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2008年11月23日

IFD(イフダン)注文とは?FXの注文の種類

利食いをゆっくりと考えたいあたなにぴったりな注文方法です!!


IFD注文とは「もし自分の出した注文が約定したらあらかじめ設定したもうひとつの注文をだす」といった注文方法です。基本的な使いかたは指値注文と合わせてストップロス注文を入れるやり方が通例です。リミットオーダー(利食いオーダー)を入れることも可能ですがリスク管理の観点からIFD注文でリミットオーダーを入れることはおすすめできません。先に決めるのは必ずストップオーダーが基本となります。リミットオーダーを入れる場合はIFO注文もしくはOCO注文を利用して逆指値と指値でリミット、ストップを設定するやりかたがおすすめです。


IFD注文 case1 現在のドル円レートが100.00-01円であった場合

新規:逆指値 買い 100.20円

決済:逆指値 売り 99.85円

もし上記100.20円で買えた場合に99.85円の逆指値の売りオーダーが発注されるといった意味になります。



IFD注文 case2 現在のドル円レートが100.00-01円であった場合

新規: 指値 売り 100.48円

決済:逆指値 買い 100.58円

もし新規で100.48円で売れた場合に100.58円の逆指値の買いオーダーが発注されるといった意味になります。


いずれにしてもIFD注文の場合利食いを成り行きもしくはOCO注文を利用して決める必要があるため最初からIFO注文を利用するのがほとんどです。しかし利益は追求する必要があるため最初から利益幅を確定させて発注するといったことは逆にリスクがあるともいえます。このあたりは人それぞれの考え方によると思われますので最初はストップのみ決めて利食いはゆっくり考えたい方にはIFD注文がおすすです。

OCO(オーシーオー)注文とは?FX注文の種類

OCO注文とは、「ワン・キャンセル・ジ・アザー(One Cancel theOther)」の略で、あらかじめ2通りの注文を出しておき、一方が成立すれば、もう片方はキャンセルするという注文方法です。

基本的な利用方法としてはあらかじめ持っているポジションに対してストップオーダー(逆指値)とリミットオーダー(指値)を合わせて出すといった利用方法をします。


OCO注文 case1 ドル円100.00円のロング(買いポジション)を所持していた場合

決済:逆指値 売り 95.00円
決済: 指値 売り 105.00円

上記注文では、あらかじめ所持している100円ロングポジションに対して95円で損切り、105円で利食うといった注文となります。


OCO注文 case2 ドル円100.00円のショート(売りポジション)を所持していた場合

決済:逆指値 買い 105.00円
決済: 指値 買い 95.00円

上記注文では、あらかじめ所持している100円ショートポジションに対して105円で損切り95円で利食うといった注文となります。


上記例はかなり大きめに値幅を設定して解説しておりますがデイトレードなどでPCの前から席を離れなければならない状況の時などにも重宝する注文となります。

IFO注文とは?FX注文の種類

IFO注文とはIFD注文OCO注文を合わせた注文方法です。指値注文を出し約定したら自分で決めたストップロスオーダー(損切りオーダー)とリミットオーダー(利食いオーダー)が同時に発注される注文方法です。


IFO注文 case1 現在のドル円レートが100.00-01円であった場合

新規:逆指値 買い 100.20円

決済:逆指値 売り 100.05円
決済: 指値 売り 100.48円

もし上記100.20円で買えた場合に逆指値の100.05円のストップ注文と指値の100.48円のリミット注文が発注されるといった仕組みです。決済注文がどちらかで約定すればもう一方の注文は自動的にキャンセルとなります。


IFO注文 case2 現在のドル円レートが100.00-01円であった場合

新規:指値 売り 100.48円

決済:逆指値 買い 100.68円
決済: 指値 買い 100.05円

もし上記100.48円で売れた場合に逆指値の100.68円のストップ注文と指値の100.05円のリミット注文が発注されるといった仕組みです。決済注文がどちらかで約定すればもう一方の注文は自動的にキャンセルとなります。


IFO注文の特徴は損切りと利食いが一度に発注できる点にあります。しかし利益は追求するものですのであらかじめ決めておく必要はないかと思います。ただ確実に利益をポケットに収めたい人や丸一日相場を見れない場合などにはかなり便利な注文方法となります。
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