マイルとは?LCCとは?
マイルとは、航空会社のポイントプログラムで、各航空会社のマイレージ会員(無料)になることで貯められます。
マイルが貯まるクレジットカード利用や、提携の飛行機に乗ることでマイルは貯まります。
貯めたマイルは、無料の特典航空券に交換できたり、ビジネスクラスへのアップグレードなどに使えます。
LCCとは、ローコストキャリア、格安航空会社とも呼ばれ、無料サービスの廃止や、預け荷物の有料化などによって正規運賃を安くした航空会社のことです。
機内での無料ドリンクが必要ない方や、荷物が少ない方はレガシーキャリア(大手航空会社)よりも安く飛行機が利用できます。
* MCC(ミドルコストキャリア)にも分類される
LCC利用はマイルが貯まらない
私は以前、ANAのマイレージカードを利用し、飛行機利用の度にマイルを貯めていました。
しかし、貯めたマイルも使い切れず、いつの間にか失効してしまいました。
世界中を飛び回っていて、飛行機利用や移動距離は多いはずですが、毎回利用する航空会社は異なります。
また、LCCなどの格安航空会社を利用すると通常マイルは貯まりません。
今後も飛行機の利用は多いだろうし、実際LCCを利用する場合とレガシーキャリア利用でマイルを貯めるのとどちらがお得なのか気になったので調べてみました。
マイル貯めとLCC利用どちらがお得か?
【レガシーキャリア利用でマイルを貯める場合】
マイルが大きく貯まるのは飛行機を利用した時です。
マイルは、「区間基本マイル×積算率」の計算式で算出されます。
例えば、ANAの「東京→沖縄(片道・ANA バリュー・平日)」の航空券の価格は4万5610円で、獲得できるフライトマイルは984マイルです。1マイルを獲得するのに必要な金額は、約46円になります。
JALで同条件の場合、エコノミークラス(普通席)の価格は5万960円です。フライトマイルはANAと同じく984マイルのため、1マイルあたり約52円になります。
貯めたマイルを無料の特典航空券に交換するためには、ANAの「東京→沖縄」ローシーズンで6000マイル必要です。
エコノミークラス(普通席)の片道運賃が4万5610円なので、1マイルあたり約8円になります。
JAL「東京→沖縄」の場合は、7500マイル必要です。
エコノミークラス(普通席)の片道運賃が5万960円なので、1マイルあたり約7円になります。
ANAで6000マイル貯めるためには、「東京ー那覇」間を3往復する必要があるので、27万3660円使って片道が無料になる計算になります。
【LCC利用の場合】
ピーチアビエーションの「東京(成田)→沖縄(片道・シンプルピーチ・平日)」の航空券の価格は、7080円です。預け荷物1個無料が含まれる「バリューピーチ」の航空券の価格は、1万380円です。
「シンプルピーチ」で3往復した場合4万2480円、「バリューピーチ」利用で6万2280円になります。
ジェットスターで同条件の場合は、「Starter」価格で8510円、10kgまでの預け荷物1個無料が含まれる「ちゃっかりPlus」利用で1万1510円になります。
また、「ちゃっかりPlus」「しっかりMax」のプランはJALのマイルが295付与されます。
JALは1マイルが約7円相当だと考えると、295マイルで約2000円相当のマイルがもらえることになります。
実際の出費でみると、マイルのために高いレガシーキャリアを利用するよりもLCCを利用する方がはるかにお得です。
LCCでもマイルを貯めれる
ジェットスターで貯める
ジェットスターはマイルも貯めれるLCCです。
預け荷物料金が無料になる「ちゃっかりPlus」や「しっかりMax」プランを選択すれば、JALのマイルを獲得することができます。
マイルは、JALの区間基本マイルの25%です。
マイル特典だけでなく、ラウンジ利用などの特典も含まれます。
提携クレジットカードで貯める
航空券の支払いに航空会社提携のクレジットカードを利用することで、金額に応じたマイルを獲得することができます。
初年度無料、2年目から年会費2200円〜かかります。
ポイント還元率は0.5%〜、提携の航空会社での支払いでは還元率が2倍〜4倍になるものもあります。
ポイントサイトで貯める
ポイントサイト経由で、Trip.comや楽天トラベルで航空券を購入することによってポイントをゲットできます。
ポイントは、現金、PayPayポイント、楽天ポイントなどの他社ポイントへの交換の他に、マイルへの交換も可能です。
例えば、ポイントサイト「モッピー」経由でTrip.comを利用すると、航空券購入で0.6%ポイント還元、楽天トラベル利用で1%が還元されます。
航空会社のサイトで購入するよりも、換算レートや手数料の差で上記チケット購入サイトで購入する場合の方が安い時もあり、よりお得になります。
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LCCのメリット・デメリット
航空券の価格だけ見ればLCCが断然お得に見えますが、私は利用を避ける場合もあります。
国内線の場合は、移動時間も短く、機内飲食が必要なかったりするのでLCCで特に問題はありません。
しかし、国際線の場合はリスクが上がります。
フライトキャンセルの頻度はレガシーよりもはるかに多く、また補償もないことが多いため、予約していたホテル代などが無駄になってしまったり、予定を諦める必要が出たりすると、LCCの方が逆に高くつくことがあります。
また、預け荷物代や補償を考えた場合、レガシーキャリア利用の方がコストパフォーマンスが良い場合もあります。
目的地や移動時間、その他のサービスなども考慮し、自分にあった航空会社を選ぶことをオススメします。
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