隆司が生まれた初めての年末。
おじいちゃんが「フグをみんなで食べに行こう!」とごちそうしてくれた。
隆司はまだ10か月で、まだ歩けない・・・・・・・・。
散々飲んで、食べて家に帰ってきた。
私はお風呂に入っていた。
出てみると・・・・・・・・・・。
和室で酔っ払ったお父さんが寝ている・・・・・・・。
そのそばで隆司が遊んでいるが
お父さんのポケットから出たのか、出したのか
煙草で遊んでいる。
口のまわりにも・・・・・・・・・・・・・
「きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
救急病院に電話をかけ、すぐ連れて行った。
先生:「じゃ、胃洗浄しますから、お父さんとお母さんは外で」
お父さん:「ここにいてはだめですか?」
先生:「お父さんがそばにいるのに助けてくれなかったって、思われないように」
と、涙目のお父さんにやさしく説明してくれた。
外で待つ。
「わぁ〜〜」「やぁだぁ〜〜」と隆司の泣き叫ぶ声。
嗚咽のお父さん
看護師さんに促され中に入る。
泣いている隆司。
先生:「やっぱり少し食べてましたね、たぶんもう大丈夫だとは思いますが24時間はみていてください」
お母さん:「はい」
先生:「念のため、明日診せてください」
お母さん:「ありがとうございました」
お父さん:隆司を抱いたまま嗚咽・・・・・・・・。
先生:「大人が口に入れているものは、食べれる物だと子供は思うんです。親の責任ですよ」
お母さん:「はい、わかりました。すみませんでした」
お父さん:隆司を抱いたまま嗚咽が続く・・・・・・・・。
家に帰り掃除をして
お父さんと隆司は同じ布団で寝ていた。
せっかくのフグの雑炊も消化されることなく、おじいちゃんにも謝罪。
おじいちゃんにサンザン絞られるお父さんとお母さん。
そんなこともあってか、今だにお父さんは食器棚の上に煙草をおく・・・・・。
既に隆司は185cm・・・・・・・・・・・・・意味なし。
皆さんも本当に本当に注意してあげてくださいね!
かわいいかわいいわが子ですから!