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花盗人

三月とはいえまだまだ寒いこの時期。
でも、先日お花屋さんの前を通ったら、ふわーっと花の香りが漂って来て
ちょっぴり嬉しくなりました。



「花」といえば・・・私にはちょっぴり苦い思い出があります。
そう、以前 玄関先に置いた鉢植えを
まるごと持ち去られてしまった事があるんです。

門柱代わりにしようと、かなり大きなイタリア製のテラコッタの鉢に、
コニファーと春の花をたくさん寄せ植えにしたもの。
れを玄関の両脇に対になるように置いていました。


ある日の朝、ふと見ると 何と鉢が片方だけ、
ポツンと寂しそうに残っているではありませんか!

我が家は人通りもほとんどない路地の片隅に立っていて、
ここまで一般の人が入って来るのはかなり勇気が要ります。
まして、鉢は女性一人ではとても運べない重さ。
一体誰が、どうやって持ち去ったというんでしょう?


複数でやって来た?持ち去るためにわざわざ車で乗り付けて?
色々考えてはちょっぴり悲しくなりました。
花盗人は罪にならない、なんて話は「狂言」の演目の中だけの事。
これは明らかに計画的な窃盗です。


鉢の値段が高かったため、金額にして一万円程でしょうか。
ただ、私にとっては金額の問題ではなく、
あまりに切ない気持ちでいっぱいになりました。


持ち去った人は一体、他人の家から持って来た花を眺めて、
嬉しいんだろうか・・・。
残された片方の鉢も、妙にアンバランスな格好で
佇んでいるように思えてしまいました。



結局、片方は玄関先から庭の奥へと移動させられてしまい、
とうとう門柱の役はお払い箱に。
その後、私はもう鉢植えを作らなくなり、
花は庭に植えるばかりになってしまいました。
(しかも最近は忙しさのあまり、
ガーデニング自体をしなくなってしまったのですが^^;)



うーん、あのテラコッタの鉢植えは、
それでも誰かの目を楽しませてあげられたんだろうか。
せめて、花々がきれいに咲いていてくれたからこそ、
それを見た人が心を動かされ 持ち去ってしまったのだと信じたいです。


futta0983m.jpg

※画像はこの記事とは直接関係ありません。

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