2021年04月15日
ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!) 第65話
バレエ教師の半澤です。
いつも当スタジオをご利用頂き、
ありがとうございます!
コロナに負けずに年中無休で頑張っております。
この度、新しい生徒さん、ダンサーに皆様にも
来て頂けるように「春のお友達紹介キャンペーン」を
する事にしました。
1,新規お友達の体験レッスン1回無料!
2,ご紹介くだされば、その場で1000円キャッシュバック!
平日は朝は11時から初中級レベルのレッスン、夕方5時20分は
初級、夜7時から中級レベルのレッスンです。
土曜日は朝11時からのレッスン、夕方6時です。ポアントもあります。
日曜日は朝10時から初級のレッスン、12時から初中級のレッスンです。
ポアントもあります。
バリエーションもやってみましょうね!
眠りの森…から、3幕より「オーロラ」のバリエーションをやります!
皆さま、お待ちしております!
ホームページ半澤正司オープンバレエスタジオHP http://hanzanov.com/index.html
(オフィシャル ウエブサイト)
私のメールアドレスです。
rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
https://fanblogs.jp/hanzawaballet3939/
連絡をお待ちしてますね!
2021年12月19日(日)寝屋川市民会館にて
半澤正司オープンバレエスタジオの発表会があります。
Dream….but no more dream!
半澤オープンバレエスタジオは大人から始めた方でも、子供でも、どなたにでも
オープンなレッスンスタジオです。また、いずれヨーロッパやアメリカ、世界の
どこかでプロフェッショナルとして、踊りたい…と、夢をお持ちの方も私は、
応援させて戴きます!
また、大人の初心者の方も、まだした事がないんだけれども…と言う方も、大歓迎して
おりますので是非いらしてください。お待ち申し上げております。
スタジオ所在地は谷町4丁目の駅の6番出口を出たら、中央大通り沿いに坂を下り
、最初の信号を右折して直ぐに左折です。50メートル歩いたら右手にあります。
連絡先rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!)
第65話
「ん〜、どうやったら、中へ入れてくれるの
だろう…?」このまま引き下がったら折角この
ロシアまで潜り込んだのに何の意味もない。でも、
爺さんたちのガードは固いし…どうしよう?」
キーロフバレエ団芸術監督オレグ・ビノグラードフは来るか!?
関係者入り口で呆然と立って門衛の爺さんたちを
恨めしそうに見ていると次々に、バイオリンを
抱えた人や楽譜の束をバッグからはみ出させて
持ち込む人、この劇場で働く様々な人が必ず門衛に
語りかける一言があった。耳を澄ませて良く聞いた。
「ズド?ズドラストブツィエ…?」とこの門を通行
する人々は言った。「何だ、この呪文みたいな
言葉は!?」 かなり、長い間見ていたがバレエ
ダンサーは入って来ない。「ああ…芸術監督の
オレグ・ビノグラードフ氏が来てくれたら、直談判
するのにな…」門衛の爺さんたちもドアーの中に
入ってしまった。
扉を開けて4人一緒で固まって座っている門衛の
爺さんに聞いたばかりの呪文の言葉「ズドラスト
ブツィエ!」って言ってみた。すると、門衛たちは
呆れた顔して、「この男、まだいたのか!」と、
一斉にショージをじっと見た。流石にショージも
「あ、これはいけない!」と思って笑いながら「オー、
ソーリー!」と言って出直す事にした。
あまりにしつこいショージに嫌気が差しているこの
爺さんたちの顔を見るとショージの方が可笑しくて
笑い出してしまったが引き返そうにもまだ心残りが
ある 。 ふと、キーロフ劇場の前の大きな道の
反対側を見ると、もう一つ劇場らしき建物があり、
何かのポスターが貼ってあるのが目に止まった。
ショージは道の反対側に渡り、そのポスターを見に
行ってみた。すると幾人かの球形に太った大きな
おばさんたちがそのポスターを囲んで見ているので
良く見えない。
ショージはおばさんたちの間に割って入り、ポスターを
見るとバレエであった。一人のおばさんに「これ、
ここでやるんですか?」とゼスチャーを混ぜた
英語で聞いてみると、おばさんはロシア語を機関銃
のように使って「ダダダダ!」って説明してくれたが、
「ロシア語のイエスはダ〜だよな?どうやら、
イエス、イエス、イエス、イエス ここでやる
のよ!」って事かな…日本のおばちゃんも、
そうそうそうよ!って言ったりするもんな…。」
おばさんの一人が大きな声を出して言った。
「このバレエは良いわよ!今夜なのよ!今夜!!
チケットはあそこで買うのよ!え?あんた、分ったの? 」
何処の世界でも、おばちゃんは親切で優しい。そんな
優しくて大きな丸い体のおばちゃんは自分の腕時計を
見せて、「今日の夜!この針がここに来たらこれが
ここでやるのよ!あんた、分った?」とショージに念を
押した。 ショージは「あっ!これはもしかしたら…」
おばちゃんに礼を言うと早速その足で建物の裏側へ
走り出した。
(つづく)
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