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日銀の黒田総裁は参議院予算委員会で「今までの円安で日本経済にマイナスということはない」とこれまで通り円安容認の見方を示した。
現在、109.16円と円安方向に動いている。
今後の展開としては、買い材料が乏しく、レンジ相場も考えられるため、110円手前からの下落に注意しておきたい。
世界的にはドルは買われているため、長い目で見ればドル高継続だろうが、調整の間は、売りで行きたい人は109.90くらいまで待って、買いで行きたい人は108くらいまで待った方がいいだろう。
中途半端な場所から始めると確率が二分の一となり、ギャンブルのような形になってしまうため、我慢していい時を待つというのも負けない極意である。
特に売りで行く人は、損切りも設定しておこう。

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本日のドル円為替予想（2014年10月7日）
ドル円予想レンジ 108.30-109.80

昨日は下げ中心の動きを見せてくれた。
雇用統計が好調でドル高が進んだため、昨日は利益確定売りが先行した。
また、ニューヨーク時間に高値でもみ合いながら週明けしたのに、大した上げになっていなかったことを考えても、利益確定売りが目立っているといえる。
ただこれは、チャートの動きだけが要因というわけでもなさそうだ。
日本時間においては、安倍首相が答弁で急激な円安に対する懸念を示したことも、下落の背景にあるのではないだろうか。
そして今日は黒田総裁の会見がある。
もしこの会見で円高に向かう場合には、10月3日につけた安値、108.01円を試す可能性がある。
チャートからしても、1日高値と3日高値のダブルトップが形成されているようにも見える。
そうすると、次のボトムが形成されるまでは下がる可能性がある。
それまでは様子を見て、下げきるまで待っておきたい。
ある程度下がって簡単に押し目だと思うよりも、上がり始めたことを確認してからがいいだろう。
逆に切り返していく場合は、今後1日高値、110.08円を試していくことになるが、今のところ利益確定売りが優勢なため109.90近辺で押される可能性が高い。
もし、「上抜かず反落することが心配だけど、110.50まで上がったら利確してたらもったいない…」という方は、半分利確して半分様子見、という方法もある。
私としては、投資はより確実なものとしたいため、早めの利確をお勧めしたいが。。。
長い目で見ればドル高継続だろうが、その間は、売りで行きたい人は109.90くらいまで待って、買いで行きたい人は108.65くらいまで待った方がいいだろう。
中途半端な場所から始めると確率が二分の一となり、ギャンブルのような展開になってしまうため、我慢していい時を待つというのも負けない極意である。
欲を出さず、「頭と尻尾はくれてやる」くらいの気持ちで余裕を持ってトレードしていこう。

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