かぐや姫は、自分を虐めてくれる相手を探して歩き続けました。
けれど、出てくるのは弱いナイトメアばかりで、
誰もかぐや姫を虐めてくれません。
姫は疼く体を持てあましながら、戦い続けなければなりませんでした。
ピノキオと分かれたかぐや姫は、虐めてくれる相手を探します。
強くて賢くて頼りになるご主人様に、叩いて殴って縛ってほしい。
どんなに私が抵抗しても、強い腕で抑えつけて有無を言わさず征服して欲しい。
自分よりも強い人それが、かぐや姫が求めるご主人様なのです。
空を見つめるかぐや姫の前に素敵な若者が現れました。
私を虐めてみてくださいな?と願うかぐや姫に、ピノキオは顔を赤らめてうろたえます。
僕は作者を復活させようかと。まあまあ、実は私もそうなのです。
目的の一致を見た2人は、とりあえず、一緒に行動する事にしました。
かぐや姫は空を見ました。私が居るべき場所はどこだろう?私があるべき姿はなんだろう?
求婚してきた貴族達は、みんなかぐやを宝物のように扱いました。いいえ、いいえ。違うのです。私の望みはそうではない。
望みを叶える為に、かぐやは空に還らず自ら旅に出ることにしました。作者を復活させるという旅に――
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