2023年09月15日
ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!) 第34話
バレエ教師の半澤です。
平日は朝は11時から初中級レベルのレッスン、水曜日、金曜日の
夕方5時20分は子供の初級、夜7時から中級レベルのレッスンです。
土曜日は朝11時からのレッスン、夕方6時です。ポアントもあります。
日曜日と祭日も朝11時から初級のレッスン、ポアントもあります。
皆さま、お待ちしております!
ホームページ半澤正司オープンバレエスタジオHP http://hanzanov.com/index.html
(オフィシャル ウエブサイト)
私のメールアドレスです。
rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
https://fanblogs.jp/hanzawaballet3939/
連絡をお待ちしてますね!
2023年12月24日(日曜日)枚方(ひらかた)芸術文化センターにて
半澤正司オープンバレエスタジオの発表会があります。
Dream….but no more dream!
半澤オープンバレエスタジオは大人から始めた方でも、子供でも、どなたにでも
オープンなレッスンスタジオです。また、いずれヨーロッパやアメリカ、世界の
どこかでプロフェッショナルとして、踊りたい…と、夢をお持ちの方も私は、
応援させて戴きます!
また、大人の初心者の方も、まだした事がないんだけれども…と言う方も、大歓迎して
おりますので是非いらしてください。お待ち申し上げております。
スタジオ所在地は谷町4丁目の駅の6番出口を出たら、中央大通り沿いに坂を下り
、最初の信号を右折して直ぐに左折です。50メートル歩いたら右手にあります。
バリエーションはボリショイ「パキータ」より、#3のヴァリエーションです。
海賊の女性バリエーションでは「エヴァ」で有名の踊りになります。
男子は「くるみ」から王子のヴァリエーションです。
さ、やりましょう!!
連絡先rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!)
第34話
ロシアの偉大なる教師を持つダンサー
ショージが絶対に忘れる事の出来ないダンサーは元ロイヤル
バレエ団プリンシパルのスターダンサーのミスター・チンコ・
ラフィックだ。彼は世界中のバレエ学校の中でも名門中の
名門であるロシアの「ワガノワ・バレエアカデミー」出身で、
彼の先生はバレエ界では伝説のアレクサンドル・プーシキン
である。
フランスに亡命したロシア人の世界的なバレエダンサー、
ルドルフ・ヌレエフや同じくミカイル・バリシニコフを
育てたのはこのアレクサンドル・プーシキンである。
ショージはチンコ・ラフィックがゆっくりとオープン
クラスに現れるとテンションが最高潮に上がり、その日が
とても有意義な気持ちになる。
稽古場に現れたラフィックをじっとショージは見つめる。
センターアダージオ(ゆっくりなテンポの踊り)が始まり、
ショージは自ら第2グループに入る。何故なら第1グループの
彼の動きを見たいからだ。長い足のその先の甲とつま先は
目を見張るほど美しく、しかも使い方がとても丁寧である。
他のダンサーたち(イギリスにおけるプロダンサーのサドラーズ
ウェールズ・ロイヤル団のバレエダンサーやロンドンシティ・
バレエ団のダンサーたち)とはスタイルが全く異なり、特に
顔を向ける角度など、動き一つ一つが重厚だ。
ショージが「お早う御座います!」と挨拶すると、彼は
手を上げて「 やあ、元気かい?」と応える。ラフィックの
瞳はグリーンがかったライトブルーで男の目で見ても実に
格好が良かった。
ある時、ショージがコベントガーデンにあるカフェで
コーヒーも注文せずに友だちとバレエ談義をしていると
そこへ憧れのラフィックが「 やあ!」と、となりの
テーブルに来た。「ご一緒させてもらっても宜しいです
か?」とショージたちは図々しくも半ば無理やりに
一緒のテーブルに座ってしまった。ラフィックはプライ
ベートな話をする際、ゆっくりと話すのであまり英語が
出来ないショージにでも理解する事が出来た。
「プーシキン先生はどんな先生だったんですか?」と
ショージが唐突に聞いた。ラフィックは微笑みながら
静かに「偉大な先生だったよ…」と感慨深く答えた。
ラフィックの横顔と瞳に見入っていたショージは、この
大先輩の彼のバレエに対する深い情熱を感じた。
(つづく)
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/12217119
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック