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2019年07月21日
Aミケランジェロ広場付近からの眺め〜ジュゼッペ・ポッジの傾斜路【フィレンツェ観光】
今日はミケランジェロ広場付近からの眺め 2回目です。
前回の@ミケランジェロ広場付近からの眺め はこちらからどうぞ!
さて、前回紹介したサンニッコロの門(塔)はジュゼッペ・ポッジ広場
(ピアッツァ ジュゼッペ ポッジ Piazza Giuseppe Poggi )という広場にあります。
その広場の名になっている人物のジュゼッペ・ポッジは19世紀に主にトスカーナで活躍した
建築家・エンジニアで、近代にフィレンツェの都市整備に大きく貢献した人物です。
主な功績はミケランジェロ広場、そしてフィレンツェがイタリアの首都になった1865年に
街に興った都市拡張計画の際には、当時フィレンツェを囲んでいた城壁を取り壊して
それまで街に無かった大きな環状道路を作ったことなどがとりあげられます。
余談ですが、フィレンツェが一時イタリアの都市だったのを皆さんはご存知ですか?
とはいえ、イタリアの首都になった時期は1865-1871年というたったの6年で、
その後首都はローマに移ってしまいました。
ジュゼッペ ポッジ 肖像
Giuseppe Poggi (1811-1901年)
*画像はWIKI Giuseppe Poggi (伊語)から拝借しました。
さて、前置きが長くなりましたが本日の話題は、そんな彼が作ったミケラ
ンジェロ広場からすぐ近くにある彼の名を頂いたジュゼッペ・ポッジ広場、
その両方をつなぐ
レ・ランぺ・デル・ジュゼッペ・ポッジ Le Rampe del Giuseppe Poggiと呼ばれる
水が流れる傾斜路についてです。
ミケランジェロ広場は高台にあり、そこから下方へ坂道をおりると
サンニッコロの門があるジュゼッペ・ポッジ広場にたどり着くのですが
いわゆる”噴水とか流れる滝のような数種類の水の流れる雰囲気の良い傾斜路”
が丘の上から下にかけて数段あります。
これらの傾斜路のも19世紀後半にポッジ氏より実現されたものなのです。
あれから1世紀以上の年月が過ぎ、近年では噴水などのランぺの一部のみが
動いていた位だったと記憶していたのですが( *個人の意見です m(__)m)
少し前からCRF(Cassa di risparmio Firenze)という銀行の資金援助と
フィレンツェ市監修の元225日間をかけてレ・ランぺ・デル・ポッジの修復
工事が行われ、一世紀前の姿を再び再現する事に成功し2019年6月1日
には修復を終え盛大なお祝いイベントが開催されました。
Le rampe del Giuseppe Poggi (1872-1876)
ジュゼッペ ポッジの傾斜路 中段部分(修復前)
画像はレ・ランぺの一部、水の部分に緑の藻があり水が動いていない修復以前の様子です。
レ・ランぺの歴史や修復、イベントについてはスポンサーとなったこちらのCRFのサイトで
貴重な画像や動画で その「歴史」「修復の様子」
「修復完成のお祝いイベントの模様」などが
分かりやすく紹介されています。是非ご覧ください!
(左上に英語の選択肢あり)
私自身もまだ修復後は見ていないので近いうちに傾斜路に訪れ、
出来ればサンニッコロの塔にも登ってみようかと思います。
さて、ミケランジェロ広場付近については今回で終わりになりますが
いかがでしたか?
フィレンツェの観光スポットはキリがないほど色々とありますね。
それではまた!
フィレンツェの天翔船より
前回の@ミケランジェロ広場付近からの眺め はこちらからどうぞ!
さて、前回紹介したサンニッコロの門(塔)はジュゼッペ・ポッジ広場
(ピアッツァ ジュゼッペ ポッジ Piazza Giuseppe Poggi )という広場にあります。
その広場の名になっている人物のジュゼッペ・ポッジは19世紀に主にトスカーナで活躍した
建築家・エンジニアで、近代にフィレンツェの都市整備に大きく貢献した人物です。
主な功績はミケランジェロ広場、そしてフィレンツェがイタリアの首都になった1865年に
街に興った都市拡張計画の際には、当時フィレンツェを囲んでいた城壁を取り壊して
それまで街に無かった大きな環状道路を作ったことなどがとりあげられます。
余談ですが、フィレンツェが一時イタリアの都市だったのを皆さんはご存知ですか?
とはいえ、イタリアの首都になった時期は1865-1871年というたったの6年で、
その後首都はローマに移ってしまいました。
ジュゼッペ ポッジ 肖像
Giuseppe Poggi (1811-1901年)
*画像はWIKI Giuseppe Poggi (伊語)から拝借しました。
さて、前置きが長くなりましたが本日の話題は、そんな彼が作ったミケラ
ンジェロ広場からすぐ近くにある彼の名を頂いたジュゼッペ・ポッジ広場、
その両方をつなぐ
レ・ランぺ・デル・ジュゼッペ・ポッジ Le Rampe del Giuseppe Poggiと呼ばれる
水が流れる傾斜路についてです。
ミケランジェロ広場は高台にあり、そこから下方へ坂道をおりると
サンニッコロの門があるジュゼッペ・ポッジ広場にたどり着くのですが
いわゆる”噴水とか流れる滝のような数種類の水の流れる雰囲気の良い傾斜路”
が丘の上から下にかけて数段あります。
これらの傾斜路のも19世紀後半にポッジ氏より実現されたものなのです。
あれから1世紀以上の年月が過ぎ、近年では噴水などのランぺの一部のみが
動いていた位だったと記憶していたのですが( *個人の意見です m(__)m)
少し前からCRF(Cassa di risparmio Firenze)という銀行の資金援助と
フィレンツェ市監修の元225日間をかけてレ・ランぺ・デル・ポッジの修復
工事が行われ、一世紀前の姿を再び再現する事に成功し2019年6月1日
には修復を終え盛大なお祝いイベントが開催されました。
Le rampe del Giuseppe Poggi (1872-1876)
ジュゼッペ ポッジの傾斜路 中段部分(修復前)
画像はレ・ランぺの一部、水の部分に緑の藻があり水が動いていない修復以前の様子です。
レ・ランぺの歴史や修復、イベントについてはスポンサーとなったこちらのCRFのサイトで
貴重な画像や動画で その「歴史」「修復の様子」
「修復完成のお祝いイベントの模様」などが
分かりやすく紹介されています。是非ご覧ください!
(左上に英語の選択肢あり)
私自身もまだ修復後は見ていないので近いうちに傾斜路に訪れ、
出来ればサンニッコロの塔にも登ってみようかと思います。
さて、ミケランジェロ広場付近については今回で終わりになりますが
いかがでしたか?
フィレンツェの観光スポットはキリがないほど色々とありますね。
それではまた!
フィレンツェの天翔船より
2019年07月12日
@ミケランジェロ広場付近からの眺め【フィレンツェ観光】
みなさん、こんにちは!今日も前回に引き続き、観光ネタになりますので、
どうかお付き合いください。(^_-)-☆
さて、フィレンツェの有名な観光場所の一つでミケランジェロ広場という
大きな広場があります。ミケランジェロ広場にはミケランジェロの作った
ダヴィデ像のレプリカ
(*本物はフィレンツェのアカデミア美術館に展示されていて、迫力と力強さがありレプリカとは全く違う雰囲気があります。是非皆様にもアカデミア美術館のも見ていただきたいです。)
その他にもフィレンツェを高台から一望できる場所が3方向に広がってあり、
大変眺めの良い観光スポットとして外国人やイタリア各地からのツーリストを
はじめ地元の恋人・若者・家族連れ等が訪れる人気スポットとなっています。
本日は主にそのミケランジェロ広場付近を中心とした高台から眺める事の
できるフィレンツェの街並風景をご紹介させていただきます。
まず最初はこちら。
右: アルノ川にかかるポンテ・ベッキオ
左: 昔、市を囲んでいた城壁跡
おなじみのアルノ川にかかるポンテ・ベッキオ(ヴェッキオ橋)がみえます。
ポンテベッキオにはベッキオ宮殿から直接ウフィッツィ美術館を通り橋の上
にかかるバザーリ(ヴァザーリ)の回廊が見えます。
回廊はそのさらに先のピッティ宮殿までつながる長い回廊で
メディチ家のコジモ一世(Cosimo I de' Medici 1519−1574年)が
ジョルジオ・ヴァザーリ(Giorgio Vasari 1511−1574年)に命じ
作らせました。
サンタクローチェ教会
2番目はアルノ川をはさんで見えるのがサンタクローチェ教会を見渡せる景色。
教会内にはフィレンツェが誇る数々の芸術作品の他、
ミケランジェロ、ガリレオ・ガリレイや詩人のダンテ、マキャベッリ等、
他にもフィレンツェにゆかりある歴史に残る人々、偉人らの墓、
またはモニュメントがありそこには多くの観光客が訪れます。
サンニッコロ門
最後はその昔フィレンツェを囲んでいた城壁の一部だったサンニッコロの門
方面、画像の奥の方は中心街から少し外れた住宅街へと変わっていきます。
中央にみえる建物は Torre di san Niccolo トッレ・ディ・サン・ニッコロ、
直訳で サンニッコロの塔になりますが、
上記に書いてあるように街を囲んでいた昔の城壁の一部で、
フィレンツェ市に入るための門の一つでした。
ちなみにサン・ニッコロ門以外にも今でもフィレンツェには
城壁跡の門がそこかしこに残っております。
Torre di san Niccolo
ミケランジェロ広場からやや急なくねくねとした坂道を降りていくと
サンニッコロの門にたどり着きます。
中世の塔でまるで当たり前のように立っていると、なんとなく見くびって
いましたが改めて見ると大変すっきりしていてかっこいい塔だということ
に気が付きました。
脇側から見たサン・ニコッロの門
わきの外側に作られた階段が印象的で、傍にある植木の花が丁度咲き誇り
やさしく優雅な雰囲気も少しだけあります。
これは全くの余談になりますが、この垣根のおかげで人目を避ける事が
出来るのか実はこの階段下にある窪みの垣根の裏には人が寝ている様でした。
(*一番上の画像から段ボールらしきものと人影の様な物が少し見えます。)
高台から見おろすサンニッコロの塔
それではまた!Aへ続きます。
フィレンツェの天翔船より
どうかお付き合いください。(^_-)-☆
さて、フィレンツェの有名な観光場所の一つでミケランジェロ広場という
大きな広場があります。ミケランジェロ広場にはミケランジェロの作った
ダヴィデ像のレプリカ
(*本物はフィレンツェのアカデミア美術館に展示されていて、迫力と力強さがありレプリカとは全く違う雰囲気があります。是非皆様にもアカデミア美術館のも見ていただきたいです。)
その他にもフィレンツェを高台から一望できる場所が3方向に広がってあり、
大変眺めの良い観光スポットとして外国人やイタリア各地からのツーリストを
はじめ地元の恋人・若者・家族連れ等が訪れる人気スポットとなっています。
本日は主にそのミケランジェロ広場付近を中心とした高台から眺める事の
できるフィレンツェの街並風景をご紹介させていただきます。
まず最初はこちら。
右: アルノ川にかかるポンテ・ベッキオ
左: 昔、市を囲んでいた城壁跡
おなじみのアルノ川にかかるポンテ・ベッキオ(ヴェッキオ橋)がみえます。
ポンテベッキオにはベッキオ宮殿から直接ウフィッツィ美術館を通り橋の上
にかかるバザーリ(ヴァザーリ)の回廊が見えます。
回廊はそのさらに先のピッティ宮殿までつながる長い回廊で
メディチ家のコジモ一世(Cosimo I de' Medici 1519−1574年)が
ジョルジオ・ヴァザーリ(Giorgio Vasari 1511−1574年)に命じ
作らせました。
サンタクローチェ教会
2番目はアルノ川をはさんで見えるのがサンタクローチェ教会を見渡せる景色。
教会内にはフィレンツェが誇る数々の芸術作品の他、
ミケランジェロ、ガリレオ・ガリレイや詩人のダンテ、マキャベッリ等、
他にもフィレンツェにゆかりある歴史に残る人々、偉人らの墓、
またはモニュメントがありそこには多くの観光客が訪れます。
サンニッコロ門
最後はその昔フィレンツェを囲んでいた城壁の一部だったサンニッコロの門
方面、画像の奥の方は中心街から少し外れた住宅街へと変わっていきます。
中央にみえる建物は Torre di san Niccolo トッレ・ディ・サン・ニッコロ、
直訳で サンニッコロの塔になりますが、
上記に書いてあるように街を囲んでいた昔の城壁の一部で、
フィレンツェ市に入るための門の一つでした。
ちなみにサン・ニッコロ門以外にも今でもフィレンツェには
城壁跡の門がそこかしこに残っております。
Torre di san Niccolo
ミケランジェロ広場からやや急なくねくねとした坂道を降りていくと
サンニッコロの門にたどり着きます。
中世の塔でまるで当たり前のように立っていると、なんとなく見くびって
いましたが改めて見ると大変すっきりしていてかっこいい塔だということ
に気が付きました。
脇側から見たサン・ニコッロの門
わきの外側に作られた階段が印象的で、傍にある植木の花が丁度咲き誇り
やさしく優雅な雰囲気も少しだけあります。
これは全くの余談になりますが、この垣根のおかげで人目を避ける事が
出来るのか実はこの階段下にある窪みの垣根の裏には人が寝ている様でした。
(*一番上の画像から段ボールらしきものと人影の様な物が少し見えます。)
高台から見おろすサンニッコロの塔
それではまた!Aへ続きます。
フィレンツェの天翔船より
2019年07月08日
フィレンツェの藤の花 【バルディーニ庭園−GiardinoBardini】
大変ご無沙汰しておりましたが、皆様はお変わりありませんか?
フィレンツェは暑い日が続いていて厳しいですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
さて今日は、フィレンツェが誇るバルディーニ庭園 (ジャルディーノ バルディーニ)の
藤の花をご紹介します。
*バルディーニ庭園の藤の花は5月頃が見ごろ、リアルタイムではありません。 m(_ _)m
藤の花から垣間見えるフィレンツェのドゥオーモ
まずは藤の花から垣間見えるフィレンツェのドゥオーモの風景から。
写真を見てお分かりになるようにそう、ここバルディーニ庭園は
高台にある為、フィレンツェの町全体の景色を眺める事が出来るのです。
庭園の出入り口は、高いところからと低いところに複数あり
それぞれの好みや必要により選ばれると良いかもしれません。
咲き誇る藤の花
私は低い位置にある場所から入ったので、下から上に向かって
ゼイゼイ言いながら藤の花が咲き乱れる斜面までたどり着き、
藤紫のアーチをくぐりながら藤の花を愛で香りを楽しみ、
庭園の高台にある景色を眺めた後は
近くの椅子に座って休憩できる庭園内のカフェで一息つきました。
庭園内のカフェはセルフサービスの割には若干料金はお高めですが
景色がとても良く、そこで椅子に座って休憩できるのはその価値ありです。
ちなみに藤の花が満開の時期はフィレンツェ人をはじめ、他外国人観光客も多く訪れます。
ここ何年も前から、見事な藤の花が咲く庭園の様子を
ブログやSNS等の色んな所で沢山の人から紹介されているせいか
イタリア国内や外国でも知名度がかなり上がってきているようです。
もしフィレンツェに藤の花が咲くころにご旅行される予定のある方は
是非こちらの庭園に立ち寄ってみるのはいかがでしょうか。(^^)/
庭園から見たドゥオーモ
バルディーニ庭園についてのインフォ(*参考までにご覧ください)
バルディーニ庭園 Giardino Bardini
出入口はCota san Giorgio 2, Via dei Bardi 1rosso, 他複数あり
開園時間は8時15分から閉園は季節により16時半から19時半と変化あり
詳しくはこちらのHPからご確認ください。
庭園内にはバルディーニ邸があり、邸内には小さな美術館もあります。
また、バルディーニ庭園を出て少し行ったところにはフィレンツェ市立の
ムゼオ・ステファノ・バルディーニというまた別の博物館(美術館)があります。
それではまた!
フィレンツェの天翔船より
フィレンツェは暑い日が続いていて厳しいですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
さて今日は、フィレンツェが誇るバルディーニ庭園 (ジャルディーノ バルディーニ)の
藤の花をご紹介します。
*バルディーニ庭園の藤の花は5月頃が見ごろ、リアルタイムではありません。 m(_ _)m
藤の花から垣間見えるフィレンツェのドゥオーモ
まずは藤の花から垣間見えるフィレンツェのドゥオーモの風景から。
写真を見てお分かりになるようにそう、ここバルディーニ庭園は
高台にある為、フィレンツェの町全体の景色を眺める事が出来るのです。
庭園の出入り口は、高いところからと低いところに複数あり
それぞれの好みや必要により選ばれると良いかもしれません。
咲き誇る藤の花
私は低い位置にある場所から入ったので、下から上に向かって
ゼイゼイ言いながら藤の花が咲き乱れる斜面までたどり着き、
藤紫のアーチをくぐりながら藤の花を愛で香りを楽しみ、
庭園の高台にある景色を眺めた後は
近くの椅子に座って休憩できる庭園内のカフェで一息つきました。
庭園内のカフェはセルフサービスの割には若干料金はお高めですが
景色がとても良く、そこで椅子に座って休憩できるのはその価値ありです。
ちなみに藤の花が満開の時期はフィレンツェ人をはじめ、他外国人観光客も多く訪れます。
ここ何年も前から、見事な藤の花が咲く庭園の様子を
ブログやSNS等の色んな所で沢山の人から紹介されているせいか
イタリア国内や外国でも知名度がかなり上がってきているようです。
もしフィレンツェに藤の花が咲くころにご旅行される予定のある方は
是非こちらの庭園に立ち寄ってみるのはいかがでしょうか。(^^)/
庭園から見たドゥオーモ
バルディーニ庭園についてのインフォ(*参考までにご覧ください)
バルディーニ庭園 Giardino Bardini
出入口はCota san Giorgio 2, Via dei Bardi 1rosso, 他複数あり
開園時間は8時15分から閉園は季節により16時半から19時半と変化あり
詳しくはこちらのHPからご確認ください。
庭園内にはバルディーニ邸があり、邸内には小さな美術館もあります。
また、バルディーニ庭園を出て少し行ったところにはフィレンツェ市立の
ムゼオ・ステファノ・バルディーニというまた別の博物館(美術館)があります。
それではまた!
フィレンツェの天翔船より