2014年から2023年まで「ハルタ」誌に連載され、コミックスは全14巻で完結しています。
管理人はかなり前にコミックスを3巻ぐらいまで読んで、その後はアニメの方だけを見ていました。
アニメの出来がとても良いので、アニメの放送分まで原作を読もうと考えてレンタルしてきたのですが、うっかりと9巻まで借りてしまいました。アニメ放送分だと、7-8巻ぐらいでよかったんだけど、ま、いいか。
サクサクと9巻まで読んでしまったのですが、すごいですね、初連載でこの完成度。
しかも巻を重ねるごとにどんどん上手くなっている。1-3巻ぐらいまでは「まあまあ上手い」レベルでしたが、4巻ぐらいからスイッチが入り、7.8.9巻辺りになると驚異的な上手さに愕然とします。
アニメの方が面白いというご意見もありますが、この原作のクオリティがあって、あのアニメが出来たのだと思います。
九井さんの経歴はネットで調べた限りではあまりはっきり分からないのですが、たぶんどこかの美大を出ているのではないかと思われます。
デッサンがやけにしっかりしているし、素材の描き分けが上手すぎる。人間を含めた動物や魔物のフォルムがしっかりしていて(骨格で描き分けている)、構図が時々絵画風に見えます。
地下迷宮という、描くのが超めんどくさい舞台を楽し気に描いている辺り、ただモノではない。
もともと絵が上手い人が、10年近く連載を続けると、ここまで伸びるのかという見本ですね。
あの「ハルタ」誌で10年近く連載していたというのが、本格派の証拠だと思います。
作品内容についてはまだ最後まで読んでいないので詳しく書きません。
というか、続きが猛烈に読みたいけどガマンしています。でも耐える自信がない。無理かも。
管理人的には、初期Wizardry世代なので、バッチリです。
PC版でプレイしたこともあるし、スーパーファミコン版でも死ぬほどやりこみました。
地下8階でパーティーが全滅して、救助隊を編成して死体回収をやったこともあります。
ゲームをプレイしていた時に浮かんだいろいろな疑問がこのマンガで解き明かされるのが快感です。
(あくまで九井氏の見解・設定ですが、考察が深くて感心します)
などと書いていますが、もう10巻が読みたくて辛抱がたまらん。
どうしよう。
ダンジョン飯(1) (ハルタコミックス) [ 九井 諒子 ] 価格:792円 |
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