銀フグのお刺身と20年前のバイト生: 旅好き大将、街歩き

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2018年07月16日

銀フグのお刺身と20年前のバイト生

居酒屋八角の常連のお客さんで釣りが趣味の方がいらっしゃいます。
お魚が釣れると当店にお魚を持参され調理をご依頼されます。
今回は、ワカナ（ハマチの少し小さい魚体）狙いだったそうですがワカナ2本，ホゴ（かさご）と画像の銀フグが釣果だったそうです。

25センチくらいの銀フグです。
このフグは、毒のないフグですが、愛媛県の「ふぐ取扱者条例」では、キモ（肝臓）の提供が禁止されているのでお出ししておりません。

話題は、変わりますが当店では、25年前の開業当初より現在まで愛媛大学の学生アルバイトさんにお店を手伝ってもらってます。
本日は、20年ほど前に当店でアルバイトをしてくれていた3名が来店してくれました。
彼女たちは、愛媛大学の「御幸寮」（みゆきりょう）出身で、現在ももちろん「御幸寮」は、存在するのですが数年前に建て替えられ、狭いながらも個室式の寮に生まれ変わりました。

20年前の寮は、彼女たちの話によると、
4人部屋の場合、3畳ほどのスペースに、二段ベッドが二つ、中央に通路。それだけだそうです。
唯一のプライベイトスペースは、ベッドの中だけという、「究極の寮」だそうです。

私も当時から寮のいろいろな「名物行事」とか「風変わりな先輩」の話とか聞いており大変懐かしかったです。
特に印象に残っている「行事」は、「完歩」（かんぽ）と「ストーム」です。
経験者でもない私が記憶しているくらいですから、皆さま、何となく「インパクトの強い」「行事」だな、とご推測なさっていると思います。

簡単に上記「行事」ご説明しますと
「完歩」とは文字通り、歩き通すということなのですが、、、
こちらは、新入寮生が入ってきたときの親睦会も兼ねているらしいのですが前述の「御幸寮」から夜通し、歩き、そして、寮まで歩いて帰ってくるというものなのです。
その目的地というのが5，6キロほどしか離れていない場所なのですが、往路は、グルグルと遠回りをしながら目的地に行くので到着時は、朝になっているそうで「土地勘」のない新入生たちは、
「げっ、帰りもあの長い道のりを歩かなければならないの？」
と考えるそうですが復路は、最短距離で帰るのであっという間に「御幸寮」に帰着するそうで新入生たちは、胸をなでおろすそうです。

そしてもう一つの「行事」が「ストーム」で文字通り嵐が起こるのですが、、、
もちろん気象上の嵐が起こるわけではなく
男子寮と女子寮で嵐が起こるのです。
こちらも断片的に彼女たちから聞いた話の上20年も前の話ですから、多少の間違いは、お許しください。
ストームというのは、男子の新入生が一人づつ女子寮棟の階下に行って、「気になる女子寮生」の名前を大きな声で叫ぶというものです。
これは、かなり勇気がいると思いますが皆様どうでしょう。
ただ、この「ストーム」のおかげで上手くまとまるカップルもいたとか、、、

まさに青春の1ページと言うところでしょうか。
そんな、彼女たちも今は、立派なお母さんになっていました。

そして、彼女たちから、お土産もいただきました。
ありがとうございます。
治一郎のバウムクーヘン

丹波篠山の丹波黒豆のきんつば

黒玄米茶

東京ばな奈のアイとサチ

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