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2012-13　ロシア・プレミアリーグ　第8節
CSKAモスクワ × アラニア・ウラジカフカス
スコア：2-0
2012年9月16日　アレナ・ヒムキ　観客数：10,500


本田圭佑が勝利に導く2ゴール

本田圭佑の2得点はいずれもアーメド・ムサのアシストでした。

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CSKAモスクワのスタメン(4-2-3-1)　●L to R

GK： イゴール・アキンフェエフ
4： キリル・ナバブキン　ヴァシリ・ベレズツキー　セルゲイ・イグナシェヴィッチ　マリオ・フェルナンデス
2： アレクサンドルス・カウナ　ラスムス・エルム
3： 本田圭佑　アラン・ジャゴエフ　ゾラン・トシッチ
1： アーメド・ムサ
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SUB： セルゲイ・チェプチュゴフ(GK)
ポントゥス・ヴェアンブローム　マルク・ゴンサレス　パヴェル・ママエフ　ホルヘ・マルティネス
アレクセイ・ベレズツキー　ゲオルギ・シュチェンニコフ　ラヴィル・ネトフリン
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監督： レオニード・スルツキー

アラニア・ウラジカフカスのスタメン(4-4-2)　●L to R

GK： ドミトリー・コミフ
4： ザウルベク・プリエフ　シメオン・ブルガル　アザト・バイリェフ　ウラジミール・ホジン
4： サンジャール・トゥルスノフ　タラス・ツァリカエフ　フジネイ　デイヴィダス・シェンベラス
2： ダニーロ・ネコ　タマス・プリスキン
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SUB： ヴィタリ・グジエフ(GK)
ロランド・ギゴラエフ　ジエゴ・マウリシオ　アスラン・ドゥジエワ
カルドーソ　ヨアン・メーラ　ミハイル・バカエフ
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監督： ヴァレリー・ガザエフ



ホームのCSKAは4連勝中と好調。アウェイのアラニアは2部からの昇格シーズンです。
かつては1部に長く在籍していたアラニアは1995年にリーグ優勝を果たし、90年代のロシアでは最強だったスパルタク・モスクワのリーグ4連覇を阻止したこともあるクラブです。
CSKAとアラニアは過去に32回対戦していて、CSKAが19勝、アラニアが9勝、4引き分けという記録を残しています。




■CSKAモスクワは[CSK]。アラニアは[ALA]で表記します。

アラニアのキックオフで試合開始です。



5分[ALA]： 右サイドのウラジミール・ホジンのアーリークロスを、ほぼゴール正面でダニーロ・ネコが相手DFと競り合いながら足を伸ばすもボールを捉えきれず。ボールはゴールラインを割りましたが、CSKAとしてはかなり危険なシーンでした。



14分[CSK]： 自陣後方からのロングボールに右サイドバックのマリオ・フェルナンデスが反応し、サイドを突破してクロス。ここは相手DFにクリアされました。
シュートまでには結び付きませんが、右サイドでフェルナンデスの攻め上がりが目立ちます。

15分[CSK]： いったん自陣に下がってボールを受けた本田が、中盤のアレクサンドルス・カウナへパス。前線で裏へ抜ける動きを見せるムサへカウナから鋭いスルーパスが入り、ムサがシュートを放ちますが、GKコミフがファインセーブ。

21分[ALA]： ゴールまで約30mの位置からザウルベク・プリエフがミドルシュートを放ちましたがGKアキンフェエフがセーブ。GKの手前でバウンドする無回転ボールでしたが、無難に処理しました。

27分[CSK]： ペナルティアーク手前で本田からパスを受けたムサが、素早い反転で前を向いてドリブルからシュート。しかし相手DFの足に当たりました。

31分[CSK]： ゴール前でのパス回しから最後はラスムス・エルムがミドルシュート。これは枠を外れました。CSKAは攻撃が中央に偏り過ぎているように見えます。

32分[CSK]： 左サイドでジャゴエフからパスを受けたムサがサイドを突破し、ゴール前へ折り返すも相手DFにクリアされます。
そのクリアボールを拾った本田が、ペナルティエリア右角付近で相手DFをフェイントでかわしてシュート。これはGKコミフのファインセーブで事なきを得ました。

37分[CSK]： 左SBのキリル・ナバブキンからパスを受けた本田が、ペナルティエリア内で右を駆け上がるトシッチへパス。
トシッチはさらに自分を追い越すフェルナンデスへボールをつなぐと、ゴールラインぎりぎりの深い場所からフェルナンデスがゴール前に折り返しますが、GKコミフがキャッチしました。
シュートには至りませんでしたが、流れるような良い攻撃でした。

40分[ALA]： 左サイドを単独で突破したダニーロ・ネコが中央に切れ込んでシュート。

41分[ALA]： 今度はタマス・プリスキンが単独で突破してシュート。これは枠を外しました。

前半終了。CSKAはボール支配率は高いものの、その割には効果的な攻めが少ない印象でした。



両チーム選手交代はありません。

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■本田が待望の先制点！
49分[CSK]： CSKAが先制です。自陣深くの場所からジャゴエフがセンターサークル内の本田へロングパスを通します。本田はそのまま右サイドを駆け上がると、中央へ切れ込みペナルティエリア内のムサへパス。
ムサはいったんキープすると、ペナルティアーク内へポジションを移動したフリーの本田へパス。すると本田は左足を振り抜いて冷静にゴール右隅へ叩き込みました。
本田のパス＆ムーブと、エゴを殺して状況を正確に判断したムサのアシストが生んだゴールでした。


54分[ALA]： 選手交代。フジネイOUT。ロランド・ギゴラエフIN。

57分[ALA]： 入ったばかりのギゴラエフが左サイドを突破し、ダニーロ・ネコを使ってパス&ゴーからクロス。しかし相手DFがクリア。

60分[CSK]： アラニアのGKコミフのキックミスしたボールをトシッチが拾い、ムサとのワンツーからシュート。しかし枠を外れます。

65分[ALA]： 選手交代。サンジャール・トゥルスノフOUT。ジエゴ・マウリシオIN。

69分[CSK]： 選手交代。ゾラン・トシッチOUT。マルク・ゴンサレスIN。

70分[CSK]： センターサークル内の本田から左サイドを駆け上がるムサへパスが通り、ムサはゴール前に折り返しましたが、誰にも合わず相手DFがクリアしました。

71分[CSK]： 続けて本田の好プレー。ペナルティエリア左角付近でボールキープから、追い越して行くカウニャへスルーパス。カウニャはゴールエリア付近からシュートを打ちましたが相手DFがクリア。

72分[CSK]： コーナーキック。ヴァシリ・ベレズツキーのヘディングシュートはクロスバーに当たり、リバウンドをラスムス・エルムが至近距離からボレーシュート。枠は捉えていましたが、ゴールライン手前でカバーに入った相手DFにクリアされます。

74分[CSK]： ジャゴエフのスルーパスに反応したムサが強烈なシュート。しかし枠を外れました。

75分[CSK]： 選手交代。マルク・ゴンサレスOUT。パヴェル・ママエフIN。69分に交代で入ったばかりのゴンサレスは、相手選手との接触プレーで負傷のため交代です。

76分[ALA]： ジエゴ・マウリシオが単独で突破してシュート。枠を大きく外れましたが、フラメンゴからやって来た21歳のブラジル人アタッカーは、じつにパワフルなドリブルを見せました。

79分[CSK]： 選手交代。アレクサンドルス・カウナOUT。ポントゥス・ヴェアンブロームIN。

81分[CSK]： ママエフが左サイドを突破してゴール前に折り返し。それをゴール正面にポジションを取っていたムサが相手DFの逆をついたトラップでかわしてシュート。しかしブロックされました。

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■勝負を決めた2点目
85分[CSK]： CSKAに追加点です。ムサが左サイドから仕掛けてゴール前に折り返すと、ファーサイドでフリーだった本田がダイレクトで合わせました。ムサ、本田ともハーフウェイライン付近から長い距離を走って決めたゴールでした。


86分[CSK]： 本田からパスを受けたママエフが左サイドのムサへパス。ムサが先ほどの得点と同じようにサイドから仕掛けて折り返すと、並走してきたママエフがダイレクトでシュート。しかしこれは枠を外れました。

88分[CSK]： コーナーキックからポントゥス・ヴェアンブロームのヘディングシュートはクロスバーを直撃。そのリバウンドをヴァシリ・ベレズツキーが左足で叩き込みましたが、その前に相手を倒してファウルを取られ、ノーゴールの判定でした。

90分[ALA]： デイヴィダス・シェンベラスが、この日2枚目のイエローカードで退場処分となりました。

93分[試合終了]： 後半になってギアを上げたCSKAが本田圭佑の2発で快勝、そしてチームを5連勝に導いた試合でした。
代表ウィーク明けということもあって前半のCSKAは動きが悪かったのですが、後半は打って変わってチャンスを量産。とくに攻守に貢献した本田圭佑は、日本人という贔屓目なしにこの試合でいちばん出来が良かった選手だったと思います。


49分：　本田圭佑(CSKAモスクワ)
85分：　本田圭佑(CSKAモスクワ)

■本日のゴールシーンです。
1点目：

2点目：