教主である千葉潔、姉である阿礼、企画部の吉田さんはどうしたのかしら

長老たちや幹事会の人たちは

思えば思うほど絶望しかわいてこなかった

「阿貴さんはゆっくりここで養生なさったらええ」

今身を寄せることができるのはこの女性の他にない

「国雄ちゃんはどこへいったのかしら」

「わかりませんな」あのあと阿礼の身の回りを世話していた

千草が阿礼の夫である小窪軍平のいる北九州へ落ち延びたという風のうわさでは聞いている

阿貴は神部の教団の施設はどうなっているのかひとめ見たい衝動にかられていた

それをさっしてか宿の女将は「神部に戻ったらどんな扱いをうけるか 阿貴さんわかっていて」と

宿の軒から見上げる秋空をみながら何もできないこの身を呪うのであった

昭和21年の神部蜂起から3年がたとうとしている

まとめ
・散発でこれからも書いていくかもしれない







posted by ましゅ at 05:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然
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