十一年も前のことですが、つい先日のように思い出します。
当たり前のように過ごしていた日々が、一瞬で変わりました。
さっきまで話していたり、いつも通り出勤したら、それが最後の姿になってしまった方も大勢います。
何も思わず、当然のように過ごしていたことが、実はとても大事で奇跡だったと感じた瞬間でした。
いつも一緒にいると、ついそれが当然となり何も思わなくなります。
でもそれはいつまでも続くことではないです。
だからこそ、感謝の気持ちを常に持って、しっかりと伝えることが大事!
そして十一年も経つと、東日本大震災を経験して居ない子供たちが圧倒的に多くなります。
毎日家族がいて、学校や保育園、幼稚園に行き、帰る家がいて、待っていてくれる家族がいることに、ありがとうの気持ちに気付いて欲しいですね。
今回は、プレゼントにもおすすめ、ありがとうがテーマの絵本を5冊ご紹介します。
うまれてきてくれてありがとう
作: にしもとよう
絵: 黒井 健
出版社: 童心社
「ぼくは、ママをさがしているの。かみさまが、 『うまれていいよ』っていってくれたから・・」 クマくんやぶたくん、ほかの動物たちはみんなママと一緒です。 ぼくのママは、どこにいるの?
そんな問いかけから始まる絵本です。
子供とずっと一緒にいると、ついイライラしたり、喧嘩もするし、反抗期になったら毎日がストレス。
でも、ママは一人なんですよ!ママをずっと探して、やっと出会えた大事な家族。
ぎゅっと抱きしめながら、子供に愛情を伝える素敵なストーリーです。
ありがとうともだち
作: 内田 麟太郎
絵: 降矢 なな
出版社: 偕成社
仲良しのきつねとおおかみ。おおかみはきつねにカッコつけようとして、嘘をついてしまいます。。。
仲良しだからこそ、楽しませたい、すごいところを見せたいという思いやりから出てしまったうそ。そんな嘘からお話が広がって行きます。
ありがとうのえほん
作・絵: フランソワーズ・セニョーボ
訳: なかがわ ちひろ
出版社: 偕成社
周りのすべてのものに感謝を伝える絵本です。ただありがとうだけではなく、あなたがいてくれたおかげでっと具体的に気持ちを伝えているところが、子供と接する時の褒め方や気持ちの伝え方に似ているなーっと思いました。
周りのすべてが当然ではない。感謝の気持ちを持って過ごそう!そう思える絵本です。
あいしてくれてありがとう
作・絵: 宮西 達也
出版社: ポプラ社
パウパウサウルスは目が見えず、一人ぼっちで穴の中に閉じこもっていました。そこに現れたのが、ティラノサウルスです。
二匹はとても仲良しになり、楽しい時間を過ごしていましたが、目が見えなかったパウパウサウルスの目が見えるようになります。
一緒にいた相手がティラノサウルスだったとパウパウサウルスが気づいたら。。。
そんな不安がティラノサウルスによぎった時に、地震が起きて。。。
命と愛を感じる感動的なストーリーです。
うまれてきてくれてありがとう
作: なかむら あさみ
絵: やまもと まき
監修: やまもと しょうぞう
出版社: HEADS
子供が生まれて、成長することが、当たり前ではなく、運命的な出会いであり奇跡なんだと教えてくれるお話です。
子供向けの絵本ですが、結婚式や成人式など、家族との思い出や成長、育ててくれた感謝の気持ちとして贈る、プレゼントとしてもおすすめです。
本当に一瞬でたくさんの方が亡くなり、ついさっきまで普通だった暮らしがすべて失われたのが東日本大震災でしたね。
東日本大震災を経験していない子供も多く、実感のない子もいます。
でも、2度と同じことが起きないという保証はありません。
当たり前の日々と、周りの人々、自分を取り巻く環境がいつ失われるかわかりません。
日々の暮らしと、人々に感謝の気持ちを忘れずに過ごすことを、子供たちにも感じて欲しいですね。
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