2020年11月28日
ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!) 第81話
おはようございます、バレエ教師の半澤です!
どうぞ,とても楽しいレッスンにいらしてくださいませ。
平日は朝は11時から初中級レベルのレッスン、夕方5時20分は
初級、夜7時から中級レベルのレッスンがあります。
皆さま、お待ちしております!
ホームページ半澤正司オープンバレエスタジオHP http://hanzanov.com/index.html
(オフィシャル ウエブサイト)
私のメールアドレスです。
rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
https://fanblogs.jp/hanzawaballet3939/
創業36年、本場博多のもつ鍋・水炊き専門店【博多若杉】
連絡をお待ちしてますね!
2020年12月23日(水)寝屋川市民会館にて
半澤正司オープンバレエスタジオの発表会があります。
Dream….but no more dream!
半澤オープンバレエスタジオは大人から始めた方でも、子供でも、どなたにでも
オープンなレッスンスタジオです。また、いずれヨーロッパやアメリカ、世界の
どこかでプロフェッショナルとして、踊りたい…と、夢をお持ちの方も私は、
応援させて戴きます!
また、大人の初心者の方も、まだした事がないんだけれども…と言う方も、大歓迎して
おりますので是非いらしてください。お待ち申し上げております。
スタジオ所在地は谷町4丁目の駅の6番出口を出たら、中央大通り沿いに坂を下り
、最初の信号を右折して直ぐに左折です。50メートル歩いたら右手にあります。
連絡先rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!)
第81話
見ると確かに後2回穿いたらティーの字の縦の
棒線の紐が切れそうなサポータだった。だが
ちゃんと洗濯してあって、ショージにしたら
最高であった。「ありがとう!」と大きく礼を
言うと他の男が、「これもあげるよ!」と片方
だけのベージュのバレエシューズをくれ、他の
ダンサーが「僕はこれを!」と黒いバレエシューズ
をくれた。
背の低めのダンサーが「僕はタイツはあげられ
ないけど、その代わりにこれをあげる!」と
黄緑色の膝あたりをぶち切ったトレパンを
くれた。誰かが叫んだ。「まだ上半身に着る
ものが無いんだろう?部屋の隅を見てごらんよ、
あれは全部持って行っても良い物ばかりさ!」
隅を見ると山のように埃をかぶったティーシャツ
やら色んな物が有るが、流石に捨てられただけ
あってどうしようもないほどの屑ばかりだ。
それでもこの衣類のゴミの山に手を出してみた。
しかしまともに着られる物はたった1枚の赤い
トレーナーだけで、それも腹の辺りでやはり
ぶち切られおり片腕の肘の辺りも切られていた。
それでもやっとここに必要なものが全部揃った
訳だ。「やった…揃った…これでなんとか
レッスンが出来る…」ショージは最低必要な、
決してまともでは無いそれらの衣類を床の上に
並べてみた。
右足に黒の、左足にはベージュのバレエシューズ。
しかもサイズはかなり違い、片方は丁度くらい
だが、もう片方は馬鹿の大足みたいに大きかった。
「ま、ゴムを引っ張って調整しよう!」次に
タイツ代わりの薄グリーンの膝辺りでぶち切られた
トレパンの半ズボンはピーターパン調で、何かの
イベントの衣装なら可愛いかもしれない。その下
にはもう2回ほど穿けば間違いなく切れる
サポーターにへそだしルックの埃まみれの赤い
トレーナーで、しかも模様が入っている。
並べて見ているとガードローブ中のダンサー全員が
大爆笑した。ショージもこれを着て明日レッスン
するのかなと思うとかなり勇気が要る。これは
どう見ても「チンドン屋」だ。だけどショージには
もう選択肢はないし、いずれにしてもレッスンが
出来るだけ幸せ者だ。後ろのダンサーが「これも
あげるよ!」としわしわの白いプラスティック
バッグ(スーパーでくれるビニール袋)をくれた。
「あー良かった、これでバッグまで出来た!」
この日はここで知り合った1人のダンサーの家に
泊めてもらった。
(つづく)
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