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2021年04月08日

ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!) 第59話

ハンガリー国立バレエ団 エリカとチッラ.jpg

バレエ教師の半澤です。
いつも当スタジオをご利用頂き、
ありがとうございます!
コロナに負けずに年中無休で頑張っております。
この度、新しい生徒さん、ダンサーに皆様にも
来て頂けるように「春のお友達紹介キャンペーン」を
する事にしました。

1,新規お友達の体験レッスン1回無料!
2,ご紹介くだされば、その場で1000円キャッシュバック!

平日は朝は11時から初中級レベルのレッスン、夕方5時20分は
初級、夜7時から中級レベルのレッスンです。
土曜日は朝11時からのレッスン、夕方6時です。ポアントもあります。
日曜日は朝10時から初級のレッスン、12時から初中級のレッスンです。
ポアントもあります。
バリエーションもやってみましょうね!
眠りの森…から、3幕より「オーロラ」のバリエーションをやります!

皆さま、お待ちしております!

ホームページ半澤正司オープンバレエスタジオHP http://hanzanov.com/index.html
(オフィシャル ウエブサイト)

私のメールアドレスです。
rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
https://fanblogs.jp/hanzawaballet3939/


連絡をお待ちしてますね!

2021年12月19日(日)寝屋川市民会館にて
半澤正司オープンバレエスタジオの発表会があります。


Dream….but no more dream!
半澤オープンバレエスタジオは大人から始めた方でも、子供でも、どなたにでも
オープンなレッスンスタジオです。また、いずれヨーロッパやアメリカ、世界の
どこかでプロフェッショナルとして、踊りたい…と、夢をお持ちの方も私は、
応援させて戴きます!
また、大人の初心者の方も、まだした事がないんだけれども…と言う方も、大歓迎して
おりますので是非いらしてください。お待ち申し上げております。

スタジオ所在地は谷町4丁目の駅の6番出口を出たら、中央大通り沿いに坂を下り
、最初の信号を右折して直ぐに左折です。50メートル歩いたら右手にあります。

連絡先rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp

ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!)
第59話
本屋に寄りソ連の地図を見てみた。ソ連がどのような
場所なのかを確かめたかったからだ。地図を広げて
見ると驚いた。「ソビエト連邦ってこんなに大きいのか!
地球の半分くらいがソビエト連邦なんじゃないか…?
バレエで有名なレニングラードはと…おー?フィンランド
の直ぐ近くだぞ!」地図上には、西ヨーロッパがソビエト
連邦の端にチョコンと添え付けてあるような感じだ。
フランスやドイツ、スイスやスペイン、オーストリアと
全部まとめてもこのソビエト連邦の大きさと比べる、
象と子犬みたいである。

 しかし文化はせかせかと窮屈そうな西ヨーロッパで
花開き、しかもこんなに小さな国々は独自の言葉を
持ちながら、国境では入国しようとしている人間の
パスポートを確認して自分たちの領土を主張している。
「ソビエト連邦ってどんな所なんだろう…?」
また生まれて来たショージの身体の中にある強烈な
疑問と興味が。

ソ連に入りたい!

ショージはロシア大使館に行ってみた。どうしたら
ロシアに行けるのか知りたかったのだ。大使館の中は
異様に暗い雰囲気が漂っていた。そして並んでいる
人々も暗い感じがした。散々待たされた挙句、たった
一言「日本とは国交をしていません。無理です!」結局、
それ以上相手にしてもらえなかった。

午後からあちこちの旅行サービスセンターへ行って
みたが、ソビエト行きの旅行など見当たらなかった。
最後に行ったサービスセンターの男が「ウォッカ
ツアーにでも行ってみたら?」と笑いながら言った。
ショージは真剣に「本当にそんなツアーがあるのですか?」
と聞いた。「確かにあるよ…えーと…」事務所の奥に
入ってそのバスツアーの企画をしている旅行会社の
場所を丁寧に紙に書いてくれた。ショージは礼を言うと
大急ぎでそのツアー会社に行った。およそ一週間の
ツアーであった。

このツアーの金額は割合に安く、ショージの懐事情
でも問題なく賄うことが出来る。アムステルダムで
拾った金があるから大丈夫なのだ。早速申し込んだが、
ショージのパスポートを見た店員は顔を曇らせて
「ビザが出るかどうか分からないな…」と心配そうだ。
当時、まだソビエト連邦は西ヨーロッパの人たちに
さえ、入国は困難を極めていた。このフィンランド以外、
旅行を斡旋する所は無かったに違いない。

 ショージは何が何でもレニングラードに行ってみた
かった。レニングラードにはショージが崇拝している
「バレエの殿堂」がある。ワガノワ・バレエ学校と
世界の頂点に立つ、キーロフバレエ団だ。店員が
「ビザ取得まで4、5日は掛かりますからまた来て
ください。でもビザ取得は難しいかも…」ショージは
宜しくお願い致しますと言うと旅行会社を後にした。
「ビザが取れますように…!」と祈る思いであった。

幾日が過ぎて、バスツアー会社を訪ねてみた。緊張と
期待、不安を胸に店員に聞いた。「レニングラードに
行きたい者ですが…」パスポートの束からショージの
パスポートを引き抜くと笑顔で「オーケーだったよ、
良かったね!」ショージは飛び上がって喜んだ。  
注意事項を説明され待ち合わせ場所を指定された。
注意事項の一番は、「グループ行動のみで指定された
場所と外国人に許可されている場所のみが行動可能」
と言う事と、「ツアーのプランに従う」と言う事で
あった。ショージはパスポートを持ってレニングラードへ
旅立つために荷物をまとめて待ち合わせ場所へ向かった。
(つづく)
半澤正司写真.JPG
プロフィール写真.JPG



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