FX スキャルピングにおける損切りとリスク管理
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■スキャルピングにおける損切りとリスク管理
前回、初心者こそFXはスキャルピングから
始めるべきという話をしましたが、
→ 前回の記事はこちら
前回の話を聞いている人は
FXにおいてスキャルピングが楽だからという
理由でそのような話をしたわけではないことは
すでに理解していると思います。
むしろ逆です。
スキャルピングの方が、
総合的に難しいと私は思います。
短期間に見せる様々な値動き、
チャートパターン、複数回トレードを
継続することによる思考力の低下。
トレードを短期間に繰り返すことによる
感情の振幅。
そんな中でも
スキャルピングの難しいところは
損切りとリスク管理。
ここで、死亡する人が多数。
だから前回の記事では
前回、初心者こそFXはスキャルピングから
始めるべきという話をしましたが、
→ 前回の記事はこちら
前回の話を聞いている人は
FXにおいてスキャルピングが楽だからという
理由でそのような話をしたわけではないことは
すでに理解していると思います。
むしろ逆です。
スキャルピングの方が、
総合的に難しいと私は思います。
短期間に見せる様々な値動き、
チャートパターン、複数回トレードを
継続することによる思考力の低下。
トレードを短期間に繰り返すことによる
感情の振幅。
そんな中でも
スキャルピングの難しいところは
損切りとリスク管理。
ここで、死亡する人が多数。
だから前回の記事では
「スキャルから始めた方がいいけど、デモトレードでね( ^ω^ )」
という話をしています。
細かい値幅を短い時間で狙うので、
通常のデイトレなどに比べて、
ロット枚数を大きく設定するのが基本だから
普段の感覚で値動きを見てるだけで
「えっ、もうこんなに含み損膨らんでるの!?」
っと焦ったことがある人も多いのではないでしょうか?
下の図を見てください。
図の上のチャートが1時間足、
赤枠で拡大した部分が、その1時間足の波を
5分足で見たときのチャートだと考えてください。
まずデイトレなんかの場合、
例えばAの位置で買いでエントリーするとして
損切りする位置はBのような位置に設定する人が
結構いるのではないでしょうか?
(それかもう一個下の谷のあたり。)
Bの位置はそれまでの短期的なレンジを
Aで抜くきっかけになった安値なので、
ここを下に抜かれたら一旦このタイミングで
上昇を期待しすぎることはやめて、ポジションをしまう。
また別の機会を伺います。
で、このAの位置を5分足のチャートで見て
スキャルピングに挑戦したとすると、Aの位置で
エントリーした時に、
BではなくCやDが損切り位置になったりする。
なぜなら、5分足のレベルでは、
例えばこのCの安値を下抜くということは
5分足レベルで目線が下に切り替わったことになるから。
目線についてはこちらの記事を読んでみてください
→ https://fanblogs.jp/fxsensei/archive/74/0
堅実な人は、Cで抜けていくわけです。
で、Dの位置というのも大事で、
それまでのレンジの高値を最終的に抜く
きっかけになった安値。
(私はこれをラスボスと名付けていますw)
レンジ高値を抜くには
それなりのエネルギーが必要なことが多いので
このDの安値というのも多くの人が意識して
ここを下抜いたら損切りしていくことが多い。
1時間足で見ているのと5分足で見ているのでは、
同じチャートでもだいぶ捉え方に差が出てきますね。
で、B・C・Dの損切り位置を比べてみると
C・Dに比べてBの方が損切り位置が遠いですよね?
もし同じポジションサイズ(ロット数)で
トレードしていたらBの方が損失幅が広い分、
当然ダメージがでかくなるわけです。
毎回の損失の大きさを
一定の範囲内に抑えるのであれば
損失幅の広さによるダメージの大きさを
ポジションサイズ(ロット数)を小さくすることで
軽減していく必要があります。
この図で言うと、例えば
Bの位置とDの位置というのはAの位置からみたら
2倍くらいの距離の差があるので
デイトレでBの位置で損切りを設定するような場合は
スキャルでDの位置で損切りを設定する時よりも
少なくとも半分の大きさのロットでトレードする
必要があるということですね。
逆に言うと、スキャルの方が損切り位置が近いので、
ロット枚数が大きくなりがちということです。
で、こうなってくると
危険なのが、あなたの目に飛び込んでくる
情報の見え方が変わってくるということ。
スキャルピングの場合、
ロット数が大きくなりがちなので
例えばいつも1ロットでデイトレをしている人が
10ロットでスキャルに挑戦したとします。
いつもだったら、5pipsレートが逆行したら
あなたの目には -500円という文字が映るのに
今回は10ロットでトレードしているので
5pips逆行しただけであなたの目には -5000円という文字が
飛び込んできます。
値動きとしては同じ5pipsの逆行なのに
なんかものすごいスピードで
レートが逆行しているように錯覚してしまうんです。
ここで、脳がかき乱される。
で多くの人が正常な判断ができなくなっていき、
CやDの位置で損切りができなくなったり
勝手に図のXのような値動きを期待して
Bの位置まで損切り位置を逃がしたりします。
もちろんBの位置も損切りの基準となる位置ですが、
それはあくまで、あなたがデイトレの
規模でトレードをした時の話で、
それはいつもの1ロットの規模での
トレードの時の損切り位置です。
スキャルピングのロット枚数の時に
そこまで損切りを耐えてしまうと、いざ
Bの位置にまでレートが落ちてきてしまった時に
ものすごい損失額になってしまいます。
その損失額をあなたが許容できない場合
プロスペクト理論が働いて、損失を確定したくなくなり
さらに4時間足で見た時の谷まで損切り位置を逃がして
しまうかもしれません。
→ プロスペクト理論についてはこちらの記事で話しています。
スキャルピングで大損する
パターンの代表的なものなので
必ず覚えておいてくださいね。
まとめると
・スキャルピングはデイトレなどに比べてロット数が大きくなりがち
・損切りのタイミングを誤ると、損失額が一気に膨らむ
・デイトレの感覚で損切りしない
ということを今回は覚えてもらえればOKです。
スキャルピングを始める前に
FXトレードの基礎から学びたい人は
こちらのFX入門講座のページでがっつり教えているの
読んでみてください。
→ https://fanblogs.jp/fxsensei/archive/9/0
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投稿者:勇者マグ|11:26|FX スキャルピング
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