2018年03月01日
車の触媒から異常・異音がする原因と対策
車のどこかから異音がする場合は、何らかの異常が発生している可能性が高いと言えます。異音がしても、慌てずに異音が聞こえてくる場所や異音の種類によって、原因や対策は絞り込むことが重要です。そこで今回は車の触媒から異音がする場合の原因と対策について解説します。
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車の触媒から異音や異常がある場合の症状や原因とは
運転席の下の方、ちょうど触媒があるあたりから「カラカラ」と異音が聞こえる場合は、触媒が破損している可能性があります。触媒の本体はセラミック製のハニカム(蜂の巣のような)構造になっています。本来それほど簡単に破損するものではありませんが、セラミック製(陶器のようなもの)であるため、何かの拍子に欠けてしまうことは十分に考えられます。また、原因がエンジンの不具合(異常燃焼など)ということも考えらえるため、点検する際は触媒だけでなく念のためにエンジンもチェックする必要があります。その他にも、下回りをぶつけるなど外的な要因により損傷するケースも考えられます。触媒やエンジンの不具合は、専門家でなければ見つけにくいため、異音に気づいた場合は、ディーラーや整備工場などに持ち込んでしっかり点検してもらうことをお勧めします。
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触媒を壊さない、長持ちさせるために必要な対策はあるのか
触媒は、排気ガスを浄化する装置ですが、フィルターなどを使って浄化するのではなく、ハニカム構造体に塗布した成分によって酸化・還元反応を起こし、排ガス中の有害物質である炭化水素・一酸化炭素・窒素酸化物を、無害な窒素・水・二酸化炭素に変換する仕組みです。そのため特にメンテナンスを必要としない扱いやすい部品と言えます。注意点としては、エンジンが異常燃焼を起こすと、その影響が触媒に及ぶこともあるので、エンジンの調子が悪い時には、触媒の点検も忘れないようにする必要があります。
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触媒が故障したままだとどうなる?
触媒が欠けてしまった(カラカラと異音がする)からといって、すぐに安全性に問題が出ることはありません。エンジンの不調などによって煤が発生し、目詰まりを起こした場合には、エンジンのフケが悪くなり、出力が上がらなくなってしまいます。どちらの場合でも、触媒本来の役目である排気ガスの浄化機能が失われている可能性があります。そうすると有毒物質を撒き散らしながら走行している状態になるため、なるべく早めに修理するようにしてください。触媒は車の底面にあるため、ほとんど見ることはありませんが重要なパーツです。排気ガスが以前より臭く感じるなどという場合にも、問題が起きている可能性があります。普段から車の異音・異常に気を配っていると、故障の早期発見に役立ちます。排気ガスのにおいをチェックすることも習慣付けておくといいかもしれません。
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