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2015年10月01日
NHK集金スタッフ 団体交渉拒否で不当労働行為認定
東京都労働委員会は1日、NHKが、受信料の集金などを行う地域スタッフらでつくる全日本放送受信料労働組合との団体交渉を正当な理由なく拒否したとして、今後は団交に応じるよう命じた。
都労委によると、NHK名古屋駅前営業センター(名古屋市)に所属していた労組支部幹部だった男性が2011年、当時のセンター長から労組について「あんなところ」との蔑視発言を受けたとして、労組がNHKに団体交渉を申し入れた。
NHKは同年4月の団交でセンター長の発言はなかったとし、その後は中央執行委員が出席する団交を拒否、労組支部との団交しか応じなかった。
これに対し都労委は蔑視発言があったとは認めなかったが、「団交への労組側出席者は、基本的に労組が決定する事項だ」として、NHKが団交を拒否したことについて不当労働行為と認定した。
ロシア、シリア空爆開始 米ロ衝突する恐れ
ロシアは30日、シリアで過激派組織「イスラム国」と戦うアサド政権の要請に基づき、同組織に対する空爆を開始した。
プーチン大統領は外国における軍事行動を提案し、上院が承認した。大統領は「地上部隊を投入せず、航空戦力でシリア軍を支援する」と説明した。
シリアとイラクでの同組織の勢力拡大に伴い、今年春からアサド政権は弱体化。米国は反体制派を支援しているが、シリアの混乱は続いている。ロシアの本格的な軍事介入により、欧州の難民問題につながるシリア情勢は大きな転機を迎えた。
ロイター通信によると、シリア国営テレビはロシア軍が中部のホムス、ハマ両県などの「イスラム国」拠点を空爆したと報じた。これに対して、有志連合側は「反体制派が標的だったとみられる」との見方を示した。
ロシアはアサド政権と、欧米は反体制派と協力して「イスラム国」と戦う構図。アサド政権と反体制派は4年に及ぶ内戦の敵同士で、シリアの軍事情勢は複雑化しそうだ。米ロが偶発的に衝突する恐れも懸念されている。
ロシアは、同盟関係にあるアサド政権の牙城であるシリア西部ラタキアの空港を改修し、爆撃機など28機を実戦配備。イラクの首都バグダッドには、シリア、イランなどとの「情報センター」を設置した。
米国防当局者などによると、ロシアはバグダッドの米大使館に空爆を事前通知し、米軍機のシリア領空飛行の自粛を要請した。ただ、カービー国務省報道官は「米国主導の有志連合は、イラクやシリアでの飛行を継続する」と拒否した。
2015年09月29日
「人生リセット」 入間女子大生刺殺事件初公判
埼玉県入間市で昨年10月、女子大生の佐藤静香さん(当時21)が刺殺された事件で、殺人罪などに問われた同市豊岡5丁目、無職沼田雄介被告(21)の裁判員裁判の初公判が28日、さいたま地裁(片山隆夫裁判長)で開かれた。
沼田被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。
起訴状によると、沼田被告は昨年10月15日午後10時10分ごろ、自宅近くの路上で、面識のない女子大生佐藤さんの背中や胸をコンバットナイフ(刃渡り約18センチ)で30回以上突き刺し、失血や呼吸不全で殺害したとされる。
被告人質問で、沼田被告は「人生リセットするために刑務所に行きたかった。確実に実刑判決を得るために殺人を選んだ」などと動機を説明した。
2015年09月14日
巡礼月のイスラム教メッカ「大モスク」をクレーン直撃 砂嵐が影響か? 107人死亡
サウジアラビア西部にあるイスラム教の聖地メッカで11日夕、建設用クレーンが倒れて「大モスク」を直撃した。
AP通信などによると、モスク内にいた礼拝者ら少なくとも107人が死亡、230人以上がけがをした。
クレーンはアーム部分が大モスクの天井に落下する形になり、金曜礼拝後に残っていた人々が犠牲になったとみられる。メッカは異例の大雨と強風に見舞われており、クレーンはその影響で倒れた可能性がある。
サウジアラビア西部にあるイスラム教の聖地メッカで11日夕、大型の工事用クレーンが中心部の聖モスクの建物上に倒れ、救急当局によると、巡礼者ら少なくとも107人が死亡、238人が負傷した。サウジ当局は砂嵐がクレーン倒壊の原因だとの見方を示した。
クレーンの上部がモスクの屋根を突き破り、巡礼者らを直撃したとみられる。
中東では今月7日以降、イラクやシリア、サウジなどの国境付近の砂漠から大規模な砂嵐が発生。
メッカにも被害が及び、事故当時も悪天候で強風が吹いていた。落雷があったとの情報もある。
インターネット上には、聖モスクに大きな音が響き、巡礼者らが大混乱に陥る様子を巡礼者が映したとみられる動画が投稿された。
メッカ郊外では2006年、巡礼者が「投石の儀式」を行う施設に殺到し、300人以上が折りかさなるように倒れて死亡する事故が発生。過去にも事故が起きていたため、当局は巡礼者の増加に対応するための大規模な再開発工事を進め、聖モスクの拡張工事を断続的に行っている。
イスラム世界では今月15日ごろから巡礼月に入り、今月下旬には約300万人がメッカを訪れる予定になっている。
メッカ周辺など聖域にはイスラム教徒以外は立ち入れない。
AP通信などによると、モスク内にいた礼拝者ら少なくとも107人が死亡、230人以上がけがをした。
クレーンはアーム部分が大モスクの天井に落下する形になり、金曜礼拝後に残っていた人々が犠牲になったとみられる。メッカは異例の大雨と強風に見舞われており、クレーンはその影響で倒れた可能性がある。
サウジアラビア西部にあるイスラム教の聖地メッカで11日夕、大型の工事用クレーンが中心部の聖モスクの建物上に倒れ、救急当局によると、巡礼者ら少なくとも107人が死亡、238人が負傷した。サウジ当局は砂嵐がクレーン倒壊の原因だとの見方を示した。
クレーンの上部がモスクの屋根を突き破り、巡礼者らを直撃したとみられる。
中東では今月7日以降、イラクやシリア、サウジなどの国境付近の砂漠から大規模な砂嵐が発生。
メッカにも被害が及び、事故当時も悪天候で強風が吹いていた。落雷があったとの情報もある。
インターネット上には、聖モスクに大きな音が響き、巡礼者らが大混乱に陥る様子を巡礼者が映したとみられる動画が投稿された。
メッカ郊外では2006年、巡礼者が「投石の儀式」を行う施設に殺到し、300人以上が折りかさなるように倒れて死亡する事故が発生。過去にも事故が起きていたため、当局は巡礼者の増加に対応するための大規模な再開発工事を進め、聖モスクの拡張工事を断続的に行っている。
イスラム世界では今月15日ごろから巡礼月に入り、今月下旬には約300万人がメッカを訪れる予定になっている。
メッカ周辺など聖域にはイスラム教徒以外は立ち入れない。